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社員教育・マネジメント

2010.06.11

第19回 教えることで、なぜ成長するのか

学び上手な社員を育てる 社員教育のすすめ方

前回まで「一対一(マンツーマン)で学ばせる」方法について見てきました。
今回はまとめとして、人に教えることが、なぜ社員の促すのかについて考え ていきます。

教える側の先輩社員に話を聞くと、彼・彼女達が感じている「人に教えるメリット」は、
「自分が成長できる」というものです。では、なぜ人に教えることで、 教える側が成長するのでしょうか?
ここでは3つの理由を取り上げます。

本人が勉強する

会社に入ってきた新卒や中途を、先輩社員が教えることで、彼・彼女自身が多くを学びます。
「質問されて答えられなかったら恥ずかしい」と、会社や顧客、商品に関する知識を
再度勉強する先輩社員も多くいます。

新人に説明するために、今までなんとなくやってきた仕事の意味や理由を考えるようにもなります。
「何のためにやるのか」「全体の中のどの位置づけにあるの か」他人に教えることで、
本人が仕事の意味や作業の目的を考えるようになり、より効率的・効果的な仕事ができるようになるのです。

また、新人の新しい発想や疑問に触れることで、
「あ、そういう考え方もあるのか」と新たな気づきを得ることもあるでしょう。
他人に教えることで、一番学ぶのは、教える側自身なのです。
 

悩み、苦しむ

人に教えることで、さまざまな悩みが生まれてきます。
「思ったようにいかない」「なかなか成長してくれない」「説明が伝わらない」など。
人に教える過程で何も問題なく進む方が珍しいでしょう。

上手くいかないからこそ、教える側は悩み、苦しみ、考えます。「なぜだろう?」「どうすればよいのか?」。
悩み、苦しんでいる時ほど、人は学ぶのです。
解決策を得るために、本を読んだり、経験者のアドバイスを受けたり、セミナーに参加したりと。

壁にぶち当たり、悩んでいるからこそ問題意識が明確になり、吸収力も高まるのです。
悩みがなければ、考えることも少ないでしょう。
人に教えることで、さまざまな壁にぶち当たるからこそ、教える側は成長するのです。

自覚が生まれる

人に教える立場に立つということは、感覚的にいえば「自分の下に人がつく」ということです。
つまり、自分が一番下ではなくなるのです。入社数年目で今まで 一番下っ端だった社員も、
後輩がつくことで、「自分も先輩になった」という自覚が生まれてきます。

今まで「一番下だから」ということで持っていた甘えや依存心も、後輩がつけば出にくくなります。
周囲もそのように扱うので、より本人の自覚が進むのです。
自分の下に人がつくことで、「こいつを育てなければ」「自分が教えないと」という責任感が生まれるのです。
人に教えることは、本人の自立を促し、成長を加速させるのです。

以上、人に教えることで何故社員の成長が促されるのかについて見てきました。次回もお楽しみに!

講師紹介

関根雅泰(ラーンウェル代表取締役)

 デキル社員を育成するためには仕事の覚え方と学び方、それを支える社内体制づくりが必須条件と主唱する人育てのプロ。デキル社員は、総じて仕事の覚えが早く、学び上手であることに着目し、仕事の教え方と社員教育の仕組みを開発。社員育成指導に採用したところ「指示待ち社員がいなくなった」「自ら...>もっと見る

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