第51回 DVD/CDが再生できない時の対処法

デジタルAVを味方に!新・仕事術

トレンド・新技術

2015.12.25

鴻池賢三(ディー・エー・シー・ジャパン代表)

 

DVDやCDが再生できない、あるいは再生中に映像や音が途切れる・・・といったトラブルはありませんか?

原因は再生機器の故障やディスクの不良などいろいろ考えられますが、これらを疑う前に、まずは再生機器のクリーニングを!
今回は、DVD/CDプレーヤのクリーニング方法をご紹介します。
 
■DVD/CDプレーヤーは定期的なクリーニングが必要
DVDやCDといった光ディスクは、レコードに比べてホコリに強いのは確かですが、クリーニングなどのメンテナンスが一切不要・・・という訳ではありません。
注意すべきはレンズ部分の汚れ。光ディスクはレーザー光線を利用して信号を読み取る仕組みで、ピックアップと呼ぶ部分のレンズが要です。DVDに至っては髪の毛1本分の太さに100本以上ものデータの溝を持つ微細な世界なので、レンズの汚れは大敵なのです。
そこでお勧めしたいのが、市販のDVD/CDレンズクリーナー。通常のディスクのように、再生機器にセットして再生するだけで、ピックアップレンズをクリーニングしてくれます。
ピックアップレンズは手が届かない内部の奥深くにあったり、また非常に繊細な部品なので、綿棒などを使って自身で作業すると、返って傷めてしまう心配も。その点、専用のクリーナーなら安心かつ簡単です。
 
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【写真】著者所有のDVDクリーナー
 
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【写真】ディスクにレンズ掃除ブラシが付いている
【製品例】
ビクターアドバンスドメディア CL-CDDWA
 
 
■ディスクの汚れも正しくクリーニング!
ピックアップレンズと同様に気を付けたいのが、ディスクの汚れです。手で扱うものなので、指紋のような皮脂が付着するのは日常茶飯事。しかし、クリーニング方法を間違えると、映像や音が途切れる原因となるキズを付けてしまうことに。
ポイントは拭き取る方向。中心から外周方向へと、円周方向に対して直角になるよう作業します。こうすることで、万が一キズが付いてしまっても、連続するデータの一部を損なうだけなので、再生装置でリカバリーできる可能性が高いのです。
因みに、レコードのように円周方向に拭いてキズが付くと、データが読み取れなくなリ、映像や音が途切れるといった問題を生じるスクが高まります。
 
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【写真】ディスクの拭き取りは、柔らかく清潔なクロスで、内側から外側へ。
 
 
さいごに
DVDプレーヤーには強力なエラー訂正機能があります。レンズやディスクが汚れていて、多少信号が読み取れない状態でも、何度も再トライを行うことにより、映像や音が途切れないようにしているのです。裏を返すと、映像や音に異常が無い状態でも、機器の内部ではこうしたエラー訂正作業が負担となり、レーザー光源やピックアップ部の寿命を縮める原因になります。
よって、映像や音が途切れたらクリーニングを行うのはもちろんですが、普段から定期的なメンテナンスを心がけたいものです。
ほか、機器の内部を少しでもクリーンに保てるよう、ディスクを機器にセットする前には、大きなホコリは払うように心がけましょう。ちょっとした注意でトラブルを予防できます。
 
 
鴻池賢三

講師紹介

鴻池賢三(ディー・エー・シー・ジャパン代表)

株式会社オンキヨーにてAV機器の商品企画職、米国シリコンバレーのデジタルAV機器用ICを手がけるベンチャー企業を経て独立。 現在、WEB・テレビ・雑誌等のメディアを通じて、AV機器の評論家/製品アドバイザーとして活躍中。その他、「ディー・エー・シー ジャパン」を設立し、AV機器関連企業の商品企...>もっと見る

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