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コミュニケーション

2018.11.30

第124回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方45「採用と社員教育Ⅰ」

デキル社員に育てる! 社員教育の決め手

前回、「社員教育を振り返って」についてお話しました。今回から「採用と社員教育Ⅰ」をお話します。

数年前のことですが、新人研修の終了後、質問があると一人の女性が近づいてきました。やる気満々の彼女の新人らしい質問に答えたあと、私はきっとこの会社でがんばってくれる人になるなぁと思いながら「内定を受けた会社の中でこの会社を選んだ理由は何?」と尋ねました。その時の彼女の答えを今でも鮮明に覚えています。一瞬考えるでもなくとても自然に「面接官がよかったから。こういう先輩のいる会社で一緒に働きたいと思いました。」でした。答えを聞いてとても納得をしましたし、これから同じ会社の一員として働く訳ですから、どういう人と働くかは大きな問題だと痛感しました。会社の規模や企業理念などは調べたらわかります。でもその中の人がどんな人かということまでは、例え会社の仲間というグループ写真が載っていても実のところわからないですよね。その意味で私は彼女の答えはとても印象残っています。

面接を受ける人は、それなりに時間をかけて面接の準備をしてきています。非常・身だしなみ・言葉遣い・話し方・アイコンタクト・所作などの知識も面接対策としてトレーニングしてきています。ということは、面接官を含めて会社側の方々の言動が思ったより気になったり、また自然に見えてくるということです。
学生が会社に見学にきたときも、同じことが起こります。現在は売り手市場です。また長い目で見た時の「人財確保」という意味でも、社員一人一人の言動がものをいいます。良い新人さんに入社してもらえるかどうかを決めてしまうほどの影響力があると考えてよいでしょう。

私は研修の講師をしているため、一年に何社もの会社を訪問します。この立場での経験から申しあげると、当たり前のレベルで気をつけることがあります。学生さんが会社見学や入社試験にあなた方の会社で最初に目にするのは何だと思いますか?人より先に、まず環境整備です。清掃を外部に依頼していても自分たちで清掃をしていても、「清掃は外部からの訪問者にとってかなり見えるもの」なので社員がきちんと意識できるかできないかで会社の印象を変えてしまうこともあります。

建物の築年数が少し古いとしても、心をこめて隅々まで丁寧に掃除が行き届いた建物は大変印象が良いものです。逆に割合新しい建物であっても雑なお掃除だと、社内の仕事ぶりさえ心配になります。心を込めて清掃がされている会社とそうでない会社に入った時では、ウェルカム度合が明らかに違うと感じます。

かつて研修で伺った会社での体験です。朝9時に研修を始めた部屋のドア近くに2センチ位のゴミが落ちていました。2センチ位という大きさは決して小さくないと思いましたが、気づいて拾う方がいないのです。意識がないと見えるものでも見えなくなるのかと驚きました。例え外部に清掃依頼をしていても自分たちの会社です。自分たちの会社に落ちているゴミは自分の仕事ではないなどと考えないで、サッと拾える人になって欲しいです。

先ほど「見えるものが見えない」と書きましたが、逆に会社に伺って「見えないものが見える」こともあります。それは人間関係が醸し出す大気の色です。これも外部から人を招き入れるときのポイントの高いウェルカムです。
本題に入る前にいろいろ触れましたが、ウォーミングアップとしてお読みいただけたら嬉しいです。  

講師紹介

松尾友子(コミュニケーションインストラクター)

「お客様に好かれてはじめてお取引が始まる」。そのためにはお客様とのコミュニケーションの大切さを社員一人ひとりが意識することが重要だと主唱。好感をもたれる「ビジネスマナー」、的確な「電話応対」、当たり前ができる「仕事の基本」など、きめ細やかな指導で、新人からベテラン社員まで多くの企...>もっと見る

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