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第44話 成長課題 管理職の部下育成術(44)

“出来る”管理職の条件

あなたの会社の管理職は「部下と勝ち様(勝っている姿)を語り合う」ことが出来ていますか?
 
業績・成果を上げ続ける“強い会社”を創るためには社員一人ひとりを『自ら考え行動し“より良い結果を出す”ことが出来る人』すなわち『自創の人(部門経営者)』に成長させ続ける必要があります。
 
『自創の人(部門経営者)』とは「勝負に勝つことが出来る人」でもあります。
 
会社で働き、報酬をもらうのがプロのビジネスマンです。
プロである以上、勝たねばなりません。
ビジネスはあくまでも勝負の世界です。
競合に勝たねば、いずれ会社の存続も危ぶまれます。
 
プロサッカーの選手は試合(勝負)に臨むにあたりチームがどのような状態で勝っているのかを決めメンバー全員が同じ姿をイメージしています。
 
1-0で勝つ
5-0で勝つ
5-4で勝つ などのいずれか といった具合です。
 
勝ち様(勝っている姿)をどれにするのかによってメンバー構成や攻めと守りの配置(役割)そして具体的な攻め方や守り方などの勝ち方が変わってきます。
 
勝ち様をメンバーが同じようにイメージし勝ち方はメンバーそれぞれが自らの役割を認識し、その役割責任を果たすことによってチームとして「勝った」といえる状態を創ることが出来るのです。
 
会社でも同じことが言えます。
各部門や課、係など、それぞれの組織の長である管理職は自分が率いるチームが年間を通じて勝っている姿を部下・後輩と常に語り合う必要があります。
 
年間売上目標や年間利益目標が達成できている状態とはどのような状態なのか?
 
どのようなお客様がどれだけ増えているのか?
 
どの商品(売り物)がどれだけ売れているのか?
 
その商品の生産体制や仕入れ体制、流通網や販売網事務作業の軽減、教育体系などはどこまで変化しているのか?
 
など、それぞれのチームが年間を通じて勝っている姿をそのチームに属するメンバー一人ひとりがイメージし自らの果たすべき役割を認識している状態を管理職が率先して創ることが出来るようになる必要があります。
 
自創経営における人財育成のための目標管理の仕組みではチャレンジシートとランクUPノートを活用し社員一人ひとりが自らの立場と役割を正しく認識して働く仕組みになっています。
 
社員一人ひとりが自らチャレンジシートで年間目標を掲げその目標必達のために、ランクUPノートを活用し月間、週間、そして日時の行動計画へと順次ブレークダウンしていく過程において管理職は成長対話を行うことが出来るようになり部下・後輩と勝ち様と勝ち方を明確にすることが出来るようになる必要があります。
 
「このような戦い方(働き方)をすれば、ここまでの勝ち様になる」
 
と、部下・後輩が鮮明にイメージすることによって成長意欲が高まり、学習意欲も目覚め、具体的に行動が変わるのです。
 
勝負に勝つチームを創ることが出来る管理職に成長するための『管理職養成講座』は大好評でこの2月から新たに第14期春季コースが開講致します。
 
「目標がある人は強い」
「ノっている人は強い」
「攻めている人は強い」
 
チームを活気づかせることが出来る管理職の育成に全力を尽くしてまいります。

 

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