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第111回「食えなんだら食うな」(著:関大徹)

第111回「食えなんだら食うな」(著:関大徹)


3度目の緊急事態宣言が発令され、首都圏のデパート・百貨店や商業施設などが
軒並み臨時休館に。
 
宣言対象外の地域においても、自粛や制限が求められ、
全国的に静かな大型連休となる見込み。
 
残念に思う一方で、読書に励む好機とも言えます。
そこで今回、ぜひとも読んでいただきたい一冊、
『食えなんだら食うな』(著:関大徹)
 
111-1.jpg

 
食えなんだら食うな/amazonへ
 
です。
 
本書が初めて世に出たのは、今から約40年前以上のこと。
当時75歳だった曹洞宗大教師・関大徹氏による、入魂の一冊。
名著として高く評価されながらも、悲しいかな、長く絶版状態のまま、
中古市場で高値がつく、"幻のお宝"と化していました。
 
しかし、この程、東京・江戸川区にある名物書店、
「読書のすすめ」による"ドクスメレーベル"第一弾として待望の復刊!
 
明治36年生まれの老師が説く、骨太な人生論が評判を呼び、
重版に重版を重ねて、現在18刷のベストセラーとなっています。
 
目次を見ると、時流とは程遠い、それどころか、
かなり時代遅れのような印象すら抱く本書が、
なぜ今、それほど求められているのか?
 
そして、特筆すべきは、特に経営者やリーダーを対象に
書かれたものではないにも関わらず、
この上なく、優れたビジネス書としても楽しめることです。
 
たとえば、あの1929年の世界大恐慌の折、
経済の荒廃とともに、人心も荒廃していく中、
老師らのとった行動は、極めて見もの。
 
現在のコロナ禍と重なる部分もあり、
現状打開のヒントになるかもしれません。
 
また、個人的には、以下の"徳"に関する老師の言葉に
強い感銘を受けました。
 
これはこじつけだが、「徳」という字をよく見るがいい。
行人編(ぎょうにんべん)に十四の一心と書いてあるではないか。
十四年間、一つの心を持って行えば、かならず得るものがあるであろう。
もし、最初の十四年でだめなら、もう十四年がんばる。
 
 
他にも
 
・病なんて死ねば治る
・社長は便所掃除をせよ
・自殺するなんて威張るな
・地震ぐらいで驚くな
・死ねなんだら死ぬな
 
など、今、このご時世だからこそ一層心に響く、
名言や人生論が続々!
 
多数の著作を持つ実業家の執行草舟氏は、本書の復刊に寄せて、
 
  この本は私の命の「恩人」なのだ。
  いや、それだけではない。
  私が事業を起こすときの、その創業の決意を促してくれたのも本書なのだ。
 
と巻末にて、熱い想いを述べています。
 
経営者やリーダーとしてはもちろん、
今を生きる一人として、ぜひ読んでみてください。
読むほどに深い一冊!
 
尚、本書を読む際に、おすすめの音楽は
『クール・ストラッティン』(演奏:ソニー・クラーク)
 
 
111-2.jpg
 
 
です。
 
アルバムジャケットのカッコよさも含め、ジャズの歴史に残る名盤。
本書が最初に出版されたのは1978年ですが、
このアルバムは、それよりさらに20年前の1958年に録音された作品。
つまり、60年以上も前のものですが、古びるどころか、
今もなお輝きを放っています。
長きにわたって価値を持ち続ける本と音楽、
合せてお楽しみいただければ幸いです。
 
では、また次回。
 
 

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経営コラムニスト紹介

本のソムリエ・団長

本のソムリエ・団長 シブヤ駅前読書大学 学長 一里塚華劇団 主宰

パリ、ロンドン、オーストラリア…国内外で活動を展開する、インディーズ・エンタメロックバンド
「一里塚華劇団」を主宰。ボーカル&ギター。

音楽分野のみならず、ラジオDJ、写真家、講演&教育活動、食文化研究家、翻訳家…はじめ、テレビ出演や各雑誌への寄稿など幅広く、ビートルズの ポール・マッカートニー生家で流れる日本語ナレーションも担当するなど、その活動範囲は、とどまるところを知らない。

特に、年間1000冊以上の読書を楽しむ “本のソムリエ” としてつとに著名で、小中学校や教育機関からの、読書授業の依頼が殺到。 活字離れが加速化する現代、独特の読み聞かせを始めとするユニークな授業を通じて、読書と親しむキッカケづくり、日本語教育に情熱を注いでいる。

シブヤ駅前読書大学・学長、NPO読書普及協会・専任講師、文部科学省「青少年のためのオーサービジット」講師、 日本学びテーナー協会・名誉会長、ワクバカアカデミー・主任教授などを兼務。趣味は帽子集め。世界各地の100個以上所有。大の甘党で"スイーツプリンス"の異名をとる。 著書に「夢は見つかる。必ず叶う!」、「わたしの読書日記(寄稿)」などがある。

※本名非公表。“団長”の名は「一里塚華劇団」リーダーの肩書きと芸名も兼ねています
『本のソムリエ団長』ホームページ http://www.honsom.com

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