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最終回 第四十一話 「学ぶに暇わらずと謂うなかれ」

最終回 第四十一話 「学ぶに暇わらずと謂うなかれ」

まず、朱熹作の“勧学”と題した詩を読んでみよう。

謂うなかれ 今日学ばずして来日(あす)有りと
謂うなかれ 今年学ばずして来年ありと
日月逝きや 歳我を延ばさず
嗚呼 老いたり 是誰の愆ちぞや

誰の愆ちではない、自分自身の過ちである。この詩に関連して淮南子の言葉をのべてみたい。

“学ぶに暇あらずという者は暇ありいえども、また学ぶ能ず”と述べている。
学ぶ気がないから暇もないのである。学ぶ気さえあれば、いくらでも読書の時間などは見出すことができるものである。
“徐幹(後漢時代の学者)”は“学ぶ者は、才の足らざるをうれえずして志の立たざるをうれう”。学問をする人は、
自分の学識が十分でないことを心配するのではなく、自分の志が確立していないことを心配しなければならない。

この言葉について自分の恥を述べるようだが、私が最も読書に熱したのは三十才を過ぎたころであった。
その志すところは学卒者先輩に追いつき、追い越すが目標であった。三十五才で三ヶ月ほど 徴収兵として
質問があったが公務に読書に予想外の熱が入ってきた覚えがある。
三十才の終わりに、ようやく念願の目的を達したわけであったが、一段階段上がれば、もう一段と望むのが人情。
学ぶことに一段づつ位も上がる。いまは先賢の教えに感謝するのみ。


※一部旧字を現代漢字に変更させていただいております。

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経営コラムニスト紹介

日本光電工業(現・日本光電)元副社長・埼玉銀行(現・リそな銀行)元専務 井原隆一氏

井原隆一氏 日本光電工業(現・日本光電)元副社長・埼玉銀行(現・リそな銀行)元専務

1923年、14歳で埼玉銀行に入行。並外れた向学心から独学で10年刻みに
法律、経済、経営、宗教、歴史を修めた苦学力行の人。


最年少で課長抜擢、常務、専務を歴任の後、大労働争議と大赤字で
倒産寸前の会社の助人となり、一挙に 40社に分社する等、独自の再建策を
打ち出し短期間で大幅黒字、無借金の超優良企業に甦らせる。


その後も、実業界では他に類を見ない理論と実践を踏まえた先見力で
数々の企業を窮地から救うなど、再建の名人として活躍。


97歳を超えた今も、矍鑠(かくしゃく)とし、全国各地で講演はもとより、
高い見識と適切なアドバイスに多くの経営者が教えを請う。

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