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第46回 「見える化」で賢く節電

第46回 「見える化」で賢く節電

そろそろ夏本番。暑い日中は、エアコンや冷蔵庫がフル稼働し、今年も電力の供給不足が心配です。光熱費節約の観点からも、節電を心がけたいものです。

さて、節電と言っても、何かを我慢して作業効率が低下しては元も子もありません。快適さを損なわず、賢く節電したいものです。
その、効果的な節電の第一歩は、何と言っても「消費電力の見える化」でしょう。大きな無駄を見つけて対策を行い、確実に成果を上げたいものです。
そこでお薦めしたいのが、手軽に消費電力をグラフで「見える化」できる、ラトックシステム株式会社の製品「REX-eco」(型名: REX-BTWATTCH1)です。
今回は、「REX-eco」のご紹介と、節電のコツをご紹介します。
 
■家庭用として最高峰の消費電力計「REX-eco」
「REX-eco」は家庭用で、価格も8,400円(税別)とお手軽です。
消費電力計はいくつかの製品が発売されていますが、殆どの製品は、本体に瞬間の値が表示されるだけと簡易的です。
これに対し「REX-eco」はスマホ、タブレット、PCと連携し、消費電力を1秒毎に測定して1時間単位、1日単位、1ヶ月単位などとグラフ化することができます。これなら、ある期間中の総消費電力量も確認できますし、また、どの時間帯あるいは期間に消費電力が多いのかも分析できるので、節電対策を考える上で大変参考になります。
さらに、安価な消費電力計の多くが、最小測定単位が1Wであるのに対し、「REX-eco」は0.01W単位と精密です。実際は電源の変動や測定誤差もあり、そこまで厳密な測定はできないと思いますが、最新デジタル機器の待機電力もある程度見当が付く点で優れています。
 

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写真: 左がREX-eco。REX-ecoをコンセントに接続し、測定したい機器をREX-ecoに接続するだけと簡単。右は専用アプリをインストールしたタブレット画面に測定値をグラフで示している様子。
 
「REX-eco」の使用例
一例として、実際に筆者事務所の冷蔵庫を測定し、データを採取してみました。容量は265Lと比較的小型で、オフィスなら10人程度、家庭なら2~3人家族にピッタリのサイズです。2010年製で省エネ性能も標準的な製品です。
グラフを見ると、消費電力と時間による変化が一目瞭然です。冷却するためのコンプレッサーが働いてない期間は1W~12W程度と軽微です。一方、コンプレッサーが働いている期間は、最大約80Wで、まる1日の総消費電力量は約1kWであることが分かりました。
こうして連続的に長期間測定できるのが「REX-eco」の特徴で、得られたデータを分析すれば対策アイデアも浮かんできます。
 
 
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: リアルタイム表示。消費電力を1秒単位でグラフ化。

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図: CO2排出量(換算)も表示可能。図は1時間単位の測定で1日の推移が分かるグラフ。
 
 
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図: まる1日の累積グラフ。電気代に換算した表示も可能で、約25円と分かる。
 
 
■「見える化」から見える節電アイデア
「REX-eco」でデータが得られたら、対策に活かしましょう。
当たり前の話ですが、今回一例として測定した冷蔵庫の場合、コンプレッサーが働いている期間に大きな電力を消費していることから、節電の方向としては、稼働時間を減らすのがポイントです。具体的な方策としては、庫内の冷気が逃げないよう、ドアを開ける時間を短くするのが第一でしょう。複数の従業員が共有するオフィスの冷蔵庫なら、各自の棚や場所を決めておくだけで、探す時間、つまりドアを開けている時間を短縮できるはずです。
ほか、冷蔵庫が発生する熱を逃すのも重要なポイントで、冷蔵庫の周囲に放熱のためのスペースを10cm程度設けたり、直射日光が当たらないようにするのも一案です。
効果の程は?皆さんが、「REX-eco」で確認してみてください!
 
■オフィスでの節電
コンセントに接続するタイプの電化製品なら何でも「REX-eco」で計測できます。節電対象とすかどうかは別として、できるだけ多くの電化製品を測定し、把握しておくのは有意義でしょう。
例えば、消費電力や待機時の消費電力が多い製品は、使わない時間帯にこまめに電源をオフにしたいものです。
会議で全員が離席しているのに、パソコンとモニターがつけっぱなし・・・や、朝に使ったコーヒーメーカーの保温が一日中オン・・・も、少し気を付ければ、長い目でみると大きな節電につながります。
その他、オフィスでありがちな無駄は、小型冷蔵庫の複数設置。従業員が増えてより大容量が必要なら、小型冷蔵庫を買い足さずに、大型への買い替えも検討してみましょう。500Lクラスの大型冷蔵庫は省エネ性能が高く、製品を選べば小型冷蔵庫よりも消費電力が低い可能性も充分にあるからです。冷蔵庫の消費電力は、ドアの裏側に貼られているシールで、「年間消費電力量」で比較することができます。
 
 
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写真: 冷蔵庫の扉(内側)に貼られたシールの一例。265Lが内容量で、370kWh/年が年間消費電力量。1kWhあたり25円で換算すると、年間の電気代は9,250円。
最新の省エネ性能が進んだ冷蔵庫は、500Lクラスで200kWh/年。大型冷蔵庫の方が省エネ性能が高く、消費電力が少ない!
 
 
■最近の家電と節電
節電テクニックとして定番と言える「コンセントを抜く」は、今や非常識と言えます。
最近の電化製品は、待機時の消費電力が少なく、コンセントを抜いても節電効果は微々たるものです。年間数十円相当の電力削減のために、コンセントを抜いたり挿したりするのは合理的と言えません。もし疑うなら、「REX-eco」で計ってみるとはっきりします。
また、最近のテレビは、電源オフ後に番組表の更新や、夜中にソフトウェアのアップデートなどもあるので、コンセントは抜かない方が良いのです。
快適さを損なわない賢い節電を達成するにも、「見える化」で正しい判断を!
 
 
【ご紹介製品の情報】
製品名/型番: REX-eco/ REX-BTWATTCH1
メーカー: ラトックシステム株式会社
 
鴻池賢三

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経営コラムニスト紹介

ディーエーシージャパン 鴻池賢三氏

鴻池 賢三氏  ディー・エー・シー・ジャパン

株式会社オンキヨーにてAV機器の商品企画職、米国シリコンバレーのデジタルAV機器用ICを手がけるベンチャー企業を経て独立。 現在、WEB・テレビ・雑誌等のメディアを通じて、AV機器の評論家/製品アドバイザーとして活躍中。その他、「ディー・エー・シー ジャパン」を設立し、AV機器関連企業の商品企画コンサルティングや、日本唯一のTHX/ISF認定ホームシアターデザイナーとして、商業施設から個人のホームシアターまで、AVの視点から空間の提案やアドバイスなども手がける。 2009年より、日本オーディオ協会「デジタルホームシアター普及委員会」委員、映像環境WG主査。 2010年より、ビジュアルグランプリ審査員(主催: 音元出版)

【主な著作】
オールアバウト「ホームシアター」
http://allabout.co.jp/gm/gt/53/
イミダス「オーディオ・ビジュアル」2007年~(集英社imidas) 「AV REVIEW」(音元出版) (鴻池賢三のハンズオン映像調整講座~画質が100倍良くなる映像調整術ほか)

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