第1回  黒字の利益と赤字の利益を、使い分けていますか? ~誰がどの利益を見ているかを、知っておく

おカネが残る決算書にするために、やっておきたいこと

財務・会計

2018.06.01

古山喜章(アイ・シー・オーコンサルティング社長)

今回のキーワード「黒字にしたい利益、赤字にしたい利益」

 損益計算書の利益には、5つの利益があります。
 ①売上総利益 ②営業利益 ③経常利益 ④税引前利益 ⑤当期純利益
の5つです。
それぞれに、黒字にしたい利益と赤字にしたい利益があります。
黒字にしたい利益は、①売上総利益 ②営業利益 ③経常利益です。
赤字にしたい利益は、④税引前利益 ⑤当期純利益です。
銀行が重視するのは、②営業利益 ③経常利益です。なので、できるだけ黒字を大きくしておきたいです。
税務署が重視するのは、④税引前利益です。税引前利益が大きいほど、法人税が大きくなります。稼いだお金が減ります。なので、④は、できることなら赤字にしておきたいのです。
他にも、業界団体などが決算書を評価します。その際には、③経常利益が重視されます。
誰が見るかによって、決算書の利益を見る視点が異なります。
経営者は、それぞれの視点を知り、決算書への対策を打ってほしいのです。

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講師紹介

古山喜章(アイ・シー・オーコンサルティング社長)

 オーナー社長の困りごとを解決する助っ人として活躍する実力コンサルタント。  大学卒業後、兵庫県の中堅食品メーカーに入社。主に管理部門のキーマンとして活躍、さまざまな経営改革や制度導入にたずさわる。  2005年、儲けの構造を知り尽くした、わが国屈指の名経営コンサルタント井上和弘...>もっと見る

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