堀埜一成 (ほりのいっせい)サイゼリヤ前社長
1957年、富山県生まれ。京都大学農学部、京都大学大学院農学研究科修了。81年味の素に入社。87年ブラジル工場へ出向、超ハイパーインフレを経験。2000年、サイゼリヤ正垣泰彦より生産技術者として口説かれ、株式会社サイゼリヤに入社。同年、取締役就任。09年、同社代表取締役社長に就任、食堂業と農業の産業化を自らのミッションとし、13年の在任期間で急速成長後の基盤づくり、成熟期の技術開発など独自の感性で会社の進化をけん引する。難しすぎて解けない「間違い探し」の発案者であることでも知られる。21年のコロナ禍での決算発表会で、政府に対し「ふざけんなよ」と発言したことでも話題を呼んだ。22年、退任。著書に『サイゼリヤ元社長がおすすめする「図々しさ」リミティングビリーフ 自分の限界を破壊する』『サイゼリア元社長が教える2億人の経営術』がある。
〔株式会社サイゼリヤ〕
イタリアンカジュアルレストラン「サイゼリヤ」など、チェーンレストラン事業を開発・運営。「高品質と低価格の両立を実現し、フードサービス業変革への挑戦」を続ける。1973年、「サイゼリヤ」の経営を開始。2000年、東証一部に指定(現・東証プライム)。売上1,442億円、経常利益107億円、自己資本比率63.5%(2022年8月期連結)。