【夏季・全国経営者セミナー】事業家・若手起業家…32講師登壇、経営者700名が集う3日間 

日本経営合理化協会の関連サイト
デキル社員に育てる! 社員教育の決め手 | 日本経営合理化協会BOOK&CD・DVD

文字の大きさ

日本経営合理化協会 BOOK&CD・DVD
お電話でのご注文も承っております:03-3293-0041

第115回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方36 言葉遣い

第115回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方36 言葉遣い

「仕事のすすめ方
◆仕事を円滑にすすめる「コミュニケーションのスキル」◆

 

 前回は、「パソコンの注意点」についてお話しました。今回は「言葉遣い」についてお話します。二年ほど前から研修のご依頼内容の一つに言葉遣いが入っていることが多いのですが、言葉遣いは社格の印象を左右するとも言われています。ビジネスパーソンとして正しく丁寧な言葉遣いをすることは、大事なコミュニケーションスキルです。
 最近研修の現場で特に気になる言葉は、「~になります」です。人間関係を円滑にしようとする意識が優先するのか、「~です」と断言せずに語尾を頻繁に「~になります」と表現しています。
 かつて「よろしかったでしょうか」が日本中に蔓延していると感じましたが(現場で耳にすることが大分少なくなりました)、今は「~になります」がとってかわったという印象です。
 例えば研修で「説明の仕方」の例として「アボカドについて説明して下さい」とどなたかを指すと、「まず、アボカドは握りこぶし位の大きさになります。色は~」とワンセンテンス目から「~なります」が登場してしまいます。「~なります」は「成る」・「為る」が語源ですから、【物事が新しい形体をとった状態で現れることや、前の状態から新しい状態にかわることを指す】ので、使い方として正しくありません。また休憩時間にお手洗いの場所を伺うと、「お手洗いは奥の右側になります」と教えてくださいました。「大きさになります」も「右側になります」も【~~~】の説明にはない使い方です。正解はそれぞれ「大きさです」、「右側です」です。
 ビジネスシーンで考えると、
➀時候の挨拶のとき
「昨日の寒さに比べ、今日は温かくなりましたね」
②経歴や実績を説明するとき
「私、営業経験は今年で5年になります」、「こちらの資料が、この一年の実績になります」
③数字の変化(普及率や使用率)
「こちらが前年の普及率のグラフになります」、「6ヶ月使用した結果が、こちらの月ごとの数字になります」
など。
例文のように、成長や時間の変化を絡めて使うことで「~になります」の誤用をさけることができます。
 次に流行言葉の一つの「本当ですか」があります。使う人は疑う気持ちなど全くなく相槌として気軽に使う「本当ですか」ですが、うっかりビジネスシーンで使ってせっかくの商談が成立目前で流れてしまうこともあり得ます。また、クレーム応対でお客様のお話を真剣にきいているとき、相槌で「本当ですか」を使ってしまったらアウトです。お客様は伝えていることを疑っている!とさらに気分を害してしまいます。言葉遣いは一日でマスターというわけにはいきませんので、日ごろから注意が必要です。使う言葉に、選ぶ言葉に敏感でなくてはなりません。
 最後に研修の休憩時間に聞こえてきた「むずい」です。若者言葉の一つでしょうが、私は大変耳障りと感じました。前後関係から「むずかしい」の省略と理解しましたが、言葉は音声とも深く関係しています。打ち合わせのときなどにうっかり「このプランでは・・・採算はむずいですね」と言ってしまうかも知れません。無頓着に使っているとプライべートと仕事の使い分けができなくなってしまいます。自分が発した言葉の響きにも日々気をつけてください。
 
 

 

バックナンバー

2018.05.18
第117回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方38 今のお客様の顧客ロイヤルティを上げる
2018.04.20
第116回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方37 生産性を上げるコミュニケーション
2018.03.16
第115回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方36 言葉遣い
2018.02.16
第114回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方35 パソコンの注意点
2018.01.12
第113回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方34 社内のものの取り扱いのルール
  1. ≫記事一覧

経営コラムニスト紹介

電話応対コラム 松尾友子 氏

松尾友子(まつおともこ)氏

お客様に好かれてはじめてお取引が始まる。そのためにはお客様とのコミュニケーションを社員一人ひとりが意識することが重要だと主唱する社員教育インストラクター。
好感をもたれる「ビジネスマナー」、的確な「電話応対」、当たり前ができる「仕事の基本」など、きめ細やかな指導で、新人からベテラン社員まで多くの受講生を指導。社員ひとりひとりと向き合い、仕事の基本を徹底、定着させる指導は定評。
現在は、企業診断電話コンクール審査員講師としても活躍する。主な指導先に西武百貨店、JR東日本、パナソニック電工、医療法人徳真会など多数。

主な著書に「明るくて好かれる社員になる法」「1日5分!自分の磨き方」「大人のエレガントマナー」など多数。
《好 評》【通信講座】ビジネスコミュニケーションスキル講座
松尾友子氏が仕事の基本ビジネス・コミュニケーションスキルを体系化。コミュニケーションの基本をはじめ、話の聞き方、伝え方を通信教育形式で習得いただけます。
電話応対コラム 浦野啓子

浦野啓子(うらのけいこ)氏

東芝商事で現場実務を経たのち、対話総合センターに入所。多くの企業、団体の電話応対実務を指導する。その後、産能大学東京事業部講師を経て、電話応対コンサルタントして独立。
なぜ、会社にとって電話応対が大事なのかを常に念頭におき、適切な応対法と電話応対時のマナーの徹底で、「お客様の満足と感謝のこころ」を高める指導法には全国の社長から信頼が厚い。
主な指導先にバイエル薬品、ヤマハ、ブリジストン、日赤病院、共同テレビジョン、
ジャパンエナジー、富士フィルム、キッコーマン、JR東日本、弁護士事務所をはじめ大手から中小企業まで200 社を超える。
著「電話の応答が3 時間でマスターできる」「クレーム処理が上手い人下手な人」
「ことば上手は仕事上手」「営業電話の応答が3時間でマスターできる」。
社員研修ビデオ・ DVD「あたり前の仕事をキチンとできる職場のルールDVD・ビデオ」、電話応対教育ビデオ「ビジネス電話マナーDVD・ビデオ」他多数。

コミュニケーションインストラクター浦野氏・松尾氏の経営コラムに関するお問い合わせ