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哲学者

梅原 猛(うめはらたけし)

1925年宮城県生まれ。1948年京大哲学科卒。
龍谷大、立命館大の講師を経て、67〜69年立命館大教授、72〜86年京都市立芸大教授。この間に京都市立芸大学長も努めた。87年国立国際日本文化研究センター所長に就任。初期の作品『地獄の思想』(67年)は、かつて和辻哲郎が日本精神の伝統を尊皇思想におき、鈴木大拙が禅思想においたのに対して、独自の立場を主張したもの。「隠された十字架―法隆寺論」(72年毎日出版文化賞受賞)は、日本古代史の再検討を通して聖徳太子=怨霊説を提出し、その後に展開されたさまざまな分野の霊魂論議に先鞭をつけた。また『水底の歌―柿本人磨論』で独自の万葉―人磨論を展開「梅原日本学」の裾野をさらに広げた。
 他方早くから、アイヌ語や沖縄語の分析を手がけるとともに、「縄魂弥才」というキーワードを用い日本の精神文化の重層構造に光を当てた。また『日本人の「あの世」観』(89年)では、日本人の「あの世」観の基本的特質が魂の永遠の再生もしくは循環にあることを明らかにした。他に『写楽―仮名の悲劇』(87年)、新歌舞伎の脚本『ヤマトタケル』(88年)、戯曲『ギルガメッシュ』(88年)などがあり、『梅原猛著作集』20巻(81〜83年)が刊行されている。その後、「将たる所以―リーダーたる男の条件」(94年、講談社)「自然と人生」(95年、文芸春秋)を著す。