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第72回
女性以上に深刻な男の更年期障害「LOH(ロー)症候群」
~"朝立ち"が1か月以上ない人は要注意!
目指せ、生涯現役♪~

第72回
女性以上に深刻な男の更年期障害「LOH(ロー)症候群」
~"朝立ち"が1か月以上ない人は要注意!
目指せ、生涯現役♪~

 

 
「更年期って女の話だろ?」と思ったら大間違い。
男にも更年期障害があるのをご存知だろうか?
 
しかも、その症状は女性以上に深刻な場合が少なくないのだ。
 
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男性ホルモン(テストステロン)が減少し、更年期を迎えた男性に現れる病気の症状を、
医学的には「LOH(ロー)症候群」
(Late Onset Hypogonadism syndrome=加齢男性性腺機能低下症候群)と呼ぶ。
 
この「LOH症候群」が、近年、日本人男性に急増しているのだ。
 
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最近、何か元気がない、気分が落ちこみがちだ、集中力が続かない、すぐにイライラする、
頑固になった、涙が止まらないことがある、朝起きるのがツライ、不眠に悩んでいる、
のぼせたり冷え性になったりする、出不精になった、食事が美味しくない、性欲がわかない・・・
 
といった症状が男性に起こった場合、単なる加齢や心身の疲れのせいだけではないかも知れない。
 
特に、"朝立ち"が1か月以上ない人は要注意だ。「LOH症候群」の可能性がある。
 
以下、恐ろしい「LOH症候群」の実態と、
りゅうじん流「LOH症候群」の予防法・対策法を伝授しよう!
 
 
●一人の男が壊れてしまう背景に横たわる重大な肉体的疾病
 
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「一億総うつ時代」である。どこの職場でもうつで休んでいる人がいるのは珍しくないし、
誰しも軽いプチうつの状態に陥った経験があるに違いない。
 
女性にもうつの症状を訴える人はいるが、特に中高年の男性の患者が激増している。
 
また、男性の自殺や過労死は一向に減らず、今やニュースとして報じられても、
すぐに忘れ去られてしまうほど頻発している。
 
今までその原因は社会の問題だとされてきた。
たしかにますます複雑化する現代社会の中で仕事や家庭の問題でストレスがたまる。
あるいはすべて齢や疲れのせいにされがちだった。
 
しかし、それらが引き金となって一人の男が壊れてしまう背景には
もっと重大な肉体的問題が横たわっている場合があるのだ。
 
それが「LOH症候群」である。「LOH症候群」とは、
最近、日本でもやっと知られるようになってきた男性の更年期障害を指す。
 
 
●更年期障害は女性特有の病気ではない!
 
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更年期障害と聞けば、女性特有の病気だと思われがちだが、男の更年期こそ怖いのだ。
 
今までは男が心身の変調を来した際には、自分も周囲も齢や疲れのせいにしてきた。
 
しかし、よく考えてみてもらいたい。
女性にはあまり見られない過労死がなぜ男性に多いのか。
 
「俺の人生は一体何だったのか」と絶望し、一人寂しく死んで行く男が跡を絶たない。
 
増える一方の男の自殺も、「LOH症候群」で心身が弱っているところに
大きなストレスに見舞われるからだという見方もある。
 
古今東西、武将や政治家でも、男が仲間や部下の裏切りなどに憤り、
脳溢血や脳卒中で倒れて車椅子での生活を余儀なくされたり、憤死した話を数多く聞く。
 
しかし、女性は大声を挙げて激昂しても、気絶することはあっても、
憤死したという話はあまり聞かない。
 
また、世界中どこでも、男の平均寿命が女より短いのも
「LOH症候群」が影響しているとも言われる。
 
 
●男性の更年期障害「LOH(ロー)症候群」が女性以上に深刻なわけ
 
更年期とは、本来、「年が更(あら)たまる時期」という意味だ。
 
女性の更年期障害は、一般的に、閉経の前後5年ほどの一時的に通過する
トンネルのようなものだと言える。
 
生殖機能が失われ、女性ホルモンが卵巣から分泌されなくなることが
女性の更年期の主な原因だ。
 
程度の差はあるものの、どの女性も通過する症状であり、
年齢を重ねるにつれて治まって行く。
 
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しかし、男性の更年期障害「LOH(ロー)症候群」は一時的なものではない。
 
