事業経営の成否は社長次第で決まるという信念から、社長だけを対象に情熱的に指導。空理空論を嫌い、徹底して実践現場主義と顧客第一主義を標榜。
社長を小学生のように叱りつけ、時には手にしたチョークを投げつける厳しさの反面、誰でも敬遠したがる倒産寸前の会社を建て直すために、社長とともに幾夜にもわたって眠れない血の出るような苦労をし、金策に走り、業績急伸策を練って、売上利益を上げる信念の人。
その人柄に多くの経営者が親しみ、生涯の師と仰ぎ、「社長の教祖」と呼ばれる。
指導した会社は大中小5,000社に及ぶ。1999年逝去。
社長学シリーズは、一倉氏がまさに人生を賭して社長に訴えかけた「血のかよった経営学の集大成」である。