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第95回 手軽にいい音。新しいオーディオのカタチ

第95回 手軽にいい音。新しいオーディオのカタチ


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■サウンドバーが人気!
不況と言われるオーディオ業界ですが、伸びているジャンルがあります。サウンドバーと呼ばれる、主にテレビの前に設置する、比較的小型な棒形状のオーディオシステムです。
薄型化とともに弱体化したテレビの音声を補うのが主な用途で、手軽に映画や音楽の迫力を増してくれます。
往年のオーディオファンから考えれば簡易的なシステムと言えますが、手軽さを求める一般家庭に受け入れられています。
 
 
 
■サウンドバーで大人気のヤマハ「YAS-109」
 
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サウンドバーは各社から発売されていますが、ここ数年、売れ筋ナンバーワンを維持して好調なのが「ヤマハ」。最廉価シリーズは価格が3万円弱と手頃な上に機能も音質も充実し、消費者の心をがっちりと掴んだようです。
そのヤマハの最新売れ筋モデルが「YAS-109」。従前モデルの音質をさらに高めた上に、サウンドバーとしては世界で初めてAmazon Alexaに対応し、音声操作も可能に。
リモコンも付属していますが、声で「音量を上げて」「音量を下げて」といった基本的な操作が可能です。また、WiFiにも対応しているので、インターネット接続や音楽配信サービスの設定を行っておくと、「演歌を再生して」や「ポップスを再生して」、と声を掛けるだけで、対応する音楽を再生してくれるなど、小さなお子さんから高齢者まで使いこなせるのもポイントです。
サウンドバーがスマートスピーカーの代わりになり、音質も良いのでリビングのオーディオシステムとしても兼用できると考えれば、非常に合理的です。
新しいオーディオのカタチといって良いでしょう。
 
 
■さいごに
かつては世界で名を馳せた日本のオーディオメーカーですが、今ではほとんどが廃業、あるいはブランドが海外企業に譲渡されるなど、不調なのは周知の事実です。
近年は高価で重厚長大なオーディオシステムが好まれず、またスマートフォンの台頭などによって時間の使い方やライフスタイルそのものも大きく変化したのは事実ですが、「YAS-109」のようにユーザーの心を掴めば、カタチは変わったとしても、オーディオ機器への需要はまだまだありそうでs。
また、「YAS-109」が低価格にもかかわらず、WiFi対応、Amazon Alexaやストリーミング音楽再生機能が利用できるのは、スマートフォンで鍛えられた半導体技術のお陰でもあります。既成概念にとらわれず、柔軟な発想こそがメーカーの生き残りを左右しそうです。
 
 
【紹介した製品】
メーカー: ヤマハ
製品名: YAS-109

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経営コラムニスト紹介

ディーエーシージャパン 鴻池賢三氏

鴻池 賢三氏  ディー・エー・シー・ジャパン

株式会社オンキヨーにてAV機器の商品企画職、米国シリコンバレーのデジタルAV機器用ICを手がけるベンチャー企業を経て独立。 現在、WEB・テレビ・雑誌等のメディアを通じて、AV機器の評論家/製品アドバイザーとして活躍中。その他、「ディー・エー・シー ジャパン」を設立し、AV機器関連企業の商品企画コンサルティングや、日本唯一のTHX/ISF認定ホームシアターデザイナーとして、商業施設から個人のホームシアターまで、AVの視点から空間の提案やアドバイスなども手がける。 2009年より、日本オーディオ協会「デジタルホームシアター普及委員会」委員、映像環境WG主査。 2010年より、ビジュアルグランプリ審査員(主催: 音元出版)

【主な著作】
オールアバウト「ホームシアター」
http://allabout.co.jp/gm/gt/53/
イミダス「オーディオ・ビジュアル」2007年~(集英社imidas) 「AV REVIEW」(音元出版) (鴻池賢三のハンズオン映像調整講座~画質が100倍良くなる映像調整術ほか)

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