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第16回 役員退職金は、特別損失で計上していますか?
~会計事務所まかせだと、おそろしい結果になります~

第16回 役員退職金は、特別損失で計上していますか?
~会計事務所まかせだと、おそろしい結果になります~

今回のキーワード
「役員退職金」

決算書を5年分ほど拝見すると、時折、営業利益が極端に悪化している、という年度があったりするのです。大きな営業赤字なのです。
その前年や翌年は、数%の営業利益が出ているのです。
「どうしてこの年度だけ、営業利益がマイナスなんですか?」と社長に尋ねます。
すると、
「その年度は、前の専務が退職したので、退職金を支払ってますから。」
といった返答がきたりします。
「えっ、役員退職金なのに、販売管理費で処理しているんですか?」
「何かマズかったでしょうか?」
などというやり取りになるのです。
 
役員の退職は、めったにないことです。そのような費用は、特別損失で計上するのです。そうすれば、営業利益や経常利益は、黒字を確保できます。
会計事務所まかせにしておくと、このような処理をされてしまうことが多いです。
「最終の純利益は同じ損失額ですよ。」と言われます。
決算書を見るのは、税務署だけではありません。銀行も見ます。銀行は、営業利益と経常利益を見ます。だから、役員退職金のような大きな、その年度だけの支出は、特別損失で計上してほしいのです。
 
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経営コラムニスト紹介

古山喜章氏 アイ・シー・オー コンサルティング社長

古山喜章(ふるやまよしあき) 氏
アイ・シー・オー コンサルティング社長

1965年大阪府生まれ。89年関西大学卒業後、高級洋菓子の超優良企業アンリ・シャルパンティエに入社。
同社が年商20億円から160億円へ事業発展をたどる中、経理、人事、生産管理、広報など、主たる管理部門でのキーマンとして、成長する会社に不可欠な様々な制度導入や経営改革を先陣で指揮する。

2005年著名実力コンサルタント 井上和弘氏の経営指導機関、アイ・シー・オー コンサルティングに参画。
自身が現場実務で携わってきた、地場の小企業が全国ブランドへと急速に事業が伸びる過程での、お金・人・製造・販売…の思いがけない諸問題や解決のやり方を体系化し、企業の黒子として経営指導をおこなっている。2014年代表取締役社長に就任。
著書に、「経営者の財務力を一気にアップさせる本」がある。

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