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高江常男(たかえつねお)

 事故で片目と両腕を失いながら、一代で北海道随一の百億円企業、光生舎を築いた「炎の経営者」と呼ばれた人。

 昭和2年、北海道芦別の貧しい炭坑夫の六男に生まれ、幼少の頃遊んでいた竹とんぼで右目を突いて義眼となる。

 尋常小学校卒業後、独学で資格を取り電気工事の仕事に従事するが、17歳の頃、送電線の工事中に3000ボルトの電線を掴み感電、両腕を切断する。奇跡的に一命を取り留めるが、事故で肺の上部が焼け、医師からは余命十年と宣告される。

 限られた命をいかに生きるかを自らに問い続けた氏は、思いがけず地元新聞の記者の職を得て、障害により仕事が出来なかった者が職を得る喜びを味わう。その暗黒の絶望から脱出した喜びは、いつしか仕事がない現実に苦悩する障害者を救済したいという使命感へ変わり、昭和31年、同じ立場の障害者十数名を率いてクリーニング業を興す。

 資金も経営経験もない徒手空拳の創業で、「障害者に何ができる」という周囲の偏見に対して、一度たりとも障害を売り物せずに、真っ向から事業を推進。見事50余年のうちに一大企業に育て上げた。
  平成11年、勲五等瑞宝章受章。平成19年逝去。氏の没後もその偉業と理念は、ご子息である後継者にしっかりと引き継がれ、光生舎はさらなる発展を遂げている。