第40回 「寄付つきビジネスが盛ん!?」

継続経営 百話百行

トレンド・新技術

2017.03.03

野田宜成(継続経営コンサルタント/ビジネスミート代表)
寄付を年間いくらしてますか?
 
 
日本では
2012年には約1.4兆円(個人6,931億円(2012年)、法人7,168億円(2011年))
対名目GDP 0.30%。
 
一方、アメリカにおける2012年の寄付総額(個人・法人を含む)は、
3,162 億ドル(約27.2兆円)で、日本のおよそ19.4倍。
対名目GDP比も2%で日本とは大きな差を見せている。
 
 
と、日本とアメリカでは大きく違うようです。
 
 
また、
アメリカは、寄付をする方法が多種多様なので
寄付しやすいことも一因の気がします。
 
間接的な寄付として、企業で消費をしたときに
寄付されるプログラムがあります。
 
2015年 世界で最もイノベーティブな50社で
アップル、グーグルを抜いて1位だった会社
ワービーパーカーでした。
 
 
 
この会社は、ネットで注文できる眼鏡屋さんです。
 
ペンシルベニア大学ウォートン校に在籍していた4人の学生が2010年に創業し
配送/返送とも無料にし
5つのフレームを5日間試着できる無料トライアル
契約工場を自社で抱えて製造し価格を抑えています。
 
約120億円の売上げで
現在はネットだけではなく実店舗もあります。
 
 
 
 
(ロサンゼルスで店舗にて)
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そして、特徴の1つが
眼鏡を一個買うと貧国に眼鏡1個が送られる仕組み。
 
正確には
販売したメガネ数に応じて、仕入れコストと同等額を非営利団体に寄付
寄付は発展途上国の人々がメガネ販売するためのトレーニングに活用
 
WarbyPeakerの顧客の46%は社会に恩返しするプログラムを喜んでいるのです。
 
(ホームページから)
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2006年に設立し、今では日本でも購入可能なのが
シューズショップの トムズシューズ。
 
 
ワンフォーワンというテーマで
靴を1足購入するたびに、TOMSから途上国に靴が贈られる。
 
今は、さらに、アイウエアを1つ購入すると、ギビングパートナーを通して視覚障害を持つ1人の視力を回復させる援助を行っているそうです。
 
 
(ホームページから)
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オーガニックスーパーで有名な
ホールフーズマーケットは
 
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こんな告知がされていました。
 
「5%DAY」
 
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ぱっと見たときに
 
日本でよくある
5のつく日は5%引きみたいな
プロモーションかなと思ったのですが
 
よく見ると違うのです。
 
 
「3ヵ月ごとに5%の日を設けています。
 純売上高の5%を、弊社とコアな価値観が一致する
 地元や地域のNPOや教育機関に寄付をしています。」
 
安いから、スーパーに行くのでは無く
価格は値引かないが、5%寄付されるから行く。
 
このように、間接的に寄付されるというのが
たくさんあります。
 
 
 
日本も、少しずつ増えているようです。
 
テーブルフォーツーは、
会社の食堂などで
対象となる定食や食品をご購入いただくと、
1食につき20円の寄付金が、TABLE FOR TWOを通じて開発途上国の子どもの学校給食になるという仕組み。
 
そこに賛同する会社や
これに賛同して購入する人が増えているそうです。
 
 
 
私もアメリカ行ったときにワービーパーカーを購入したり
誕生日カードは、ユニセフのカード(半額が途上国に行く)を購入したりしています。
 
 
 
直接何かに寄付をしなくとも
買い物を通じて寄付になる。
 
この仕組みは、世界中でますます広がると思います。
 
そして、人にわかりやすく貢献する、お役に立つというのが、人材の確保にもつながってきているのです。
 
 
 
 

講師紹介

野田宜成(継続経営コンサルタント/ビジネスミート代表)

「事業を永続させるには、社長が我社の守るべきもの、変えていくべきのものを明確にし、効果的な仕組みをつくることが重要」と主唱する継続経営コンサルタント。 朝礼に役立つメルマガ「本日の名言・格言」はのべ2700号を超える。 神奈川大学卒業後、日産車体に入社。エンジニアとしてプロジェクトの...>もっと見る

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