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シチズン時計社長

梅原 誠 (うめはらまこと)

長年培った「時計づくりのDNA」を磨いて他分野に進出。“匠の技”が支持され業績V字回復した日本の名門企業。腕時計のトップメーカとして知られる同社だが、いまや「時計事業」による売上は34%弱で、主力は総売上の約半分を占める「情報・電子機器事業」である。さらに「産業用機械事業」を加えた3つが、同社を支える三本柱である。
3つの事業に共通するキーワードは、いずれも「小型・薄型・軽量・小エネルギー消費」を実現する技術。かつては「時計大国」といわれながら、90年代以降、中国製の低価格品やスイス製高級ブランドの攻勢に苦戦が続いていた日本。その悪循環を断つべく投入したのが10万年に1秒の誤差精度を持つ「電波時計」である。時計大国復活への起爆剤として送り出したこの戦略商品の好調な売れ行きぶりは、国内での生産を続けても十分に国際競争に勝ち得る「モノづくりモデル」を証明。シチズンが仕掛ける今後の経営戦略とは何か…。

梅原氏は1939年岩手県東和町生まれ。東北大学工学部卒後、シチズン時計入社。精密事業部設計室に配属され、時計の全工程に関係する工作機械・組立機・測定機器などの設計・製作に従事。販売部門、企画部門を経て、89年シチズン・マシナリー・ヨーロッパGmbH(現:シチズン・マシナリー&ボーライGmbH)社長、94年シチズン時計取締役に就任。98年常務、02年6月社長に就任。

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