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第107回 超簡単にビデオコミュニケーション「Amazon Echo Show」

第107回 超簡単にビデオコミュニケーション「Amazon Echo Show」

 

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【写真: 筆者が購入したAmazon Echo Show 5】
 
コミュニケーションで“非接触”が求められる今、ビジネスの領域ではビデオ会議が身近になりました。
一方、家族間ではどうでしょうか? お盆の時期には、“オンライン帰省”という言葉を耳にしましたが、相手が高齢者の場合は、機器の操作がままならず、特に単身で補助者がいないようなケースでは困難なケースが多いものです。

そこでお勧めしたのが、Amazonの「Echo Show」シリーズ。音声認識で操作できるスマートスピーカーに画面をプラスした製品で、各種情報表示や動画再生のほか、カメラを内蔵していて、テレビ電話的に利用することができます。
特筆すべきは操作が至って簡単なこと。WiFiやアカウントなどの事前準備や設定は必要ですが、一度済ませておけば、「Echo Show」側は、全く操作無し、あるいは“声”で「呼びかけ」をするだけで、話したい相手とビデオ通話が可能です。
 
筆者は、高齢の母(84歳)の見守り用として、手の平サイズ(画面が5インチ)の「Echo Show 5」を実際に導入しました。
使い方は簡単。設定を済ませた「Echo Show 5」を母の姿が見え易い場所に設置しておき、こちらはスマホのAlexaアプリから「Echo Show 5」を呼び出すだけ。
ポイントは、母側で「Echo Show 5」の操作が一切不要なこと。「Echo Show」は「呼びかけ」を受けると、「受話」のような操作無しに、ビデオ通話が開始します。
これなら、睡眠中でも映像で様子を確認することができ、スマホやタブレットのビデオ通話アプリとは違った特徴と言えます。また、機器の操作に不慣れな方に加え、身体の都合で操作できない方の利用にも適します。
ここで気になるのはプライバシーですが、基本設定で通話が自動開始しないように選択できるのはもちろん、カメラはスライドスイッチで分かり易くオン・オフの切り替えが可能。さらに、オフ時は、内蔵の“フタ”がカメラのレンズを覆う構造で、利用者に安心をもたらす工夫も盛り込まれています。
 
少しハードルは高くなりますが、「Echo Show」から呼びかけることも可能です。例えば、母の「Echo Show」から筆者(こうのいけ けんぞう)のスマホ(Alexaアプリ)を呼び出す場合、以下のような音声のやり取りで操作することができます。
 
母: 「アレクサ、けんぞうに電話する」
Echo Show: 「こうのいけ けんぞう さん ですか?」
母: 「はい」
Echo Show: 「こうのいけ けんぞう さん のアレクサデバイスに発信します。」
といった具合です。
 
「Echo Show」を起動するための「アレクサ」という発話が難しければ、「エコー」のようにも変更可能です。
また実際には、登録されている連絡先の数や名前などによって混乱が生じることもありますが、そうした際は、何度かテストして確実な方法を見つけておくと良いでしょう。
 
「Echo Show」は、ネット上の情報を検索したり、YouTubeの映像、Amazonビデオで映画やドラマなどの鑑賞、家電の操作などにも利用できる多機能な機器ですが、リーズナブルな価格なので、ビデオ通話や見守り用途に限定してもそれほど負担感は無いはずです。
また記事では、筆者側がスマホ(Alexaアプリ)を利用していますが、「Echo Show」同士でも通話できます。「Echo Show」には、画面のより大きな「Echo Show 8」(8インチ画面)、「Echo Show」(10インチ画面)もありますので、ニーズに応じて選ぶと良いでしょう。
 
「Echo Show」は、高度な技術を凝縮しつつも、それを意識させず、誰にでも利用できるように工夫していて感心します。日常での活用はもちろん、家電業界、IoT業界、各種サービス業関係者はビジネスの観点からもご注目を!
 
 
【今回紹介した製品】
製品名: Amazon Echo Show 5
 

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経営コラムニスト紹介

ディーエーシージャパン 鴻池賢三氏

鴻池 賢三氏  ディー・エー・シー・ジャパン

株式会社オンキヨーにてAV機器の商品企画職、米国シリコンバレーのデジタルAV機器用ICを手がけるベンチャー企業を経て独立。 現在、WEB・テレビ・雑誌等のメディアを通じて、AV機器の評論家/製品アドバイザーとして活躍中。その他、「ディー・エー・シー ジャパン」を設立し、AV機器関連企業の商品企画コンサルティングや、日本唯一のTHX/ISF認定ホームシアターデザイナーとして、商業施設から個人のホームシアターまで、AVの視点から空間の提案やアドバイスなども手がける。 2009年より、日本オーディオ協会「デジタルホームシアター普及委員会」委員、映像環境WG主査。 2010年より、ビジュアルグランプリ審査員(主催: 音元出版)

【主な著作】
オールアバウト「ホームシアター」
http://allabout.co.jp/gm/gt/53/
イミダス「オーディオ・ビジュアル」2007年~(集英社imidas) 「AV REVIEW」(音元出版) (鴻池賢三のハンズオン映像調整講座~画質が100倍良くなる映像調整術ほか)

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