是枝裕和 (これえだひろかず)

1962年東京都生まれ。87年早大第一文学部卒業後、テレビマンユニオンに参加。主にドキュメンタリー番組を演出。2014年に独立し制作者集団「文福」を立上げる。1995年「幻の光」で映画監督デビュー。第52回ヴェネツィア国際映画祭で金のオゼッラ賞を受賞。2004年、監督４作目の「誰も知らない」がカンヌ国際映画祭にて映画祭史上最年少の最優秀男優賞（柳楽優弥）を受賞。08年には、自身の実体験を反映させたホームドラマ「歩いても歩いても」を発表、ブルーリボン賞監督賞ほか国内外で高い評価を得る。13年に「そして父になる」で第66回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞ほか、国内外で多数受賞。15年に「海街diary」がカンヌ国際映画祭コンティション部門に正式出品され、日本アカデミー賞最優秀作品賞、監督賞、撮影照明賞の4冠に輝いた。18年に「万引き家族』が第71回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞、第91回アカデミー賞外国語映画賞にノミネート、第44回セザール賞外国映画賞受賞、第42回日本アカデミー賞最優秀賞最多8部門受賞するなど国内外の映画賞を多数受賞。

【聞き手】
Foebes JAPAN 執行役員 WEB編集長　谷本有香氏