【新春・全国経営者セミナー】事業家・若手起業家…日本最大級、経営者700名が集う3日間 

日本経営合理化協会の関連サイト
ワインを楽しむ基礎レッスン | 社長の経営セミナー・本・ダウンロード・CD&DVD【日本経営合理化協会】

文字の大きさ

日本経営合理化協会 BOOK&CD・DVD
お電話でのご注文も承っております:03-3293-0041

第11回 ワインショップでのワインの買い方

第11回 ワインショップでのワインの買い方

 
wine11n1.jpg
パリ2区にある老舗ワインショップ「ルグラン フィーユ・エ・フィス」。
375生産者のワイン約3000銘柄を取り扱う。
パリで最も美しいパッサージュといわれるギャルリー・ヴィヴィエンヌの中に位置する。
 
 
wine11n2.jpg
 
重厚感あふれる棚に、ワインがずらりと並ぶ。
15ユーロ程度からのリーズナブルなワインも取り扱う。
 
 
wine11n3.jpg
 
wine11n4.jpg
棚にはそれぞれのワインの価格がシンプルに表示されている。
フランスではワインの紹介が売り場に書かれていることは、ほぼない。
店員は客の要求に添えるワインを提案できるようトレーニングされている。
 

 
wine11n5.jpg
 
ワインバーも併設。テラスまたは店内で上質なワインが飲める。
食事メニューも豊富。週末のランチは予約が望ましい。
 
 
wine11n6.jpg
同ショップは1880年創業。歴史を物語る写真も飾られている。
 
 
ワインショップで、どういう風にワインを買えばいいのかわからない、という声を聞くことがあります。たしかに、自分の好きなワインが決まっていれば迷うこともないですが、そうでない場合はどうワインを選べばいいものかと悩むことも多いでしょう。そこで、買い方、またショップ店員への質問の仕方のコツをお伝えしたいと思います。
 
(1) 好きなブドウ品種で選ぶ
どんな時にも、参考となるのはワインの味に関する記憶です。以前に飲んだワインの品種を覚えていれば、とりあえずそれを基準にワインを選ぶといいでしょう。白ならシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、赤ならカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールなど、よく知られている品種であれば、選べるワインの幅も広くなります。少し面倒ではありますが、ワインを飲む度に、使われている品種が何であったかをメモしておくことが有効です。
 
(2) 好きな生産地で選ぶ
ワインショップの棚は、多くの場合は産地別になっています。これまで飲んで好きな産地がある場合には、まずはそこから選ぶといいでしょう。ワインはブドウ品種とともに、土地の特性を表す農作物なので、産地ことに大きな特徴を持っています。また、店員にも好きな産地名を伝えると、より的確なアドバイスを受けられますが、できるだけ細かい情報まで伝えたほうがいいでしょう。ボルドーのワイン、というだけでなく、右岸なのか、左岸なのか。またその中のどの地域なのか、どの村なのか。そこまでわかると、ずっと好きなワインに辿り着きやすくなります。
 
(3) 店員に過去のワインの写真を見せる
いくらワインが好きでも、産地やブドウ品種を正確に覚えているのは、なかなか大変なことですね。できれば、ワインを飲むたびにボドルの写真を撮影しておいて、気に入ったワインの写真をワインショップで見せるといいかと思います。まったく同じワインが見つからなくても、ラベルからわかる情報を基準に、ワインを勧めてくれるでしょう。できれば表ラベル、裏ラベルともに全体を撮影しておいてください。日本で買ったものであれば輸入業者の貼った日本語のラベルを撮影しておくのもいいでしょう。
VivinoやDelectableに代表されるワイン管理アプリを活用するのもおすすめです。いまのアプリは性能が良く、撮影した写真を格納するだけでラベルを読み取り、ワイン名と生産者、産地、使用品種までも記録してくれるので、とても便利です。
 
(4) 食事に合うワインを選ぶ
ワインと食事の合わせ方というのは実に多様で、これが正解というのは一概に言いにくいものなのですが、もしショップに行かれたなら、自分の合わせたいメニューを具体的に言って、それに合うワインを探してもらうのがいいでしょう。一般的に肉には赤、魚には白といわれることがありますが、まったくその限りではありません。肉について考えただけでも、牛肉、仔牛肉、ラム、豚肉、鶏肉など様々な種類とまたその部位はがあり、調理法についてもグリルするのか煮るのか揚げるのか、ソースはさっぱりしたものなのか、ハーブを効かせたものなのか、酸味やスパイスの度合いはどうなのか、など、様々な合わせる要素が存在します。できるだけ自分の作ろうとしている、また食べようとしている料理を詳細に伝え、ワインと料理の要素のすり合わせをしていくことが大事です。
もしショップであまりいい答えが得られず、自分で食事に合うワインを選ぶ場合には、まずワインの「重さ」と「甘さ」を考えるようにすると、失敗が少なくなります。たとえば、甘さのある和食や中華の場合、あまりドライなワインを合わせると、食事の甘さが勝ってしまい、ワインがつまらなく思えてしまいます。また軽やかなカルパッチョや刺身、サラダなどに、とても重いワインを合わせると、料理が持つせっかくの軽やかな味わいを消してしまいます。とりあえず、食べる予定の料理の重さと甘さを考えて、店員に自分が手にとったワインの甘さと重さのレベルを質問し、それが料理に近いものであるかを確認して購入するといいでしょう。
 
 
【撮影協力】
La Cave Legrand Filles et Fils (ラ・カーヴ・ルグラン フィーユ・エ・フィス)
 
1 Rue de la Banque, 75002 Paris
 
 

バックナンバー

2015.10.02
第12回 ワインの保存について
2015.05.29
第11回 ワインショップでのワインの買い方
2015.04.03
第10回 ロゼワインを飲みませんか?
2014.12.05
第9回 シャトーを訪問してみませんか?
2014.10.03
第8回 ワイングラスでワインの味わいをランクアップ
  1. ≫記事一覧

経営コラムニスト紹介

ワイン&フードラーター吉田恵理子氏

吉田恵理子氏 ワイン&フードライター

ワイン&フードライター。コピーライター。現在、フランス パリに在住。フランス国立ランス大学高等美食学研究所(シャンパーニュ地方)にてディプロム取得後、『ワイナート』(美術出版社)、『ワイノット?』(メディアボーイ)などのワイン専門誌で執筆。大手食品会社・百貨店などの広告コピーライティングも手がける。WSET Level3 advanced certificate取得。

ワイン&フードライター吉田恵理子氏の経営コラムに関するお問い合わせ