日本経営合理化協会の関連サイト
継続経営 百話百行 | 日本経営合理化協会BOOK&CD・DVD

文字の大きさ

日本経営合理化協会 BOOK&CD・DVD
お電話でのご注文も承っております:03-3293-0041

第39回 「オーストラリアでは、 世界一、最低賃金が高く、労働時間が短いとどうなるかが見える!」

第39回 「オーストラリアでは、 世界一、最低賃金が高く、労働時間が短いとどうなるかが見える!」

先日真夏のオーストラリアに行ってきました。
これからの日本がどうなるかを知るために、経営者はオーストラリアを見に行くべきだと、今回も経営者と供に見て回りました。
 
なぜ見るとよいか?
 
それは、世界一、最低賃金が高く、労働時間が短いからです。
日本も、この方向に向かおうとしています。この方向に向かうと、どうなるかがオーストラリアで垣間見れるのです。
 
オーストラリアは、
 
英国・エコノミスト誌の調査部門「エコノミスト・インテルジェンス・ユニット(EIU)」が発表した
「世界で最も住みやすい都市ランキング2016」
調査は安全性、医療、文化・環境、教育、インフラの5項目で評価される
 
その中に
ベスト10の中にオーストラリアの都市が
3つも入ってます。
 
 
第1位のオーストラリアのメルボルンは、6年連続で1位に選ばれ、100点満点中97.5点を獲得したのです。
第5位のアデレード、第7位のパース
の3都市が、ベスト10入りです。
 
 
それだけ住みよい国がオーストラリア。
第1位のメルボルンは
町並みも綺麗で、季候もよくて確かに住みやすそうです。
 
(写真:メルボルンの町並みの風景)
 
keizoku39no1.jpg
 
keizoku39no2.jpg
 
 
  
 
 
そして、
街中を走っているトラム(路面電車)は
中心街では、運賃無料です。
 
(写真:町中を走る、トラム)
 
keizoku39no3.jpg
 
 
(写真:無料の表示)
 
keizoku39no4.jpg
 
 
 
 
 
よい町の条件は移動のしやすさがあるので
その点でも住みよいのだと思います。
 
もう一方の都市、シドニーは
オーストラリア最大の都市。
でも、首都でなく、首都はキャンベラです。
 
シドニーの人口は都市圏人口で、460万人。
平均所得が 58,433豪ドル(約526万円)
500mlの水が、スーパーで3ドル位(270円)なので、物価は高いです。
 
最低賃金は、世界一高く17豪ドル(約1500円)ですが
 
2016年7月1日から、2.4%引き上げ
時給17.7豪ドル(約1522円)
 
となっています。
 
 
 
すると、どうなるか?
経営者の立場なら分かるように
自動化できる物は自動化します。
 
だから、
スーパーのレジは、ほとんどが無人レジ。
(写真:無人レジ)
 
keizoku39no5.jpg
 
 
 
 
 
空港のチェックインも無人が多いです。
 
そして、
空港の入国審査も、無人に変わっていました。
「2016年6月20日から日本人渡航者へのオーストラリアのSmartGate(スマートゲート)開始」
 
 
keizoku39no6.jpg
 
 
 
入国審査の前に
数多くのスマートゲートという、自動でパスポートを読み取り
画面で3つの質問に答えると
チケットが出てきて、それを入れると、ゲートで写真を撮られ
ゲートが開いて、入国。
 
