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第三十七話 「人に勝とうと思うなら]

第三十七話 「人に勝とうと思うなら]

呂氏春秋に“人に勝たんと欲する者は、必ずまず己に勝ち、人を論ぜんと欲する者は必ずまず自ら論ず”とある。

この意味は、人に勝とうとする者は、まず自分に打ち勝たねばならない。
他人をへつらおうとするなら、まず自分を反省しなければならない。

また、「老子」には“人に勝つ者は力あり、自ら勝つ者は強し”とある。
すなわち、他人に勝つ者は力があるだけであるが、自分自身に勝つことができる者は真に強い者である。

これを言い代えれば、本当に強い人とは他人に勝つということではなく、自分に勝つことであるということになる。
自分は何に勝てばよいのか、それは人の邪念、利欲といえるだろう。

私は自己形成を目的とした四つの“ない”を心に決めて実行してきた。

「怒らない」「過ちを人のせいにしない」「心配しない」「もったいない=感謝」の四ないである。
力ずくでは勝ち目がないが、自己統制では欲に落ちることはあるまいと私合点しているわけで年寄りの
独り言と思われるかもしれないが自分では、よくやってきたと自分を褒めてやっている次第。

論語に“その進むに与(くみ) するなり、その退くに与せざるなり。”前に進もうとする者を助けるのであって、
つまり向上心のある者を助けるのであり、後ろに退くような者は助けないということである。



※一部旧字を現代漢字に変更させていただいております。

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2010.06.10
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経営コラムニスト紹介

日本光電工業(現・日本光電)元副社長・埼玉銀行(現・リそな銀行)元専務 井原隆一氏

井原隆一氏 日本光電工業(現・日本光電)元副社長・埼玉銀行(現・リそな銀行)元専務

1923年、14歳で埼玉銀行に入行。並外れた向学心から独学で10年刻みに
法律、経済、経営、宗教、歴史を修めた苦学力行の人。


最年少で課長抜擢、常務、専務を歴任の後、大労働争議と大赤字で
倒産寸前の会社の助人となり、一挙に 40社に分社する等、独自の再建策を
打ち出し短期間で大幅黒字、無借金の超優良企業に甦らせる。


その後も、実業界では他に類を見ない理論と実践を踏まえた先見力で
数々の企業を窮地から救うなど、再建の名人として活躍。


97歳を超えた今も、矍鑠(かくしゃく)とし、全国各地で講演はもとより、
高い見識と適切なアドバイスに多くの経営者が教えを請う。

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