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第189回 『外国人研修に思う』

第189回 『外国人研修に思う』

日本の某大手企業に依頼で、海外現地法人の経営者向けに一日研修を行った。
 
その国でナンバー2のポジションに就く非日本人社員で、現地化の大方針のもとに
将来はトップの座を占めることを期待されている人たちである。
 
マレーシア人、インドネシア人、韓国人、
イギリス人、アメリカ人から成る16名(すべて男性!?)に対して、
「企業経営とリーダーシップ」というテーマで、
朝8時半から夕方5時半までプレゼンテーションをした結果、
強く感じたことがいくつかある。
 
 
何といっても唸らざるを得ないのは、
英語を母国語としないアジア人参加者の英語力が
シッカリしているということである
 
シッカリというのは、
多くのインド人が話す英語のようにアクの強い巻き舌の破格英語ではなく、
発音、語彙、文法、表現力、内容…ともに基本が出来ている英語、
という意味である。
 
もちろん、それなりの集団というバイアスはあるが、英語をこれほどまでに
仕事の武器として使いこなすことができる日本のビジネスマンを、
16人も一ヶ所に集めるとなると、かなり難しい所業ではないかという気がする。
 
流暢な英語ではない。
シッカリとした英語力が肝要だと言いたいのである。
 
 
誰だったかは忘れたが、「英語(力不足)が日本を滅ぼす」と言った人がいた。
 
ビジネスの世界におけるグローバル・ランゲージは英語である
という事実を曲げることはできないのだから、
アメリカ人と対等に渡り合えるレベルの
シッカリとした英語力を身に着けた日本人が、
今の10倍くらいに増えなければ、
日本の孤立化はなかなか改善されることはないだろう。
 
 
もうひとつ驚いたことがある。
アメリカ人なら当たり前、イギリス人でも理解できるが、
今回のアジア人が、ほぼ全員《A型》の持ち主であるということだ。
 
と言っても血液型の話しではない。
 
A型とはアグレッシブ(AGGRESSIVE)ということで、
全員が積極的に手を挙げて発言する。
質問をしたり自分の意見を述べるのはもとより、
時として私の言うことに反論を唱えたりもする。
実に小気味が良い。
 
私は
「会議に参加するからには
 参加者は発言することにより
 会議に付加価値を提供しなければならない」
と考えている。
 
今回のアジア人はまったく逆で、非常にアグレッシブである。
アサーティブ(ASSERTIVE)に強く自説を主張する。
全員が会議に付加価値を加えているのである。
 
 
もうひとつ面白い発見があった。
 
研修の最後に
「今の会社を辞めても、半年以内に
 今以上の年収で新しい仕事を見つける自信のある人?」
と質問したところ、16人中14人が即座に手を挙げた。
 
日本人ではこういうことは絶対起こり得ない。
 
こういう自信満々(または過剰?)の外国人を
うまくマネージして辞めさせないためには、
日本企業の本社は余程シッカリしなければならない。

バックナンバー

2020.06.12
第189回 『外国人研修に思う』
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第188回 『コミュニケーションは人なり』
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第187回『インセンティブの本質を見失ってはいけない』
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第186回 『リーダーは作れるか?』
2020.02.14
第185回 『情熱の火を消さないためにリーダーがなすべきこと』
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経営コラムニスト紹介

国際ビジネスブレイン代表取締役 新 将命氏

新 将命 (あたらし まさみ)氏
国際ビジネスブレイン 代表取締役

海外留学の経験なしで、MBA出身者がしのぎを削る外資系企業に挑戦。
卓越した実行力・実務能力とバイタリティで、抜群の実績を上げ頭角を現わし、
社長業はじめ数々の要職を歴任してきたグローバル経営時代の先駆者。

目先の業績ばかりが重視されがちな外資企業にあって、
“企業は人なり”を経営信条に中長期的な会社づくりを展開。
四半期毎の業績獲得はもちろん、永続繁栄のための基盤づくりに貢献する。

1936年東京生まれ。早大卒業後、シェル石油入社。
その後、米国コカ・コーラカンパニー・オブ・カリフォルニア、
ジョンソン・エンド・ジョンソン社長、
米国フォーチュン500でも著名なサラ・リー社の日本法人社長、米国総本社の副社長、
日本フィリップス代表取締役副社長、日本ホールマーク社長などを務める。

国内にても、堂々と多国籍企業と渡りあえる企業の育成を主眼とした経営指導機関
「国際ビジネスブレイン」を設立。
住友商事アドバイザリーボードメンバー、ファーストリテーリングアドバイザー、
健康コーポレーション取締役、グローバル・リンケージ取締役など、
大中小企業の取締役や社外重役等を歴任する。

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