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第19話 成長課題 管理職の部下育成術(19)

“出来る”管理職の条件

あなたの会社の管理職は
 
『部下の“成長”を期待をすること』が出来ていますか?
 
強い会社として業績・成果を上げ続けることが出来る組織を創るためには、
社員一人ひとりが
 
『自ら考え行動する人』=『任すから任せるに足りる人』
  (自創の人)        (部門経営者)
 
に育ち続ける必要があります。
 
 
部下を育成する責任のある管理職の方々に「人を育てる要点は?」とお聞きすると、
 
「叱って部下を伸ばす!」
「誉めて部下を育てる!」
 
などの声が多く返ってきます。
 
確かに叱ることも誉めることも手段としては必要ですが、その根底に“期待”が込められていることが大前提です。
 
その期待も、「成果を上げることを期待する」のではなく、「成果を上げることが“出来る人財に成長する”ことを期待する」管理職であることを望みます。
 
成果そのものを期待してしまうと、部下は目先のノルマ管理に走り、やらされ感に陥り、成果を上げられなかったときに叱られることを恐れ、チャレンジすることを避け、結果的にやる気がないように見える社員を育ててしまう可能性が高まります。
 
誰もが子供のころ、自分を育ててくれている親が望む「成長してほしい」という期待に応えようと努力した経験があるはずです。
 
“人は成長期待に応えようとする生き物”なのです。
 
私自身、師匠であり、上司であり、父親の鷹年先生から
「〇〇のために、いつまでに、~が、ここまで出来るようになって欲しい」と、期待の込められた成長課題を与えられ奮起したものです。
 
『ほど良い期待が人を育てる』
 
ただし過度な期待は部下を潰してしまう可能性があります。
 
そのサジ加減が人財育成の妙です。
 
部下の成長を心から期待していることが伝われば、誰しもその期待に応えようと懸命に努力をします。
 
人財育成の仕組みである自創経営では、チャレンジシート、ランクUPノートを活用して、自らを成長させるための成長課題とその解決方法を上司と成長対話を行う仕組みになっています。
 
その対話の節々に、部下の成長期待を伝えることが出来る管理職の育成が、貴社の長期にわたる発展のカギとなると言っても過言ではありません。
 
新しい年が幕を開け、人財を育てる対話力を養う管理職の育成に全力を尽くしてまいります。
 
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

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