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2017.02.10

第39回 「オーストラリアでは、 世界一、最低賃金が高く、労働時間が短いとどうなるかが見える!」

継続経営 百話百行

先日真夏のオーストラリアに行ってきました。
これからの日本がどうなるかを知るために、経営者はオーストラリアを見に行くべきだと、今回も経営者と供に見て回りました。
 
なぜ見るとよいか?
 
それは、世界一、最低賃金が高く、労働時間が短いからです。
日本も、この方向に向かおうとしています。この方向に向かうと、どうなるかがオーストラリアで垣間見れるのです。
 
オーストラリアは、
 
英国・エコノミスト誌の調査部門「エコノミスト・インテルジェンス・ユニット(EIU)」が発表した
「世界で最も住みやすい都市ランキング2016」
調査は安全性、医療、文化・環境、教育、インフラの5項目で評価される
 
その中に
ベスト10の中にオーストラリアの都市が
3つも入ってます。
 
 
第1位のオーストラリアのメルボルンは、6年連続で1位に選ばれ、100点満点中97.5点を獲得したのです。
第5位のアデレード、第7位のパース
の3都市が、ベスト10入りです。
 
 
それだけ住みよい国がオーストラリア。
第1位のメルボルンは
町並みも綺麗で、季候もよくて確かに住みやすそうです。
 
(写真:メルボルンの町並みの風景)
 
keizoku39no1.jpg
 
keizoku39no2.jpg
 
 
  
 
 
そして、
街中を走っているトラム(路面電車)は
中心街では、運賃無料です。
 
(写真:町中を走る、トラム)
 
keizoku39no3.jpg
 
 
(写真:無料の表示)
 
keizoku39no4.jpg
 
 
 
 
 
よい町の条件は移動のしやすさがあるので
その点でも住みよいのだと思います。
 
もう一方の都市、シドニーは
オーストラリア最大の都市。
でも、首都でなく、首都はキャンベラです。
 
シドニーの人口は都市圏人口で、460万人。
平均所得が 58,433豪ドル(約526万円)
500mlの水が、スーパーで3ドル位(270円)なので、物価は高いです。
 
最低賃金は、世界一高く17豪ドル(約1500円)ですが
 
2016年7月1日から、2.4%引き上げ
時給17.7豪ドル(約1522円)
 
となっています。
 
 
 
すると、どうなるか?
経営者の立場なら分かるように
自動化できる物は自動化します。
 
だから、
スーパーのレジは、ほとんどが無人レジ。
(写真:無人レジ)
 
keizoku39no5.jpg
 
 
 
 
 
空港のチェックインも無人が多いです。
 
そして、
空港の入国審査も、無人に変わっていました。
「2016年6月20日から日本人渡航者へのオーストラリアのSmartGate(スマートゲート)開始」
 
 
keizoku39no6.jpg
 
 
 
入国審査の前に
数多くのスマートゲートという、自動でパスポートを読み取り
画面で3つの質問に答えると
チケットが出てきて、それを入れると、ゲートで写真を撮られ
ゲートが開いて、入国。
 
質問もすべて日本語で
何の不便も、ストレスもなく、5分で終了。
 
人がいなくても済む方法。
 
これが、本当に発展している国です。
 
つまり、
最低賃金が日本の2倍であるオーストラリア。
 
このくらい賃金が高くなると、自動化しなければならなくなり
それを考えておかないと、いけない時代を、去年よりもますます感じました。
 
日本でも、自動化や無人化というのが始まってきています。
飲食最大手のすかいらーくグループは
レジを無人にすることを始めたようです。
 
人を掛けるところ、人を掛けないところ。
しっかりと考えるときになりました。
 
 
オーストラリアは、外国人に対しても面白く
ワーキングホリデーでのビザ取得が30歳まで可能で
 
さらに面白いのが
 
もう1年延長でき
延長の条件が
 
3ヶ月間の指定された仕事に指定された地域で従事して
その証明書(Form1263)を持っていることが必須条件です。
 
 
指定された仕事は
いわゆる、3Kの仕事。
果物、野菜などの収穫など農業
漁業や真珠貝に関連する仕事
伐採、植樹、樹木の搬送などに従事する仕事
石炭、油田、ガス、鉱物などの鉱業に従事する仕事
建物の建造などに従事する仕事
 
となっています。
 
オーストラリア人がなかなか従事しなくなった仕事で
人手が欲しい人を
ココで補っているとも言われています。
面白い国です。
 
最低賃金も高く、安全で、住みやすい。
その反面、物価は高いです。
 
労働者にはものすごく住みやすく
経営者は、人件費が大変。
 
その乖離が広がり
起業家になる意欲は減っていくのかもしれないと
思ったのでした。

 

講師紹介

野田宜成(継続経営コンサルタント/ビジネスミート代表)

「事業を永続させるには、社長が我社の守るべきもの、変えていくべきのものを明確にし、効果的な仕組みをつくることが重要」と主唱する継続経営コンサルタント。 朝礼に役立つメルマガ「本日の名言・格言」はのべ2700号を超える。 神奈川大学卒業後、日産車体に入社。エンジニアとしてプロジェクトの...>もっと見る

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