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社員教育・マネジメント

2010.06.11

第24回 外部講師を呼んでの社内研修

学び上手な社員を育てる 社員教育のすすめ方

今回は「一対多数(クラス)で学ばせる」方法として、社内で研修を企画する際の留意点について見ていきます。
第22回「ビデオ・DVD教材を使った教え方」で、社内講師によるグループ学習の進め方について
確認しましたので、今回は外部講師を呼んで社内研修を実施する際のポイントについて見ていきます。

●外部講師を呼ぶ意義

外部講師を呼ぶメリットはいくつかあります。まず、新鮮さです。
社内に外部の講師が来ることに対して、社員は外の新鮮な空気に触れるかのように感じます。
更に自社中心の狭い視点から、同業や異業種の動きも含めた世の中全般の広い視野に基づく話が聞けるのも
魅力の一つです。外部講師を呼ぶことで、経営陣の教 育に対する熱意や真剣さを伝えることもできます。
また同じ社内の人間では言いづらいことを、外部講師の口を借りて社員に訴えることもできます。

その反面、事前の打ち合わせをきちんとしておかないと、自社の実情とはかけ離れた研修となり、
従業員は白けたままとなってしまう場合もあります。そこで、 外部講師と打ち合わせをする際に、
これだけは押さえておいてほしいポイントをお伝えします。


●外部講師との打ち合わせ

私は企業に呼ばれて研修を実施させて頂く外部講師の一人となりますので、その立場から申しあげます。
外部講師を呼んで社内研修をされる会社様で、不慣れな 担当者の場合、備品や開催時間等、事務的な話ばかりで、
こちらが聞きたい本論になかなか入れない時があります。

事務的な確認はメール等でもできますので、お会いしての打ち合わせでは、
少なくとも次のような項目について話が聞けると、より効果的な研修が企画運営でき ると思っています。



・研修実施の背景と目的
(なぜ研修を実施するにいたったのか?何を狙いとした研修なのか?)

・参加者の現状
(どんな仕事をしているのか?職場での様子は?どんな課題を抱えているのか?)

・研修修了時の状態
(研修が終わった時参加者に何を学んでおいてほしいのか?研修のゴールは?)


少なくとも以上の3点がわかると、研修運営者側としては、より参加者に役立つ研修が実施できます。
更に職場の様子や働いている姿などを見ることができる と、よりリアリティーのある事例が話せますので、
職場見学もさせてもらえるとありがたいです。

また、外部講師とのやり取り、選定、研修プログラムの立案などをまとめて引き受ける社内研修や
講師派遣サービスを展開している企業もあるので、
そのような会社に依頼し、研修そのものに集中することもひとつの選択肢です。

以上、社内研修について外部講師の視点から見てきました。

今回の記事で本連載の趣旨である「学び上手な社員」の育成に関する
「本人」「一対一」「一対複数」「一対多数」といった場面ごとの紹介が終わりました。

約2年にわたる連載も今回で終了となります。今までご愛読頂きありがとうございました。


 

講師紹介

関根雅泰(ラーンウェル代表取締役)

 デキル社員を育成するためには仕事の覚え方と学び方、それを支える社内体制づくりが必須条件と主唱する人育てのプロ。デキル社員は、総じて仕事の覚えが早く、学び上手であることに着目し、仕事の教え方と社員教育の仕組みを開発。社員育成指導に採用したところ「指示待ち社員がいなくなった」「自ら...>もっと見る

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