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健康

第34号 成功している人の共通の極意

おのころ心平の ──社長のための「か・ら・だマネジメント」

 おかげさまで、おのころ心平の初著書の発売が決定いたしました!

ono34-1.jpg★タイトル『「きれい」をつくるココロの処方箋』
★おのころ心平 著
★1,300円(税別)
★毎日コミュニケーションズ
★3月1日満月発売

 おのころ心平のココロとカラダのミラクルな関係を読み解くシリーズ第1弾。ココロとカラダはこんなにつながっている!という、目から鱗の内容です。

 奥様、娘さんに無理なくお奨めして頂けると思います。この本を皮切りに、今後も私の生涯テーマである『病気は才能である!』や『職場のココロと経営者のカラダ』などといったタイトルで書けていけたらいいな、と思っています!

*****

 さて、それでは本編です。

 私のクライアントさんには、中小企業の社長さんがたくさんいらっしゃいます。経営者にとって、ご自身の健康は会社経営そのものに直結することなので、定期的に当オフィスに通って頂き、カラダの性質の確認やどんなストレス(怒りの場合、恐れの場合)が、その方にとってもっとも影響するのかを考え、それがカラダに出てしまう前に未然にケアしているのです。

 年間契約で、なかば強制的に来てもらっていますが、東京、名古屋、大阪、福岡を問わず、遠い神戸のオフィスへ、1ヶ月単位、2ヶ月単位で通って下さるのです。

 私のカウンセリングやリーディング技術の価値を認めて頂いているのはもちろん大変ありがたいことですが、それ以上に、移動の新幹線、飛行機の時間も含めて、「自分だけの時間をとる」、まる1日を自分のカラダだけのために「スケジュールを空ける」という生活リズムそのものが、ご本人にとって、とても効果的に作用している様子なのです。

 経営者には、やること、会う人はたくさんありますから、スケジュールは放っておいても埋まります。でも、中には、不必要な予定もたくさんあるはずなのです。

 自分の健康を維持するためには、メタボ的な栄養過多をそぎ落とすのと同様、スケジュール過多をそぎ落としていくことも、精神衛生上とても大切なことです。

 成功している経営者は、食べ物も、スケジュールも、自分に必要なもの以外は「入れない」のが上手です。

 僕がおつきあいしている『成功者』に、ある共通点があることに気づきました。それは、「自分の興味のあることにしか耳を傾けない」ということです。

 例えば、僕のところへいらっしゃる年商270億もあげる会社の経営者の方は、毎月のカラダのメンテの傍ら、新規事業について熱く語って下さるのですが、それに乗じて、私が最近のニュースなどの話を手向けても、「ふーん、なるほどね」と相づちは打ちつつも、「目」がまるで聞いていません。かなり関係のあるニュースでも、「で、それが?」という態度なのです。

 また、あるナチュラルコスメの販売と関連セミナーを主宰している女性経営者も、自分が関心を持っている分野以外の話題にはてんで興味を示しません。

 ところが、私が何気なく口にした「代替医療・セラピースパ構想」の話を聞くや否や、俄然、目が輝きだすのです。「それで、どんなふうに?」「ほかに同じようなことをやっているところは?」と、もうそこからは質問攻めに合います。

 あるいは、リフォーム関係で関西圏に幅広くシェアを持っている会社の社長さんは、「もう70も越えとね、食べるものも読む本も時間的に限られてくる。だったら、自分が好きなことに時間を割きたいし、おつきあいする人もできるだけ「健康にいい」人間関係でうめていきたい」とおっしゃいます。

 なるほどなー、と思います。 これら事業がうまく行っている経営者に共通しているのは、「自分の関心がはっきりしている」ことです。

 そして、それ以外のことははっきり捨て去る、スパッとスイッチを切るという術(すべ)を自然に身につけていらっしゃいます。それは時に、人からはかなり傲慢な態度だと映りかねません。

 でも、それを恐れないのが、成功者の極意なのです。 すばらしい経営者は、ご自身の事業の本質を誰よりも深く理解しており(当たり前ですが)、その本質に照らし合わせて、不必要なお金の使い方はいっさいしません。

 経営者にとって、新しい情報や社会の動きへのアンテナはもちろん非常に重要ですが、でも、照らし合わせる「自分なりの基準」を持っていることが何より重要です。

 つまり、「それ以外は要らない」とはっきり言えるのが、私の見るところ、優れた経営者の共通点なのです。

 これは経営者でなくなって、同じことが言えます。 思えば、私たちはこの大きな世の中の、ほんの一部を切り取りながら生きていると言えます。

 指でアングルをつくって、その中をのぞいて見ているイメージをしてみて下さい。その向こうに、どんな映像を見ながら生きていますか?

 ・悲観的なニュースや将来の不安ばかりが、現れてくるでしょうか?
 ・それとも、ハッピーで希望に満ちた映像に満たされているでしょうか?

 私たちは、いまこの瞬間に切り取ったアングルを積み重ねて、人生を創造しています。この瞬間、この瞬間に、どんな映像を切り取るかをつなぎ合わせて、私たちの人生をつくっているのです。

 世の中は広い。すべてを把握するのが無理ならば、できるだけ幸せなアングルで、この世の中を切り取りとっていきたいものだ。

 私のメンターが遺してくれた言葉ですが、これは私の座右の銘になっています。
さあ、皆さんも、いまこの瞬間から、ハッピーな映像、ハッピーな言葉を切り取りつつ、幸せ人生を創造してきましょう!

 

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