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第15回 タイプ別の仕事の教え方(1)

学び上手な社員を育てる 社員教育のすすめ方

社員教育・マネジメント

2010.06.11

関根雅泰(ラーンウェル代表取締役)

今回から数回に分けて、色々なタイプに対して「一対一(マンツーマン)で学ばせる」方法について見ていきます。
今回は、中途採用者にありがちな「プ ライドが高い人」と「勘違いしている人」への教え方です。

 

プライドが高い人

自分より年上の人や中途採用の経験者、MBAホルダーなど、性格的なものも含めて、
プライドが高い人っていますよね。教えようとしても、鼻でくくったよう な対応をされたり
「あなたに私を教えられるんですか?」とでもいった態度をとられる。
こちらもカチンときますが、仕事だから仕方なく教える。そんな相手で す。
 

【相手の話を聞く】
彼らは、自分のプライドがより所ですから、それを否定しないように気をつけましょう。
こういう人は自分なりの意見をもっていることが多いので、まずは相手の話を聞いてあげることです。
言うだけ言わせた後で、こちらから話をします。
 

【やらせてみる】
上手く相手をのせプライドを刺激しながら、やらせてみます。
上手くやるようなら「さすが!」と認めてあげ、ダメならそれはそれでチャンスです。
本人ができ ないことに気づいてくれれば、こちらの話を聞き入れてくれる可能性が高いわけですから。
 

【やってみせる】
私たちがやってみせるときは、相手がぐうの音もでないほど、上手くできるといいですね。
プライドが高い人は、自分より能力の高い人の話なら聞こうと思って くれます。
 

【声かけをする】

プライドが高い人は、自分から相談にくることは稀です。なるべくこちらから声をかけていきましょう。
 

勘違いしている人

「自分はできる」と勘違いしている人もいます。
周囲から見ると、まだまだなのに、本人だけは自覚していないケースです。
 

【できないことに気づかせる】
こういう人にまず必要なのは「できないことに気づかせる」ことです。
そうしないと、こちらの言うことに聞く耳をもちません。本人はできると思っているわけ ですから。
 

【体感させる】
私たちが許容できる範囲内で、やらせてみて、失敗させます。
「自分はまだまだ」ということを身体で感じてもらうということです。
こういう人たちは、自分が 困らない限り、教わろうとしません。
 

【指摘する】
やらせてみてできていないところを、言い方には気をつけながらも、厳しく指摘します。
勘違いしている人の多くは周囲から厳しく言われた経験がありません。
自分の言動を軌道修正する機会を逸してしまったのです。だからこそ厳しく指摘してくれる人に、
最初は反発するかもしれませんが、あとで感謝してくるケース がほとんどです。
 

【観察させる】
やって見せて、力の差を歴然に示します。
例えば、顧客対応で失敗したフォローで、私たちが同行しその場をおさめれば、
彼らのこちらを見る目が変わります。
 

 以上、今回はタイプ別の教え方として「プライドが高い人」「勘違いしている人」への対応を見てきました。
次回もお楽しみに!
 

参考書籍:

これだけはおさえておきたい仕事の教え方

関根雅泰著 日本能率協会マネジメントセンター

講師紹介

関根雅泰(ラーンウェル代表取締役)

 デキル社員を育成するためには仕事の覚え方と学び方、それを支える社内体制づくりが必須条件と主唱する人育てのプロ。デキル社員は、総じて仕事の覚えが早く、学び上手であることに着目し、仕事の教え方と社員教育の仕組みを開発。社員育成指導に採用したところ「指示待ち社員がいなくなった」「自ら...>もっと見る

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