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第80回  探す時間を無くす!落とし物を無くす!

第80回  探す時間を無くす!落とし物を無くす!

 
車や家の鍵、財布やスマホなど、身の回りの品が見つからず、時間を浪費してしまった経験は誰にでもあるでしょう。中高年になると、その傾向はさらに高くなるかもしれません。
無駄な「探す」時間を最新の技術で少しでも短くきないか。紛失物を探し出せないか。そうした考えから生まれ、注目を集めているのが、「トラッカー」などと呼ばれる電子タグです。
今回は、具体的に「tile」(タイル)という製品を取り上げ、“できること”をご紹介します。
忘れ物が多い方必見です。
 
 
■見つける、置き忘れ防止、紛失物の追跡
 
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1. 見つける
スマホと「tile」がBluetooth通信できる最大約30m以内にあるとき、スマホからの操作で「tile」の音を鳴らしたり、逆に、「tile」からスマホを鳴らすことができます。
普段から持ち物を見失う方は、「tile」を添付しておくと見つけ易くなります。逆に、スマホを探すのにも有効です。
 
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2. 置き忘れ・落とし物の位置を特定
外出先で、傘、財布、カバンなどを置き忘れが心配な方も多いことでしょう。
「tile」を持ち物に添付しておくと、ご自身(スマホを身に付けている前提)と最後に電波が届かない距離まで離れた時間と場所を記録。紛失に気が付いた際、おおよその紛失場所が分かり、見つけられる可能性が高くなります。
 
 
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3.紛失物の追跡
「tile」自体は簡素な作りで、位置を特定するためのGPS機能や通信機能がありませんが、「みんなで探す」機能が利用できます。
これは、同じ「tile」ユーザーのスマホを利用し、自分の「tile」の電波をキャッチした他ユーザーのスマホが、その位置を知らせてくれるというアイデア。逆に、他ユーザーが紛失した「tile」を、自身のスマホが見つけて位置情報を知らせる可能性もあります。みんなでお互いに協力して“探す”という考え方です。
人口密度が低い地域ではユーザーも少なく発見できる確率も低くなり、都心部向けの仕組みと言えますが、「tile」自体を小型軽量かつ低価格にできる点で、アイデアと言えます。
 
 
 
■実際に使ってみました
 
1.見つける
同室内でスマホと「tile」の距離が10m程度以内なら、スマホから「tile」も、「tile」からスマホも、アラームを頼りに簡単に見つけることができました。
スマホを探す場合、アプリを起動していなかったり、スマホ自体がサイレントモードになっていても、アラームを鳴らすことができ、実用性は充分です。
広いお宅やオフィスで数十m以上離れてしまうようなシチュエーションでも、移動して探査すれば、見つけることが可能でしょう。
 
 
2.置き忘れ・落とし物の位置を特定
スマホと「tile」の距離が通信できなくなると、その場所と時間を記録します。電波の到達距離は、見通しの利く屋外なら最大約30mとかなりの距離なので、無意識の「落とし物」はそれなりに苦労するかもしれません。一方、「置き忘れ」のように心当たりがあれば、場所がヒントになって重宝するはずです。もちろん、紛失物がその場所に止まっていることが前提ですが…
 
 
3.紛失物の追跡
大阪市内のターミナル駅付近で実験してみました。約1時間の滞在で、他ユーザーを通じた発見報告はゼロ。「みんなで探す」というアイデアは素晴らしいですが、実用性にはあまり期待しない方が良いでしょう。
将来的にユーザーが増えれば、発見の確率は高くなると期待できますが、現状では未だ不十分に感じます。
 
 
さいごに
「tile」では、日本人が一生のうち、落とし物を探すのに費やす時間は、自社調べで平均146日に相当すると訴えています。
個人差は大きそうですが、忘れ物が多い方なら、「tile」でいくらか時間を節約できるでしょう。そう考えると、無くしやすい鍵などを素早く見つけられるだけでも、投資対効果は充分かもしれません。
「tile」の電池寿命は約1年と長いのも実用性を高めているポイントで、これは低消費電力な通信規格「Bluetooth LE」(Low Energy)によるもの。最新技術を活用すれば、時間の有効活用もできるようになるという訳です。

 
【製品紹介】
発売元: ソフトバンク
製品名: tile
価格: 3,650円(ソフトバンクセレクションオンラインショップ/税込)

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経営コラムニスト紹介

ディーエーシージャパン 鴻池賢三氏

鴻池 賢三氏  ディー・エー・シー・ジャパン

株式会社オンキヨーにてAV機器の商品企画職、米国シリコンバレーのデジタルAV機器用ICを手がけるベンチャー企業を経て独立。 現在、WEB・テレビ・雑誌等のメディアを通じて、AV機器の評論家/製品アドバイザーとして活躍中。その他、「ディー・エー・シー ジャパン」を設立し、AV機器関連企業の商品企画コンサルティングや、日本唯一のTHX/ISF認定ホームシアターデザイナーとして、商業施設から個人のホームシアターまで、AVの視点から空間の提案やアドバイスなども手がける。 2009年より、日本オーディオ協会「デジタルホームシアター普及委員会」委員、映像環境WG主査。 2010年より、ビジュアルグランプリ審査員(主催: 音元出版)

【主な著作】
オールアバウト「ホームシアター」
http://allabout.co.jp/gm/gt/53/
イミダス「オーディオ・ビジュアル」2007年~(集英社imidas) 「AV REVIEW」(音元出版) (鴻池賢三のハンズオン映像調整講座~画質が100倍良くなる映像調整術ほか)

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