【夏季・全国経営者セミナー】事業家・若手起業家…35講師登壇、経営者700名が集う3日間 

日本経営合理化協会の関連サイト
米国フードビジネス 最前線 | 日本経営合理化協会BOOK&CD・DVD

文字の大きさ

日本経営合理化協会 BOOK&CD・DVD
お電話でのご注文も承っております:03-3293-0041

第23号 「【ジャパニーズレストラン新時代】のパイオニア (3)」

第23号 「【ジャパニーズレストラン新時代】のパイオニア (3)」

【Tokyo Table (トーキョー・テーブル)】

  今回は本格派ジャパニーズ・カジュアルダイニング「TOKYO TABLE(トーキョー・テーブル)」をご紹介する。
  同店は、06 年12 月28 日、ラ・シエネガ通りに面したビバリーヒルズの一角にオープンした。
経営母体は、ハワイの超繁盛店「食堂」(SHOKUDO JAPANESE RESTAURANT & BAR)を傘下にもつ
ドリームダイニング・コーポレーション。社長はワタミ(元)専務でTGI フライデーズジャパン社長を務めた
江村哲也氏である。
 ■TOKYO TABLE(トーキョー・テーブル)
             http://www.tokyotable.chttp://www.jmca.jp/index.html
 ■SHOKUDO(食堂) http://www.shokudojapanese.chttp://www.jmca.jp/index.html

左:江村哲也ドリームダイニング・コーポレーション社長兼CEO
同氏は日米両国でジャパニーズ・カジュアルダイニング(日本:ゴハン。米国:食堂、
TOKYO TABLE)を立ち上げた唯一の人物
である。テーブルサービスの
分野において、太平洋をまたいで成功を収めた外食マンは同氏の他に例を見ない。
右:濱田龍一GM
ゼネラル・マネージャーには、グローバルダイニングのアメリカ進出1 号店の
立ち上げをはじめ豊富なビジネス経験を持つ濱田
龍一氏を招聘。
同氏は、LA の超人気店「Zen Grill(ゼングリル)」の前オーナーでもある。


日本の現在の食空間を、日本人の感性をベースにした食空間を、提供したい。
そんな思いを込めて"TOKYO TABLE"という店名にしたという。

店舗空間は、坐・和民や三尺三寸箸などの人気店を幅広く設計する
神谷デザイン事務所が担当。

 

 店内は、自然との共生、調和を素材で表現。
茶・ベージュ・若草色の柔らかなアースカラー系でまとめられ、

江村氏の狙う「やすらいだ空間」がうまく実現されている。

 エスニックフード(見慣れない料理)の普及を狙うなら、
空間とサービス手法は重要なポイント。
 TOKYO TABLE(トーキョー・テーブル)は、新奇性の高い
「アメリカ人好みの空間」と
お客に合せて機転を利かせた
「アメリカ人好みの接客」を提供している。

米国では、アッパー業態になるほどメニューは文字のみとなるが、
TOKYO TABLE(トーキョー・テーブル)はきれいな写真付き。
利用者の立場でいえば、見慣れないエスニックフードに写真つきは
有難いはず。

びん長マグロの焼寿司。

ハラペーニョがトッピングされ、スパイシーで歯ごたえがあり
新しい一品。

照焼チキンピザ。
条件「普及商品(テリヤキ)」を満たすシブいアイデア。


■真空潜在マーケット 「和のカジュアルダイニング」へ挑戦
    今日の第二次日本食ブームの中身をよく見てみると、高価格(客単価40 ドルから50 ドル)の「個店」と、
低価格の「QSR または、小売業」によって形成されていることがわかる。需要は膨らみ続けているにも関わらず、
中間マーケット「カジュアルダイニング分野」はがら空きなのだ。
    この、真空潜在マーケットを米国大手外食企業が見逃すはずはない。前回(21 号)ご紹介した
タネコ(PFチャンズ傘下)は最初の事例である。
    続いて登場したのが、日本で大規模なフードビジネスの展開に関わった本格派、江村哲也氏率いる
TOKYO TABLEだ。当地アメリカでは、多くの消費者は「すしバー」や「鉄板焼きテーブル」をジャパニーズ・レストランの
基本機能のように理解している。 両方ないテーブルサービスの大型店は、アメリカ本土ではこの2店が恐らく
初の試みとなる。非常識に挑戦しなければ大ヒットは生まれない。
    さて、PF 社のタネコと江村氏率いるTOKYO TABLE(トーキョー・テーブル)。 市場を席巻するのはどちらが先だろう。

