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コミュニケーション

2018.11.16

第22回 AI時代に生き残る手紙の力 人との絆をつくり、心を強くする

業績アップにつながる!ワンランク上の手紙・メール術

 ここのところ秋晴れのさわやかな日が続きます。今年の夏は異常な猛暑でしたから、こうして過ごしやすい日が続いてくれると、なおさらありがたく感じられますね。

 さて、先日、わたしが代表をつとめる一般社団法人手紙文化振興協会の講師総会において、手紙アイテムのメーカーさん2社をお招きし「AI時代に生き残る手紙の力」と題してパネルディスカッションを行いました。

右:ゼブラ株式会社 広報室 室長 池田智雄様
中央:株式会社日本ホールマーク 代表取締役 畦地教子様
左:むらかみ

 手紙の力は数多くあります。ここでわたしが思うその一部を記載すると…、

【手紙を書くとき】
・相手のことを想像しながら言葉を選び、伝えたいことを丁寧に伝えられます
・文字をつづるうちに気持ちが落ち着き、高ぶった感情が穏やかになります
・伝えたい思いを言語化することで意思が強くなります
・文章を考える過程で頭の中のモヤモヤがすっきりと整理されます
・日ごろの感謝を言葉にして伝えられ、自己重要感が高まります

【手紙を受け取ったとき】
・文字から人肌や人間味を感じ、心があたたかくなります
・手間をかけてもらったことや大切にしてもらったことに気づき、感謝できます
・相手のことをじっくり想像したり考えたりする時間を持てます
・文字、紙、ペン、切手など言葉以外からも相手の人柄や性格を想像して楽しめます
・感性が刺激され「わたしも書いてみよう!」などと行動につながります


 ここではすべてを紹介できませんが、箇条書きしたところ、【書くとき】【受け取ったとき】それぞれ20近く思いつきました。

 中でもわたしが感じる最も強い手紙の力は次の2つです。
1.まわりの人との絆、信頼関係が築けること
2.心が強くなること

 ネットとスマホの発展により隣の席の人ともチャットでやり取りし合う今、何事もスピーディに効率よく作業することが求められます。それはたしかに便利で快適なことではありますが、その一方で、人肌のようなもの、温かみや心のつながりといった人間本来の欲求のようなものが失われ、私たちの心に「もどかしさ」が生まれているように思えてなりません。

手紙を書くときには相手の顔を思い浮かべてじっくりと言葉を選びます。
相手のペースを乱すことなく伝いたいことを伝えられる上、「ありがとうございます」「ご発展を願います」「ご自愛ください」といったよい言葉を綴ります。よい言葉は腕からも目からもおのずと頭の中・心の中に入ってきます。

その際、書き方のスキルを習得すれば、文章や文字の悩み、苦手意識がやわらぎ、今よりもっとのびのびと自分らしく書けるようになります。
どうぞぜひ、手紙の力を実感してくださいますように。毎日の仕事や暮らし、ひいては人生において、よろこびを感じる時間が今よりもっと長くなります。

講師紹介

むらかみかずこ(手紙文化振興協会 代表理事)

企業向け「小冊子」の制作を手がけた後、一般社団法人手紙文化振興協会を設立。読み手の心を引き付ける手紙の書き方と使い方、ビジネスで成果につながる文章の書き方を体系化。「メール・文章の書き方」の指導や文具の商品開発の支援や監修、NHK Eテレ「まる得マガジン/心が通じる一筆箋」講師として...>もっと見る

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