【新春・全国経営者セミナー】事業家・若手起業家…日本最大級、経営者700名が集う3日間 

日本経営合理化協会の関連サイト
ロングセラーの玉手箱 | 社長の経営セミナー・本・ダウンロード・CD&DVD【日本経営合理化協会】

文字の大きさ

日本経営合理化協会 BOOK&CD・DVD
お電話でのご注文も承っております:03-3293-0041

第4回 中小企業を発展させる「MIP」とは(その2~新しい市場をつくる)

第4回 中小企業を発展させる「MIP」とは(その2~新しい市場をつくる)

 MIP経営は、なぜ中小企業に向いているか、なぜ自社の長期繁栄を実現し、社会に喜ばれる企業となれるのか。その全体像を説明するお話のつづきです。(MIP全体像その1はコチラをご覧ください)
 
 今回も、下図「MIP経営図」をご参照いただきながら説明いたします。
 
1.png
 
 さて、ロングセラー商品・サービス・事業をつくるには、大きく分けて2つのプロセスがあります。
 
 まず第1のプロセスは、ロングセラーとなる「強い売りモノ」創り」です。
 
 そして第2のプロセスは、創った売りモノを育てる、つまり大ヒットして、かつ長く売れ続けるように、市場の拡大を図ることです。ちなみに私は、「市場の拡大/先導」を「(売上を)天まで伸ばす」と表現しています。
 
 では、この2つのプロセスから成るMIPとはどんなものか。まずは第1のプロセス「新事業の開発」を成功させることから説明します。
 
 
 MIPの神髄「新事業の開発」
 
 MIPにおける「新事業の開発」とは、「パイオニア創り」です。パイオニアとは、開拓者という意味で、要するに二番煎じのモノマネではない、新しい市場を創造することが、ロングセラーとなる「強い売りモノ」創りの条件なのです。
 
 例えば、クロネコヤマト宅急便、カップヌードル、ハウスバーモンドカレー、カビキラー、ジャバ、スキンガード、ポッキーなどの商品をイメージして下さい。
 
 みな、長く売れ続けている魅力的な商品ですね。これらは、すべて新しく市場を創造して生まれたモノばかりです。このような商品を、私は「MIP(新市場創造型商品)」と名づけました。
 
 なぜ、MIPが中小企業に適しているかといえば、新市場をつくるということは、当然ライバルがいないからです。
 
 モノマネ商品をつくり、既存市場でシェアの奪い合いをしてもコストがかかり利益が減るだけです。
 
 競争優位の戦略は大手に有利であり、中小企業が高収益の経営をするためには、既存の激戦場から脱出するべく、新市場をつくる商品を開発することです。
 
 そして非常に重要なことが、私の長年の調査研究では、新市場を創造した商品(MIP)は、後発商品の100倍の確率で成功するという結果が出ています。
 
 発売される商品数で、どのくらいの確率で成功するかを比べると、MIPはその2つに1つ(53.8%)が10年以上シェアNO.1を保つのに対し、MIPが創造した市場に後発参入した商品がシェアNO.1になれる確率は200に1つ(0.5%)なのです。
 
 こういった理由により、ロングセラー商品の条件の1つを「新市場の創造」としているのです。
 
 それでは次号では、プロセスの2「既存事業の強化」について説明します。次号でまたお目にかかります。
 
 
《梅澤氏 直筆の絵》
 
3.jpg

バックナンバー

2016.12.13
第9回 MIPがもたらす「13の経営メリット」その5
2016.11.15
第8回 MIPがもたらす「13の経営メリット」その4
2016.10.11
第7回 MIPがもたらす「13の経営メリット」その3
2016.09.27
第6回 MIPがもたらす「13の経営メリット」その2
2016.08.09
第5回 MIPがもたらす「13の経営メリット」
  1. ≫記事一覧

経営コラムニスト紹介

商品企画エンジン代表 梅澤伸嘉氏

長寿商品開発コンサルタント/梅澤伸嘉氏

 30年以上トップシェアで売れ続ける長寿商品を世界一生み出してきた名人。

 サンスターとジョンソンにてヒットを連発。独立後にはじめて手がけた禁煙パイポは、カネなし・ヒトなし・技術なしの零細ベンチャーを初年度売上19億円の大ヒットに導く。これらすべての商品は、30以上経た今も、強力なトップブランドとして君臨している。

 自身の経験から、販売力よりも売る前の「商品力づくり」で成功は決まると断言。多産多死が常識の商品開発と決別し、意図して、コンスタントにロングセラーをつくる画期的なメソッドを体系化。これまで1万人を指導し、梅澤メソッドによって多くの成功商品が生み出されている。

 近年は、とりわけ中小企業の指導に精力を注ぎ、下請けからの脱却や、ロングセラー効果による安定的な利益の累積を実現。5億、10億、50億…と年商のカベを突破する企業を続出させている。1940年生まれ。日本大学大学院卒。愛知学院大学大学院博士課程修了。経営学博士。商品企画エンジン株式会社 代表取締役会長。一般社団法人 日本市場創造研究会 代表理事。MIP経営塾塾長。

■ 梅澤メソッドによって生み出された商品の一例
《著者自身が手がけたロングセラーの数々》
 ・男性用洗髪剤「サンスター トニックシャンプー」
      1968年発売(48年間トップシェア)
 ・皮膚用虫除け剤「スキンガード」1974年発売(42年間〃)
 ・スニーカー洗剤「ズックリン」1978年発売(38年間〃)
 ・風呂釜洗浄剤「ジャバ」1981年発売(35年間〃)
 ・カビ取りスプレー「カビキラー」1982年発売(34年間〃)
 ・天ぷら油処理剤「固めるテンプル」1983年発売(33年間〃)
《著者が開発指導をしたシェア№1商品の数々》
 ・アルマン「禁煙パイポ」1984年発売
 ・小林製薬「杜仲茶シリーズ」2003年〃
 ・シヤチハタ「おなまえスタンプ」2000年〃
 ・イミュ「塗るつけまつげ」2001年〃
 ・ハウス食品「ウコンの力」2004年〃
 ・ワコール「スタイルアップパンツ」2005年〃
 ・明治「プロビオヨーグルトR─1」2009年〃
 ・バンダイナムコ「釣りスピリッツ」2012年〃
                      …ほか多数


【梅澤 伸嘉氏最新刊】
メーカー・建設・住宅販売・流通・サービス…売り込まなくても長く売れ続く【最強の売りモノ】づくり
【最新刊】30年売れて儲かるロングセラーを意図してつくる仕組み

商品企画エンジン 代表梅澤 伸嘉氏の経営コラムに関するお問い合わせ