質問もすべて日本語で
何の不便も、ストレスもなく、5分で終了。
 
人がいなくても済む方法。
 
これが、本当に発展している国です。
 
つまり、
最低賃金が日本の2倍であるオーストラリア。
 
このくらい賃金が高くなると、自動化しなければならなくなり
それを考えておかないと、いけない時代を、去年よりもますます感じました。
 
日本でも、自動化や無人化というのが始まってきています。
飲食最大手のすかいらーくグループは
レジを無人にすることを始めたようです。
 
人を掛けるところ、人を掛けないところ。
しっかりと考えるときになりました。
 
 
オーストラリアは、外国人に対しても面白く
ワーキングホリデーでのビザ取得が30歳まで可能で
 
さらに面白いのが
 
もう1年延長でき
延長の条件が
 
3ヶ月間の指定された仕事に指定された地域で従事して
その証明書(Form1263)を持っていることが必須条件です。
 
 
指定された仕事は
いわゆる、3Kの仕事。
果物、野菜などの収穫など農業
漁業や真珠貝に関連する仕事
伐採、植樹、樹木の搬送などに従事する仕事
石炭、油田、ガス、鉱物などの鉱業に従事する仕事
建物の建造などに従事する仕事
 
となっています。
 
オーストラリア人がなかなか従事しなくなった仕事で
人手が欲しい人を
ココで補っているとも言われています。
面白い国です。
 
最低賃金も高く、安全で、住みやすい。
その反面、物価は高いです。
 
労働者にはものすごく住みやすく
経営者は、人件費が大変。
 
その乖離が広がり
起業家になる意欲は減っていくのかもしれないと
思ったのでした。

 

バックナンバー

2017.06.09
第41回 「ユナイテッド航空 お客様を引きずり下ろし、時価総額1000億円マイナス」
2017.03.03
第40回 「寄付つきビジネスが盛ん!?」
2017.02.10
第39回 「オーストラリアでは、 世界一、最低賃金が高く、労働時間が短いとどうなるかが見える!」
2016.12.23
第38回 「これからは2極化ではなく、2分化。価値観を変換しないと潰れてしまう?」
2016.11.11
第37回「中小企業だからこそ、目を向けると良い2つのこと!?」
  1. ≫記事一覧

経営コラムニスト紹介

ビジネスミート代表 野田宜成氏

継続経営コンサルタント/ビジネスミート代表 野田宜成氏

事業を永続させるには、社長が我社の守るべきもの、変えていくべきのものを明確にし、手を打ち続けることが重要と主唱する継続経営コンサルタント。

神奈川大学卒業後、日産車体に入社。エンジニアとしてプロジェクトの第一線で継続した品質向上、生産効率の改善に従事。その後、大手経営コンサルタント会社に転身し、不易流行を元とし、改善と継続を経営指導に 導入。メーカー、サービス、物販店、通販会社などの売上向上の指導で辣腕を奮う。

独立後も継続経営をテーマに経営指導を実践。今までに7000人以上の経営者と会い、500社以上の企業を指導。短期的な視点だけの数字にとらわれず、常に売上を向上させ、事業を継続させる仕組みを指導する。また、成熟した日本市場を背景に、経営者のアンテナ代わりとなり、中国、シンガポール、タイ、ミャンマーなどアジア新興地域、英国、米国などの先進国にも積極的に足を運び オーナー経営に役立つ経営情報を取集。豊富な実務経験とその行動力から生まれる新しい視点は全国の社長から定評を博す。愛知県出身、1966年生まれ。

【野田宜成氏の講演CD・DVDシリーズ】
朝礼や面談、会議…名言の教えをスピーチで活かす
●社員を鼓舞する“1話2分”180話のスピーチ集

《予約受付中》「リーダーの名言講話集」CD

 今のアセアン市場をどのように押さえ、活用していくべきか
●「アジアビジネス最前線 成功の鉄則」DVDシリーズ 好評発売中!

【第1弾】「アジアビジネス最前線 成功の鉄則シリーズDVD ミャンマー篇」
【第2弾】「アジアビジネス最前線 成功の鉄則シリーズDVD タ イ篇」
【第3弾】「アジアビジネス最前線 成功の鉄則シリーズDVD シンガポール篇」
《好評既刊》野田宜成の「継続の法則CD」
「飛躍するASEANに未来を見るCD・MP3」

ビジネスミート代表野田宜成氏の経営コラムに関するお問い合わせ