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第13話 成長課題 管理職の部下育成術(13)

“出来る”管理職の条件

あなたの会社の管理職は
 
『部署の方向性を“毎月”指し示すこと』が出来ていますか?
 
強い会社として、業績・成果を上げ続けることが出来る組織を創るためには全社員が、同じ方向に向かって仕事をしている必要があります。
 
自創経営の人財育成の仕組みでは、全社員が自らの“成長のきっかけ”として、チャレンジシートを用いて“高い年間目標”を掲げ、その目標を必達するための年間計画において、“新しいこと”や“今は未だ出来ていないこと”に挑戦する仕組みになっています。
 
そこから、全社員がランクUPノートを用いて、年間目標必達のために、月間目標を設定するのですが、いつの間にか目の前にある問題にとらわれすぎたり、既に出来る仕事に埋没して、年間目標の達成とは違った方向に行く可能性があります。
 
そこで、『部署の今月の方針』を毎月示すことをお勧めしています。
 
「部署の年間目標必達のために、これをここまで販売することで月末には売上をこれだけやる!」
「部署の年間利益目標を達成するために、このような状態にすることで経費をこれだけ節減し、月末にはこれだけ利益を増やす。」
 
などと具体的に明示することが重要です。
 
【目的】【内容】【出来ばえ】【なんぼで】【何日で】を明示することがポイントとなります。
 
ようは、管理職自らのランクUPノートの月間目標と月間計画を開示することが一番手っ取り早いのです。
 
もちろん、管理職自ら示した月間方針(月間目標)が全社の向かう方向性とずれていては話になりませんので、自創経営に取り組まれている会社では、月末に月度方針会議を開催し、社長を始め管理職が集まり、お互いのランクUPノートの月間ページを添削し合うようにしています。
 
そこですり合わせた今月の方針に基づき、各メンバーが自らのチャレンジシートと照らし合わせながら、毎月の月間目標を設定することにより、着実に個人、そして部署の年間目標の必達に向かうことになります。
 
一年に12回しか月間目標を設定する機会がありません。そのうち、1回でも違った方向に向かうのは大きな機会損失です。
 
部下を育成し、業績を上げ続けることが出来る管理職として、毎月の方針が打ち出すことが出来る管理職の育成を期待しています。
 

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