【新春・全国経営者セミナー】事業家・若手起業家…日本最大級、経営者700名が集う3日間 

日本経営合理化協会の関連サイト
高島健一の「社長のメシの種」 | 社長の経営セミナー・本・ダウンロード・CD&DVD【日本経営合理化協会】

文字の大きさ

日本経営合理化協会 BOOK&CD・DVD
お電話でのご注文も承っております:03-3293-0041

第89号 千葉県立袖ヶ浦高校情報コミュニケーション科

第89号 千葉県立袖ヶ浦高校情報コミュニケーション科

taka89-1.jpg 日本経営合理化協会の「社長のめしの種探検隊」で、iPadを活用した授業を行なっている千葉県立袖ヶ浦高校情報コミュニケーション科を視察してきた。

 袖ヶ浦高校は創立37年の県立高校だが、昨年(平成23年度)生徒全員が入学時にiPadを自分で購入し、それを授業で使う情報コミュニケーション科を新設した。

 全国には19の情報コミュニケーション科があり、私立高校では8校がiPadを使った授業をしているが、それらは皆、学校がiPadを購入して生徒に配っている。
 それに対して袖ヶ浦高校では、iPadなどのタブレット端末はパーソナル志向の強いデバイスなので、日常生活でも使うことにより身につくものと考え、生徒が自費で購入することにしており、そのため生徒たちが持っているiPadも、それぞれに自分好みのケースやシールなどを貼ってあった。

 いろいろな種類のあるタブレット端末の中からiPadを選択したのは、操作性が優れていること、教育アプリが豊富でアプリの質がいいこと、ウィルスに感染したという報告がないことなどが理由という。

taka89-2.jpg 視察当日は、我々のために1年生が「地元」「学校」「部活」「学科」などを紹介するプレゼンを行い、2年生や我々がそれを聞いて評価するという公開授業をやってくれたが、入学して半年とは思えないほど堂々とプレゼンをする生徒が多く、資料の作りも良かった。

 

 

 

  このプレゼンの準備は4時間、その後1時間、発表の練習をしたそうだが、上級生から作り方などを指摘されたり、知らないおじさん達に厳しい意見を言われたりしてもちゃんと答えられ、頼もしさを感じた。

 プレゼンの様子 http://youtu.be/aF2b2ArLI18

 袖ヶ浦高校ではこのようなプレゼンを随時行なっており、先生の話を一方的に聞いて覚えるという学習から、生徒が生徒に授業をしたり、お互いに評価しあったりして学び合うというものに変化しているという。

taka89-3.jpg iPadの利用はプレゼンばかりでなく、生物、漢文、数学、家庭科などほとんどの授業で使われており、先生も気軽にiPad向けの教材を作れるようになってきたという。
 学校で使用しているアプリは、アップルのワープロ「Pages」(850円)、表計算「Numbers」(850円)、プレゼンテーション「Keynote」(850円)の有料3種類と、ファイル共有の「Dropbox」、動画編集の「iMovie」(450円)、情報共有に「twitter」(無料)などを使っている。

 

 個人の私有物なのでゲームなども入れている生徒もおり、授業中にゲームで遊ぶ生徒が出ないかも危惧された。
 この点に関しては、企業のタブレット端末利用の際も、業務とプライベート利用をどのように使い分けるかが課題になっているが、袖ヶ浦高校は、生徒自身が最初にルールを作ることから始めており、これまでのところ問題は発生していないという。

 袖ヶ浦高校の取り組みは、企業のタブレット端末導入にも通じるところも多く、大変参考になったし、これから彼らのような若い戦力が育つことにも希望が持てた。


======== DATA =========

●千葉県立袖ヶ浦高校情報コミュニケーション科
https://saas01.netcommons.net/sodeko/htdocs/?page_id=60

●iPad
http://www.apple.com/jp/ipad/

 

バックナンバー

2017.12.19
第215回 2017年のヒット商品
2017.12.05
第214回 ラストワンマイル
2017.11.14
第213回 シリコンバレー・ピッチイベント
2017.10.31
第212回 第45回東京モーターショー
2017.10.17
第211回 TOKYO ART BOOK FAIR 2017
  1. ≫記事一覧

経営コラムニスト紹介

社長専門 新事業アドバイザー 高島健一氏

高島健一氏 社長専門 新事業アドバイザー 

 次の成長事業やヒット商品を、誰よりも早く探し出す社長専門の新事業コンサルタント。日本にとどまらず世界中、人の集まるところには必ず自分の足を運ぶ行動力に定評があり、社長の経営アドバイザーとして活躍。

 「百聞は一見にしかず。百見はワンタッチにしかず」を信条とし、自分の眼で、耳で、手で必ず体験する現場主義を徹底。旺盛な好奇心と独特の感性から、次のヒット潮流を確実に先見する。

 慶應義塾大学経済学部卒業後、1978年日本楽器製造(株)入社後、(株)高島陽事務所(現在の高島事務所)に入社。現在同所代表。著「新しい儲け方のヒント」…他。

社長専門 新事業アドバイザー高島健一氏の経営コラムに関するお問い合わせ