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第7講 経営者と従業員の信頼関係

第7講 経営者と従業員の信頼関係

■心を救った拍手と歓声

_honbun大規模リコール問題で揺れるトヨタ自動車。
豊田社長はアメリカ議会の公聴会で厳しい追求を受けました。

窮地に立たされた豊田社長は、公聴会の後に駆けつけたケンタッキー州ジョージタウンで、
大規模生産拠点の従業員に向けて感謝と激励の言葉を投げかけました。

その声はつまり、目からは涙も…。
豊田社長の心を救ったのは、従業員からは温かい拍手と歓声でした。
後日、ケンタッキー州知事からアメリカ議会に、トヨタ自動車の擁護を訴える書簡も送られたそうです。

この背景には、トヨタ自動車が、過去の不況時にも地元ジョージタウンの雇用を守り続けたことや、
ジョージタウンの学校やスポーツ施設に多額の寄付を行ったことがあります。

しかし、社長の涙と従業員の歓声を見ると、経営者と従業員の間には、
トヨタ自動車の原点である「人間尊重」の精神が宿っているように思えてなりません。


■見つめなおすべき従業員との信頼関係

経営者は孤独です。
窮地に立たされた経営者は、誰にも相談できない闘いを強いられます。

「外圧」「不安」「苦悩」。心が折れそうになることもあるはずです。
それを勇気づけてくれるのが、従業員からの温かい支持です。
従業員を激励していたつもりが、従業員から激励される。
いつの間にか従業員の目の色が変わり、一体感が生まれている。

こうした状況が経営者をどれほど救うことでしょう。

多くの企業は、トヨタ自動車のように寄付する財力がなく、雇用を守る体力にも不安があるかもしれません。

しかし、日ごろから従業員との共生を唱え、夢や目標を共有し、雇用維持にむけて全力を傾ける。
さらに、従業員の声を聴き、互いに腹を割って意見をぶつけあい、感謝の気持ちを忘れない。

その姿勢は、従業員に必ず伝わるはずです。

トヨタ自動車も数々の摩擦を経て、今があります。一朝一夕では作りあげることのできない信頼関係。

「果たして、窮地のときに心救われるような信頼関係があるのだろうか。」
経営者の方々は、腰を据えてもう一度、従業員との関係を見つめなおしてはいかがでしょうか。

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経営コラムニスト紹介

人財開発コンサルタント 斎田真一氏

斎田真一氏 人財開発コンサルタント

会社の業績向上は「社員のモチベーションから生まれる」と主唱する
若手気鋭の人財開発コンサルタント。

ケーススタディとロールプレイングを組み合わせ、職場の課題にあわせた
参加型教育プログラムや研修ツールを開発し、解決へと導くプロ。
ベテランから若手社員まで、自ら考え行動し、成果を出せる社員へと
育てあげるその指導法は中小企業を中心に実績多数。

大手通信会社での営業マン時代、できる社員が揃って持ち合わせた共通点と、現状の社員教育の問題点に着目。その経験をもとに、コンサルティング会社にて独自の教育プログラムや教育ツールを次々と開発。社員教育に採用した経営者から反響を呼び、以来、全国を飛び回る。
2008年独立。中小企業診断士。
KKC代表経営コラム「職場のこころ学」好評連載中

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