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第147話 《これまで回ったベスト3に入るそば》手碾き蕎麦 Z庵 @茨城県結城市

大久保一彦の“流行る”お店の仕組みづくり

私の主催する「繁栄会」で御世話になっています『浅草じゅうろく』の大将に、『浅草じゅうろく』を除いて、関東で一番うまいそばを提供している店を教えて欲しい、という問いを投げかけたことがある。

即答で『Z庵』と帰ってきた。

もちろん、うまいというのは好みであって、絶対的ではないのではあるが、私のもっとも好きなそばを提供している店ゆえ、目指す方向性は同じで、機会があれば食べて仕事の引き出しにしたいと思っていた。

 

時間繰りができたので、念願叶って『手碾き蕎麦 Z庵』で勉強することになった。

私は車の愛好者でないから「Z」については、変な名前だなとしか思っていなかったが、Instagramに書き込むと、多くの人が解説をしてくれた。

 

さて、『手碾き蕎麦 Z庵』に行く前にしておくことがある。

食べる蕎麦の食数をネットで注文しておくことである。

そして、予約完了メールがきたら、契約成立となる。

「そば」を予約するシステムは、昔、タリアッテレで人気だった東銀座の『山岸食堂』を思い出す。

今回は、「手碾きそば」「十割」「全粒」の三種類を注文した。

 

店は他界した私の親父の実家から近い結城にあった。

なので、懐かしい風景である。

なんとものご縁である。

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店は、のどかな農村の住宅エリアに入った場所という感じだ。

店は一軒家を改装したようだ。

駐車場には農機具がある。

聞けば、最初は農家さんからそばを買って天日干しをしていたが、そばまで追い求め、自分で「常陸秋そば」を育て、収穫して、乾燥させるようになったとのことだ。

 

 名前を告げると、店主はそばの仕上げに入った。

釜は「富士工業所」ぽい。ゆで時間は意外と長い。

shikumi14403.jpg

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まずは、「十割」から。

まずはそのまま・・・

口の中に香りがとてもよい。

これはうまい。

続いて、つゆをつけて、・・・

のど越しよく、つゆの香りのあと一気に香りが広がる。

これはこの場所まで来る価値がある。

 

二つ目のそばはさらにゆで時間が長い。

30秒はあったのではないか。

「全粒」である。

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香りは十割よりもダイレクトにくるが、特筆すべきは食感。

弾力が凄い。

 

最後に「手碾き」。

shikumi14411.jpg

こちらは、「十割」と「全粒」の特徴がある印象だ。

弾力と香りがあるのにのど越しもよい。

うまい。

 

shikumi14414.jpg

 

全体的な満足度がある店はあったが、そば単体でこれだけうまい店があったとは。

さすがは『浅草じゅうろく』の大将がおすすめするそば店である。

 

手碾き蕎麦 Z庵
〒307-0001 茨城県結城市結城8680−16

電話 0296-33-1725

 

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