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第99回 中国出張はAliPayでより快適に!

第99回 中国出張はAliPayでより快適に!


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【写真】深センの街並み

中国ではスマホのバーコード/QRコードを用いたキャッシュレス支払いが隅々まで浸透。本コラムでも昨年、「第82回 中国出張にWeChat Pay」で、利用方法や使用感をご紹介しました。
WeChat Payがあれば外貨両替および小銭のやり取りが不要など確かに便利でしたが、正式には中国の銀行で口座を持っていないとチャージができず、外国人にはハードルが高いものでした。また、つい最近、外国人のアカウントは凍結されてしまい、残高があっても支払いができなくなるなど、実質利用不可能に。ルール変更が多いのも確かで、リスクの高さから万人にお勧めできなるものではありませんでした。
そんな中、11月下旬に朗報が。WeChat Payと併せて2大スマホ決済サービスと言えるAliPayが、外国人向けの新機能「Tour Pass」を運用開始。そう日本からの出張者も、手軽にキャッシュレス支払いができるようになったのです。
今回は、ちょうど良いタイミングで深セン出張があったので、現地で実際に試してみました。
日本人にも便利なのでしょうか?!
 
 
■AliPayとTour Passの関係
AliPayはWeChat Payと同様、ほぼ全てのシーンで利用が可能です。商店はもちろん、露店やストリートパフォーマーなど、ありとあらゆるところで使えるので、通用度は現金と同等と言ってよいでしょう。もはや、「財布よりスマホ」の状態です。
AliPayが新しく採り入れた「Tour Pass」は、文字通り旅行者用の機能で、日本を含む海外のメジャーなクレジットカードで上海銀行のプリペイドカード(電子)を購入し、それがAliPayの残高になる格好です。そう、中国に銀行口座を持たずして、正規にAliPayが利用可能になるのです。なお、このサービスの利用は、2020年2月以降、手数料が必要になるとのことです。この原稿執筆時点では手数料が不要で、また、残高は2020年2月3日に自動で返金(支払ったクレジットカードに)されるとのことで、筆者にとって心理的ハードルも低いものでした。
 
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AliPayアプリの中のTour Pass画面。登録したクレジットカードから100元、500元、1000元がワンタッチでチャージできるほか、任意の金額も指定可能。(画面表示や説明は英語)

■実際に街中でAliPayを利用
さっそくコンビニへ。店舗の入り口には、しっかりと、「支付宝/AliPay」と「微信支付/WeChat Pay」のサインが。レジでは、日本のように「●●ペイで」と申告する必要はありません。買い物客が現金で支払う様子は一度も見たことが無いくらいスマホコード決済が浸透し、レジ側もその積りで待ち構えているからです。
客はスマホを操作して支払い画面を表示する必要があり、ここは日本のICカード決済よりも面倒ですが、申告せずに済むことを考えると、全体として手間は同等と言えるでしょう。
 
 
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【写真】コンビニでの支払い風景。
入口に「支付宝/AliPay」と「微信支付/WeChat Pay」のサイン。
 
ほか、スマホで呼べるタクシー「DiDi」もAliPayが利用可能。そもそもDiDiは、スマホで地図を見ながら乗車場所と降車場所を指定でき、料金の目安も表示されるので、現地に不慣れかつ中国語の話せない外国人にも安心で便利。DiDiの操作画面は原則中国語表記ですが、中国国内では英語表記に切り替えができるので、ハードルもそれほど高くありません。余談ですが、深センでの運賃は1時間程度乗車しても約100元(1,600円)と日本に比べると非常に割安で、ビジネスパーソンなら利用しない手はありません。滞在中は、AliPayとDiDiで、完全キャッシュレスかつ快適に過ごすことができました。
因みに深センの地下鉄は数十円、1時間程度の超距離でも150円程度とこちらも非常に割安で、もちろんAliPay支払い可能です。
 
 
■さいごに
以前利用した筆者のWeChat Payは残高が280元(約4,000円)あるにも関わらず、現地でも利用不可と、凍結されていることを確認しました。
こうしたリスクはAliPayにも絶対に無いとはいえず、必要最小の金額をこまめにチャージするのが安心に思いました。
もう外貨両替はもちろん、海外で慣れないコインの判別も不要と快適なキャッシュレス決済。皆さまも中国へお出かけの際は、是非「AliPay」のご準備を!
 

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経営コラムニスト紹介

ディーエーシージャパン 鴻池賢三氏

鴻池 賢三氏  ディー・エー・シー・ジャパン

株式会社オンキヨーにてAV機器の商品企画職、米国シリコンバレーのデジタルAV機器用ICを手がけるベンチャー企業を経て独立。 現在、WEB・テレビ・雑誌等のメディアを通じて、AV機器の評論家/製品アドバイザーとして活躍中。その他、「ディー・エー・シー ジャパン」を設立し、AV機器関連企業の商品企画コンサルティングや、日本唯一のTHX/ISF認定ホームシアターデザイナーとして、商業施設から個人のホームシアターまで、AVの視点から空間の提案やアドバイスなども手がける。 2009年より、日本オーディオ協会「デジタルホームシアター普及委員会」委員、映像環境WG主査。 2010年より、ビジュアルグランプリ審査員(主催: 音元出版)

【主な著作】
オールアバウト「ホームシアター」
http://allabout.co.jp/gm/gt/53/
イミダス「オーディオ・ビジュアル」2007年~(集英社imidas) 「AV REVIEW」(音元出版) (鴻池賢三のハンズオン映像調整講座~画質が100倍良くなる映像調整術ほか)

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