■視察ひとくちメモ
    TOKYO TABLE(トーキョー・テーブル)があるロサンゼルスのラ・シエネガ通り2km圏内は、
人気日本食レストランのベニハナ、松久、牛角、ボスすし、すし六、コイ、HOKUSAI(ホクサイ)、
The Izakaya by Katsuya(ザ・イザカヤ・バイ・カツヤ)などが集積され、ますます賑わいを増してきた。
近々オープン予定の権八(グローバルダイニング社)も加わり、同通りはまもなく全米屈指の
「ジャパニーズ・レストラン視察銀座」と化すことであろう。
 

    Tokyo Table (トーキョー・テーブル)の詳細は、
    フードビズ第24 号(http://f-biz.com/mag/?bkn=025)で6 ページにわたり
    掲載しています。ご興味のある方はご参照ください。
    ■料理写真の提供: Tokyo Table


※米国進出(レストラン)をご計画の方。お知らせください。山本がお手伝します。
http://www.foodinfotech.us

バックナンバー

2010.06.10
第30号 「ディッピンドッツ」
2010.06.10
第29号 「ピンクベリー」
~ヒートアップするフローズンヨーグルト市場~
2010.06.10
第28号 「コールドストーン・クリーマリーのゆくえ」
2010.06.10
第27号 「ミール・アッセンブリー(Meal Assembly)」(4)
2010.06.10
第26号 「ミール・アッセンブリー(Meal Assembly)」(3)
  1. ≫記事一覧

経営コラムニスト紹介

Food Information Technology フードビジネスコンサルタント 山本洋三氏

山本洋三氏
Food Information Technology
フードビジネス
コンサルタント

米国の成功法則を、どうすれば日本で横展開できるのか…。

独自の『業態ワンボイス(ひとこと集約)』論コンサルティングの応用で、
米国のビジネスモデルをアレンジ。無理のない方式で日本企業への導入に
成功している注目のコンサルタント。


常に“まず訪ねる、まず観る、まず触れる”の現場主義を貫きながら、
「業態論」と「ブランドマーケティング論」の理論的側面からの考察をも併せて、
成功要因とリスク回避の方策を分析。
食品メーカーや大手料飲サービスFCをクライアントに有し、社長直属の
“知恵袋”としての情報提供や、年2~3度の帰国に合わせた
「流行・定点観測セミナー」の開催など、日米をフィールドに活躍中。


1957年兵庫県生まれ。79年、京都外国語大学英米語学科卒業後、渡米。
ロサンゼルス地区にてレストランに勤務。
その間、ハリウッド(映画・音楽・テレビなど)の授与式や
オープニング式典等のケータリング・演出を数多く担当する。


97年、その手腕を請われて流通コーディネーターに転身。
00年、フードサービス専門コンサルタントとしてMDPアソシエーツ
(カリフォルニア州モントレーパーク)に参画・独立。
01年、『業態ワンボイス』論コンサルティングをさらに拡げるべく、
フード・インフォメーション・テクノロジー
(FIT社、アリゾナ州スコッツデール)を設立、現在に至る。

山本氏が代表を務めるFIT社は、フード・ビジネスを中心としたコンサルの他、
「日本経営合理化協会アメリカ視察団」等、一般公募視察の現地コーディネート、
また、企業ごとにカスタマイズするオーダーメイド現地研修、米国企業との
交渉・業務提携の仲介業務などを専門支援する。

『アメリカ社会と外食マーケット論考』
(柴田書店「月刊食堂」2004年9月号~2005年2月号)
MOOK『NYデリ・カフェ、LAファストカジュアル』
(柴田書店)の構成・執筆協力、 『フードビズ』(株式会社エフビー、 15号より連載)
他、専門レポート等の執筆多数。

山本洋三氏の経営コラムに関するお問い合わせ