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第10回 仕事の教え方3 実行させる -やらせてみる

学び上手な社員を育てる 社員教育のすすめ方

社員教育・マネジメント

2010.06.11

関根雅泰(ラーンウェル代表取締役)

社員に対して、教え方の基本ステップ「1.実演する」(第8 回)「2.説明する」(第9回)を通して、
頭でわからせたら、次は「3.実行させる」で実際にやらせてみます。


教え方の基本ステップ3 実行させる~やらせてみる


【本人に言わせる】

まずはどうやってやろうと考えているかを、社員自身に言わせます。
どうやればよいかの情報は「実演する」と「説明する」で 提供しているわけですから、考える材料はあります。
それを元に「自分ならどうやるか」を考えさせます。
手間はかかるかもしれませんが、何かをやらせる前に 本人の考えを確認することは大切です。
その段階で、どれだけ教えたことを理解しているかがわかりますし、
的外れなことをしないよう軌道修正することもでき るからです。


【ゴールを合意する】

やる前に確認しておくべきことは「どこまでやれば合格か?」というゴール(目標)設定です。
これがないと、やらせた後の振 り返りが上手くいきません。
営業であれば、お客様から次回アポを取ることを目標にするとか、製造なら時間内の生産量を決めておくなどです。


【途中で止めない】

基本的に一度やらせたら、最後までやらせます。
「あ~あ~見てられないよ!」と途中で手を出したり「ちょっと!代わりなさ い」と
自分がやってしまったりはしないようにしましょう。
それをやってしまうと、いつまでたっても社員が自分でできなくなります。
よっぽどのことが無い限り、グッと我慢して、最後までやらせましょう。


【観察する】

やらせている時に、その場にいられるならば、彼・彼女らの行動をじっくりと観察しましょう。
観察の際には、具体的な言動に 着目します。接客であれば、お客様に何を言って、どんな立ち居地で話しかけ、
どんな手の使い方をしていたのかなど、事細かに観察します。できればメモを とっておくことをオススメします。
このメモがあとで、コメント(評価)するときに力を発揮します。


【報告を受ける】

その場で見ることができないときは、後で報告を受けることになるでしょう。
そのときは、現場の様子がどうだったのかイメージできるよう、社員に説明させます。
おそらく断片的なことしか言えない可能性がありますので、こちらからどんどん質問して状況を把握します。
「そのときお 客様は何ていったの?」「あなたは、その後何を言ったの?」「お客様はどんな表情をしていた?」など。
報告をさせることで、彼・彼女らに現場の追体験をさ せることができるのです。

 


 

以上、今回は「教え方の基本ステップ3 実行させる」を見てきました。次回もお楽しみに!

参考書籍:


「これだけはおさえておきたい仕事の教え方」
関根雅泰著 日本能率協会マネジメントセンター

以上

講師紹介

関根雅泰(ラーンウェル代表取締役)

 デキル社員を育成するためには仕事の覚え方と学び方、それを支える社内体制づくりが必須条件と主唱する人育てのプロ。デキル社員は、総じて仕事の覚えが早く、学び上手であることに着目し、仕事の教え方と社員教育の仕組みを開発。社員育成指導に採用したところ「指示待ち社員がいなくなった」「自ら...>もっと見る

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