第66回 スマホカメラで簡単翻訳

デジタルAVを味方に!新・仕事術

トレンド・新技術

2017.03.24

鴻池賢三(ディー・エー・シー・ジャパン代表)
スマホのカメラをかざすだけで、風景の中にある文字が翻訳できてしまうアプリ「Google翻訳」が遂に日本語に対応し、その使い勝手の良さと不思議な感覚が話題になっています。
海外出張や旅行で「Google翻訳」を利用すれば、もっと積極的に、活動範囲が広がるかもしれません。
今回は、「Google翻訳」の注目ポイントと活用術をご紹介します。
 
 
■風景の中の文字か置き換わる
カメラをかざして文字認識と翻訳を行うアプリは既に多数登場していますが、原文に対し、訳文が別途文字情報として表示されるものが殆どでした。
その点、「Google翻訳」は、カメラが捉えた風景の中にある文字に、訳文を重ねて表示するのが大きな特徴。文字の大きさや角度も調整するので、実際の風景が翻訳されたかのような錯覚を覚えます。最新技術の1つ、「AR」(拡張現実)の一種と言えるものです。
看板、標識、警告文、メニューなどは、レイアウトを保ったまま翻訳してくれると、直感的に理解できるのが美点です。
 
 
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【写真】
英語メニューにスマホ(Google翻訳)のカメラを向けた例。画面内に同じレイアウトで日本語訳を表示してくれます。筆者の場合、ビジネスで英語を使いますが、エレクトロニクス関係には強いものの、食材などはボキャブラリーが少ないので、とても助かるシチュエーションです。
 
 
■対応言語は? 英語を中心に活用!
現在、「Google翻訳」のカメラ機能を使って日本語に翻訳できるのは英語のみです。英語は比較的馴染み深く、わざわざ道具を使って日本語に翻訳する需要は少ないかもしれません。
一方、英語を中心にすると、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、ドイツ語、フランス語、イタリア語など、幅広い言語に対応していて、利用価値がぐっと上がります。
筆者の場合、ロシア語は文字の識別すらできませんが、「Google翻訳」があればカメラをかざすだけで英語に置き換えてくれ、おおよその意味が掴めるので、出張や旅行の強い味方になりそうです。
 
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【写真】
ロシア語から英語への変換は、YouTube映像で実験してみました。筆者はロシア語が全く分からないので、精度は評価できませんが、英訳には“RAILWAY”など、見慣れた単語が現れるので、おおよそ全体の雰囲気を把握できました。レイアウトをそのままにワードを置き換えてくれるのは、手品のように面白くも感じます。
 
■さいごに
外国語を習得すれば、その国の人々と直接触れ合うことができ、打ち解けるのも早いと思いますが、強い動機と相当な努力が必要でしょう。
興味が湧けば語学習得の意欲も高まると思いますので、まずは、「Google翻訳」を片手に、気になる国へ飛び込むのが良いかもしれません。
海外から日本への来訪者にも「Google翻訳」は実用的ですので、客人を迎える際には、是非教えてあげてください!
 

講師紹介

鴻池賢三(ディー・エー・シー・ジャパン代表)

株式会社オンキヨーにてAV機器の商品企画職、米国シリコンバレーのデジタルAV機器用ICを手がけるベンチャー企業を経て独立。 現在、WEB・テレビ・雑誌等のメディアを通じて、AV機器の評論家/製品アドバイザーとして活躍中。その他、「ディー・エー・シー ジャパン」を設立し、AV機器関連企業の商品企...>もっと見る

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