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第21回「経済は縮小傾向が続きそうだ」

第21回「経済は縮小傾向が続きそうだ」

日本政府の思惑とは別に、2期連続して、マイナス成長になった日本。


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(出典:2014(平成26)年7~9月期四半期別GDP速報)

この先はどうなっていくのでしょうか?

当たり前の話しかも知れませんが、これから、圧倒的に良くなると言うことはなさそうです。ではどうすると良いのか?そのヒントが、先日訪問した、タイと京都にありました。タイをはじめ、東南アジアは、現在成長期です。

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(図:経済成長率推移)

 

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(図:Asean10カ国GDP推移)

 

そして、日本は、成長期は終え、転換点も過ぎ、衰退期(安定期)に移り済んでいます。
その中でもとりわけ、長い年月続いている京都は、安定期の街と言えるのではないでしょうか?その2つを短期間に比較することにより、見えてきたものがありました。企業や、市場を見る場合「ライフサイクル」のどこにあるかで、打つ手が違うというのはご存じの方も多いと思います。

 

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(図:ライフサイクル)

 

転換点の前半、導入期・成長期の場合は、その市場、業界、はたまた、国が伸びているので、必要なのは伸びにタイしての供給量です。タイも国の成長とともに、ドンドン自動車の保有量が増え、所得増加とともに、欲しい物もでてくるので、ショッピングモールなど小売りも伸びます。日本も、1970年~1990年ころがこの時期に当たります。

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(図:タイの自動車販売、生産推移、JETRO HPより)

 

この時期に必要なのは、「供給量」が、大切なので、在庫や商品アイテム数、種類が豊富というのがキーワードになります。

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(タイの街中の風景)

MBKというショッピングモールでは、とにかく在庫が豊富に、これでもかというほど商品がボリューム感満載で陳列してあります。

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(MBKの店内風景)
 

高級ショッピングモールも面白いです。

サイアムパラゴンというショッピングモールでは

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とにかく品揃え豊富に、車まで販売してます。それも、超高級車です。

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(マセラッティ)

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(ロールスロイス)

とにかく、量です。
 

その量を展開する場合は

3つあります。

1)  低価格から高価格までそろえる、価格幅の量

2)  同じ種類の物を在庫量豊富、在庫の量

3)  色やサイズ、ちょっとした違いの、アイテムの量

この3つのどれかを提供できるかどうかが、成長期の企業では必要です。日本でも、業種によっては成長期のビジネスがあります。介護や葬儀などのビジネスがこれに当たるかもしれません。最近はやり出しているポップコーンなどもこの時期に当てはまります。

そして、この成長期の中でも、これが、次に出てくるだろうなと、思ったのが、成熟期に移ったときに必要になる、キーワードで、「質」を高める、「絞る」ビジネスです。

成長期を越え成熟期に移行すると、ほとんどの人が行き渡り、買い替え需要に移っていきます。すると、買う側のキーワードは、「今よりより良いものを」になると思います。なので、どこよりも専門的、どこよりも一番のものしか、印象に残りません。

転換点を越えたあたりから、一番があるかないかで、収益率がグンと変わってしまいます。タイでも、成熟期に移りつつあるところでは、「専門」または、「一番」により成長しているところもあります。例えば、会計専門の人材紹介会社は急成長しているようです。

オーガニックココナッツに絞った飲食メーカーは、現在急成長しているそうです。

 

そして、日本経営合理化協会さんの園部様にコーディネートしていただいた、京都視察では数多くの老舗企業を見、お話を聞き、「絞る」ということが永続する一つの方法だというのを実感しました。
絞るには、1番を作り、専門家になるということのようです。

業種、客層(タイプ、年齢、収入)、地域で絞ると、自ずと、何々で、一番となります。例えば、美容室をしているのであれば、6歳以下専門の美容室となると、その絞られたなかで、専門性が発揮でき、一番になりやすいということです。

一番になると、印象に残ってもらえるのです。

当分の間、景気がすごく良くなることは、なさそうです。
そんな時には一番と専門性の高さのところが残ります。もし、景気が良くなっても、一番と専門性のところは大丈夫です。来年に向けて、何の専門性を上げて、何で一番になるのか、検討すると良いと思います。参考になると嬉しいです。

 

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経営コラムニスト紹介

ビジネスミート代表 野田宜成氏

継続経営コンサルタント/ビジネスミート代表 野田宜成氏

事業を永続させるには、社長が我社の守るべきもの、変えていくべきのものを明確にし、手を打ち続けることが重要と主唱する継続経営コンサルタント。

神奈川大学卒業後、日産車体に入社。エンジニアとしてプロジェクトの第一線で継続した品質向上、生産効率の改善に従事。その後、大手経営コンサルタント会社に転身し、不易流行を元とし、改善と継続を経営指導に 導入。メーカー、サービス、物販店、通販会社などの売上向上の指導で辣腕を奮う。

独立後も継続経営をテーマに経営指導を実践。今までに7000人以上の経営者と会い、500社以上の企業を指導。短期的な視点だけの数字にとらわれず、常に売上を向上させ、事業を継続させる仕組みを指導する。また、成熟した日本市場を背景に、経営者のアンテナ代わりとなり、中国、シンガポール、タイ、ミャンマーなどアジア新興地域、英国、米国などの先進国にも積極的に足を運び オーナー経営に役立つ経営情報を取集。豊富な実務経験とその行動力から生まれる新しい視点は全国の社長から定評を博す。愛知県出身、1966年生まれ。

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