【好評発売中!】「新春・全国経営者セミナー」講演CD・DVD 

日本経営合理化協会の関連サイト
眼と耳で楽しむ読書術 | 日本経営合理化協会BOOK&CD・DVD

文字の大きさ

日本経営合理化協会 BOOK&CD・DVD
お電話でのご注文も承っております:03-3293-0041

第75回『名刀に挑む』(著:松田次泰)

第75回『名刀に挑む』(著:松田次泰)

4月は新年度の始まりで、
企業人にとっては、一番新鮮で気合の入る時期。
 
目標に向かって挑戦する意欲が高まる、と同時に
一流の刺激を受けられる、とっておきの一冊をご用意しました。
 
それは
 
『名刀に挑む』(著:松田次泰)

75-1.jpg
 
です。
 
 
著者の松田氏は、日本を代表する刀鍛冶。
平成29年現在、国宝1,100点のうち日本刀は110本。
実に国宝の1割を日本刀が占めていることをご存知でしょうか?
 
そして、そんな価値の高い日本刀の世界における最高峰が、鎌倉期の刀です。
ところが、極めて残念なことに、その製法は失われてしまいました。
特に江戸期以降、数え切れぬほどの刀鍛冶が鎌倉刀の再現に挑むも、
誰一人として果たせないまま。
 
しかし、もはや不可能と言われていた鎌倉刀を、長きに渡る挑戦の末、
見事再現してみせたのが、この松田氏なのです。
 
数百年の間、いかなる名人をもっても成し遂げられなかったこの偉業が、
一体なぜ成し遂げられたのか? 
 
松田氏の取り組み方、考え方は、経営者やリーダーにとって、
今ぜひとも知っておきたい、学び取りたいところです。
何より、人間国宝級の名工の言葉に、直に触れることができることが、
大きな実りといえます。
 
当然ながら、名言も数え切れず。
たとえば、
 
・名工の条件は多作であること
・異端は認められた瞬間に先端になる
・自分の力量、才能で勝負しなければいけない仕事はある日突然変わる。
 悩み抜いて、試行錯誤を繰り返して、それでもやり抜いていくうちに、
 ある日突然「ポン」と変わる。
 そういうことを、若い頃に1回でも、2回でも経験しておかないと、
 歳をとってから辛抱できない。その瞬間が来ることがわからない人は、
 途中であきらめていく。
・仕事が突然変わる瞬間を経験するためには、普段の地道な仕事しかない。
 休んだらダメ。たえず頭を動かして、手を動かしていくしかない。
 失敗ばかり続いても、それでも、やり続けるしかない。
・「世界で一番のよいものを作るのに、どうやって突き抜けるか」という発想が
 できなければ、所詮、勝ち抜くことなどできない
・名刀であるためには、品格が必要
 
など、全て経営に置き換えて考えられることばかりです。
 
また、なぜ日本刀がこれほど多く、国宝に指定されているのかについて、
「刀が単なる武器ではなく、美術品であり、高い精神性を帯びたものだから」
と氏は語っています。
日本文化をさらに知る上でも、非常に貴重な一冊といえます。
 
高みに向かい続ける、上り続ける経営者、リーダーに
今ぜひ読んでほしい一冊です!
 
尚、本書を読む際に、おすすめの音楽は
『グリーグ:「ペール・ギュント」組曲第1番&第2番』
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)エーテボリ交響楽団 (演奏)

75-2.jpg
 
です。
「ペール・ギュント」には多くの録音がありますが、
ヤルヴィ指揮エーテボリ響によるこの1枚が最高の名盤との高い評価を受けています。
合わせてお楽しみください。
 
では、また次回。
 
 

バックナンバー

2018.05.25
第76回『育てる力』(著:栗山英樹)
2018.04.27
第75回『名刀に挑む』(著:松田次泰)
2018.03.30
第74回『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
(著:アンソニー・マクカーテン、翻訳:染田屋茂、井上大剛)
2018.02.23
第73回『チャンミーグヮー』(著:今野 敏)
2018.01.26
第72回 『逆転のメソッド』(著:原 晋)
  1. ≫記事一覧

経営コラムニスト紹介

本のソムリエ・団長

本のソムリエ・団長 シブヤ駅前読書大学 学長 一里塚華劇団 主宰

パリ、ロンドン、オーストラリア…国内外で活動を展開する、インディーズ・エンタメロックバンド
「一里塚華劇団」を主宰。ボーカル&ギター。

音楽分野のみならず、ラジオDJ、写真家、講演&教育活動、食文化研究家、翻訳家…はじめ、テレビ出演や各雑誌への寄稿など幅広く、ビートルズの ポール・マッカートニー生家で流れる日本語ナレーションも担当するなど、その活動範囲は、とどまるところを知らない。

特に、年間1000冊以上の読書を楽しむ “本のソムリエ” としてつとに著名で、小中学校や教育機関からの、読書授業の依頼が殺到。 活字離れが加速化する現代、独特の読み聞かせを始めとするユニークな授業を通じて、読書と親しむキッカケづくり、日本語教育に情熱を注いでいる。

シブヤ駅前読書大学・学長、NPO読書普及協会・専任講師、文部科学省「青少年のためのオーサービジット」講師、 日本学びテーナー協会・名誉会長、ワクバカアカデミー・主任教授などを兼務。趣味は帽子集め。世界各地の100個以上所有。大の甘党で"スイーツプリンス"の異名をとる。 著書に「夢は見つかる。必ず叶う!」、「わたしの読書日記(寄稿)」などがある。

※本名非公表。“団長”の名は「一里塚華劇団」リーダーの肩書きと芸名も兼ねています
『本のソムリエ団長』ホームページ http://www.honsom.com

本のソムリエ・団長シブヤ駅前読書大学学長の経営コラムに関するお問い合わせ