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第16号 「エナジービール」

第16号 「エナジービール」

  前回に続き、ドリンクの話題をもうひとつ。


  米国ドリンクトレンドとして外せないエナジードリンク(栄養ドリンク)。日本でも発売されたレッドブルを筆頭に、
スーパーマーケットの棚を占拠(写真下・左)。ホールセールクラブのコストコでも、一大勢力として幅をきかせている
(同・右)。
 

    そして、数年前から、エナジードリンクをウォッカやツアカ(イタリアンリキュール)で割って飲むカクテルが
若者の間で人気となり、この流行に目を付けたビール大手は「エナジービール」と呼ばれるニッチの新分野に次々と
参入をはじめた。


  例えば、バドワイザーでおなじみのアンハイザーブッシュ社は、2004年から、カフェイン、高麗ニンジン、
ガラナを含むビール「ビー」の販売を開始。2005年には明るいオレンジ色が特徴的な「ティルト」を投入した。

  また、英SABミラーは、先日(2006年7月3日)、マッケンジー・リバー(米サンフランシスコの飲料メーカー)から、
カフェイン入りのエナジービール「スパークス」と「スチールリザーブ」を2億1500万ドルで取得することで合意したことを
発表した。

  スパークスは2003年のデビュー以来、伸び率が毎年100%を越え、2005年の販売量は27万バレルを記録。
低迷するビール市場ではキラリと光る成長振りを見せている。
 


  エナジービールは、カフェインとカフェイン類似成分を含んでいるものが多く、各ブランドとも「覚醒」「活気づけ」を
ポジショニングの核としている。

  顧客ターゲットは、飲酒年齢に達したばかりの21歳~27際。(アメリカではお酒は21歳から。一部州により異なる)。
スターバックスのフラペチーノを愛飲する層、レッドブルなどのエナジードリンクを好む若者としている。

  狙いはあくまでアルコール初心者層。1億2700万人を数える飲酒可能な大人をマスとして捉え、
開発されたものではないというところが、従来のビールと大きく異なる点だ。


  エナジービールは、大人は大人でも、新しいライフスタイルと価値観を持つ人のための
アルコールドリンクなのであろう。


  味は・・・、アメリカにいらした折に、お試しを!
 

■その他、ひとくち情報
  こちらは、アルバートソンズが2006年1月に発売したプライベートラベル「リコシェ」。
アルコール・エナジー・ドリンクだ。

  同社は同カテゴリーのプライベートラベルを販売する、最初のリテイラーとなった。「リコシェ」は、
シトラスフレーバーで、アルコール度数6%。シベリアンジンセン、ガラナ、カフェインが入っている。

  アルバートソンズの系列店で独占的に販売。内容量8.4オンスで1本$1.99。(この日は1本$1.00で売られていた)。
 

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経営コラムニスト紹介

Food Information Technology フードビジネスコンサルタント 山本洋三氏

山本洋三氏
Food Information Technology
フードビジネス
コンサルタント

米国の成功法則を、どうすれば日本で横展開できるのか…。

独自の『業態ワンボイス(ひとこと集約)』論コンサルティングの応用で、
米国のビジネスモデルをアレンジ。無理のない方式で日本企業への導入に
成功している注目のコンサルタント。


常に“まず訪ねる、まず観る、まず触れる”の現場主義を貫きながら、
「業態論」と「ブランドマーケティング論」の理論的側面からの考察をも併せて、
成功要因とリスク回避の方策を分析。
食品メーカーや大手料飲サービスFCをクライアントに有し、社長直属の
“知恵袋”としての情報提供や、年2~3度の帰国に合わせた
「流行・定点観測セミナー」の開催など、日米をフィールドに活躍中。


1957年兵庫県生まれ。79年、京都外国語大学英米語学科卒業後、渡米。
ロサンゼルス地区にてレストランに勤務。
その間、ハリウッド(映画・音楽・テレビなど)の授与式や
オープニング式典等のケータリング・演出を数多く担当する。


97年、その手腕を請われて流通コーディネーターに転身。
00年、フードサービス専門コンサルタントとしてMDPアソシエーツ
(カリフォルニア州モントレーパーク)に参画・独立。
01年、『業態ワンボイス』論コンサルティングをさらに拡げるべく、
フード・インフォメーション・テクノロジー
(FIT社、アリゾナ州スコッツデール)を設立、現在に至る。

山本氏が代表を務めるFIT社は、フード・ビジネスを中心としたコンサルの他、
「日本経営合理化協会アメリカ視察団」等、一般公募視察の現地コーディネート、
また、企業ごとにカスタマイズするオーダーメイド現地研修、米国企業との
交渉・業務提携の仲介業務などを専門支援する。

『アメリカ社会と外食マーケット論考』
(柴田書店「月刊食堂」2004年9月号~2005年2月号)
MOOK『NYデリ・カフェ、LAファストカジュアル』
(柴田書店)の構成・執筆協力、 『フードビズ』(株式会社エフビー、 15号より連載)
他、専門レポート等の執筆多数。

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