menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

仕事術

第96回 スポーツ観戦は高画質4K有機ELテレビで!

デジタルAVを味方に!新・仕事術

 
日本では2018年末にBS/CS衛星による4K放送がスタート。本連載では「第83回 4K/8K放送は成功するのか?」で、必然性の無さから、普及への懸念を述べました。
ところが2019年はラグビーワールドカップ、2020年は世界的なスポーツイベントが東京で開催されるなど、ビッグな話題が目白押し。必然性は無くとも、より高画質で臨場感豊かに観戦したいという方も多いことでしょう。そこで今回は、4K放送によるスポーツ観戦のメリットと、お勧めの最新テレビをご紹介します。
 
■4K放送がもたらすメリット
1. 4K放送なら全体が見渡せる!
4Kの最も分かり易い特長は、画素数の多さ。同じ画面サイズなら、従来のフルHDに比べて4倍も高精細です。
細部まで緻密に表示できるので、選手が小さく映っても表情まで捉えられるほど。言い換えると、撮影は広角でフィールドを全体をカバーする方向に。視点が自由になれば、観客席にいるかのような感覚に近づき、特にラグビーやサッカーと相性が良さそうです。
 
2. 4K放送は動きが滑らか!
解像度が話題になりがちな4K放送ですが、実は、60pも大きな進化点。従来のハイビジョン放送(2K)は60i(30コマ/秒相当の情報で60コマに近い滑らかさを狙う)でしたが、4K放送は60p(60コマ/秒)。情報量が多くより滑らかな動きが再現でき、特にヒトの動作は有機的でリアルに感じられます。スポーツなら、躍動感のアップとして体感できるでしょう。
 
3. 4K放送は明暗差がダイナミックに!
4K放送で採用されるHDR(ハイダイナミックレンジ)技術は、明暗差を従来よりもダイナミックに捉えてテレビに伝送することができます。画質や臨場感の決め手は、明暗のコントラストと言われていて、HDR化によるリアリティーの向上は、画素数を増やすよりも意味効果的と考える向きもあります。
 
 
■今、4Kテレビを買うなら「有機EL」が断然お勧め!
テレビを購入しようとすると、画質の観点からは、「液晶」か「有機EL」かが大きな分かれ道です。
画質を重視するならば、すばり「有機EL」(関連記事:第74回 有機ELテレビ本格普及の兆し)ですが、あえて今、「有機EL」をお勧めしたい理由がいくつかあります。
 
1. 4Kチューナー内蔵55型が20万円切りも!
有機ELテレビは高画質な反面、価格の高さがネックでしたが、ここ最近は液晶の上位モデルと近い価格帯に。例えばLGやハイセンスのベーシックモデルなら、4Kチューナー内蔵の最新モデルが、20万円を切るお手頃価格で入手できることも。
 
2. 動きのある映像もキレイ
液晶は原理的に、残像と呼ばれる現象が起こり易く、具体的には、映像に動きがあるとボヤケたように見えたり、像が尾を引いて滲むように感じるケースがあります。
有機ELも残像はゼロではありませんが、液晶よりも有利で動画解像度が高く、目の疲れも少ないものです。スポーツを長時間観戦するなら、有機ELは賢い選択と言えます。
 
3. 大勢で囲んでもキレイ
液晶には「視野角」と呼ばれる弱点があります。例えば、「視野角が狭い」製品の場合、画面を横から覗き込むと、明るさや色味が大きく変化して見えてしまいます。各社の最上位モデルでは、視野角が広めのパネルを使用していますが、それでも横から見た際の変質は避けられません。
その点、有機ELならこの「視野角」問題はゼロではないものの、液晶と比べると桁違いに良好。ほぼ真横から見ても、変化は僅かです。
家族や友人と大勢でテレビを囲んでスポーツを観戦するなら、「有機EL」は有利と言えるのです。
 
 
■お手頃価格で注目の最新モデル!
有機ELテレビは各社から発売されていますが、お手頃価格のお勧め最新モデルを具体的にご紹介しましょう。
 
 
digital1909no2.jpg
 
2019年モデルでBS/CS 4Kチューナーを内蔵しています。
LGはグループ内で有機ELパネルを生産する、有機ELテレビのリーダー的ブランドで、
各種映像配信サービスへの対応や、音声認識による操作も先進的。それでいて価格もリーズナブルと魅力的です。65型/77型もラインナップしています。
 
digital1909no1.jpg
 
 
ハイセンスは中国を拠点とする世界的な総合家電メーカー。
本製品はBS/CS 4Kチューナーを内蔵し、映像エンジンも東芝の技術を採用。日本のユーザーも満足できる内容でありながら、低価格を実現しているのは魅力的です。
 
 
■さいごに
最新の有機ELテレビをご紹介しましたが、価格が身近になっていて驚かれたのではないでしょうか?
もう有機ELテレビは特別なモノではなく、日常のテレビとして根付こうとしています。
有機ELテレビを入手して、スポーツ観戦はもちろん、映画やドラマなども、より高画質で楽しんでみてはいかがでしょうか?
 

第95回 手軽にいい音。新しいオーディオのカタチ前のページ

第97回 イヤホン「ネックバンド+ANC」のススメ次のページ

関連記事

  1. 第122回 テレビ感覚で使える超短焦点プロジェクター

  2. 第65回 動画配信のススメ

  3. 第131回 寝ながら使えるイヤホン「寝ホン」が話題!

最新の経営コラム

  1. 第124回 隣地を使用する権利

  2. 第115回 長門湯本温泉(山口県) リニューアルしても変わらぬ「癒やしのぬる湯」

  3. 時代の転換期を先取りする(16) キリスト教迫害から寛容の時代へ(コンスタンティヌス帝)

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. ブランド

    <事例―9 ミシュランとギネス(B2C)>販促物で終わらず、企業の文化資産に昇華...
  2. 経済・株式・資産

    第138回 経営とリスク(23)
  3. 戦略・戦術

    第72話 オリンパス事件について考える
  4. 社員教育・営業

    第48話 成長課題 管理職の部下育成術(48)
  5. 経済・株式・資産

    第29回 改めて驚かされる事業変革のスピード「サイバーエージェント」
keyboard_arrow_up