女性の更年期障害は、ホルモン投与で劇的な改善が期待できる。
ところが、男の場合、EDもうつも精神的な要素が大きいために、
ホルモン投与が必ずしも有効ではない。
 
男性ホルモンの減少に伴って起こる病気で、時間がたてば治るかと言うと、
どんどん減り続ける一方で、更(あら)たまらないのだ。
 
 
●男の更年期障害が知られるきっかけとなった故・はらたいら氏
 
男にも更年期障害があることが知られるきっかけを作ってくれたのは、
漫画家の故・はらたいら氏だった。
 
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彼は、2006年、肝臓がんのため、惜しまれつつ、63歳という若さで亡くなった。
 
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亡くなる前、突如、重い不定愁訴に襲われるようになり、
講演会の最中に倒れて救急車で運ばれることが何度かあり、
それがメディアで報じられた。
 
また、ミュージシャンのサンプラザ中野くん氏も、
更年期障害の症状があったことを告白している。
 
少しずつ浸透してきたとは言え、日本ではまだまだ理解されていない。
それが余計に「LOH症候群」の男性を追い詰めるのだ。
 
自分が「LOH症候群」なのではと思い当たる症状があるなら、
速やかに病院の内科などで診察してもらうことをお勧めする。
 
 
●男の事情が「LOH症候群」を悪化させる
 
男性の「LOH症候群」が女性の更年期障害より要注意なのは、
男社会の事情が深くかかわっている。
 
「LOH症候群」は、強いストレスが引き金となる。
男女を比べると、女性の方がストレス解消、ストレス発散はうまい。
 
というよりも、男社会はストレスを発散できないシステムになっている。
 
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例えば、女性は友達にグチを聞いてもらうことでストレス発散ができる。
 
しかし、男の場合、飲み屋で友達と飲んでも、クラブのホステスにお酌してもらっても、
「オレはもうダメだ」などと泣き言は言えない。
 
泣き言を言えば、落後者、負け犬の烙印を押されてしまうので、
仕事の場では常に緊張感の中で生きている。
家庭でも妻や子どもに泣き付くわけにも行かず、粗大ゴミ扱いで気も休まらない。
 
さらに子どもが巣立った後には妻とのすれ違いが増え、疎外感や孤独感にさいなまされる。
まさに「男はつらいよ」だ。
 
「LOH症候群」は、まじめに頑張ってきた人に出やすいと言われる。
さらにプライドが高いために、医者に行くこともできないので、
気が付くと危機的状態に陥っていることも多い。
 
そうとは気づかずに、「LOH症候群」の症状によって苦しんでいる男性も少なからずいる。
 
まずは、「LOH症候群」というものがあることを知ることが大事だ。
知るだけで気持ちが楽になれる。
 
はらたいら氏も「LOH症候群」の存在を知ったことで救われたと述べていた。
 
 
●60歳になると40代の25%も減少する男性ホルモン
 
男性ホルモン(テストステロン)は、20歳を過ぎると加齢とともに減少して行く。
 
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40歳前後から減少の速度が増し、60歳になると40代の25%も減少してしまう。
 
42歳の厄年を過ぎ、50代・60代の男性ホルモンが著しく減少する時期に
強いストレスに襲われると、「LOH症候群」の症状が強く現れる。
 
昨今、「LOH症候群」が急増している背景には、競争の激化、成果主義などにより、
社会がより高ストレス化してきたことも背景にあるに違いない。
 
男性ホルモンは強いストレスにさらされると作られなくなる。
体内から減少することで、さまざまな症状を引き起こす。
 
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身体的症状としては、ED(勃起不全)、不眠、疲労感、多量の発汗、頻尿、肩こり、
しつこい筋肉痛、頭痛、耳鳴り、めまい、動悸、ほてり、のぼせ、冷え性などが現れる。
 
精神的には、うつ、気力がわかない、集中力が続かない、毎日が楽しくない、
イライラする、キレやすいといった症状が出る。
 
「LOH症候群」によって心身が錆びつき、壊れてしまうのである。
 
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「LOH症候群」の症状は特に男性機能に現れることが多く、性欲が減退する。
朝立ちが1カ月以上なければ要注意だ。
 
肉体的、精神的に男らしさが低下することは、まさに男の沽券に関わる。
男としての自信を喪失し、自暴自棄になって、酒浸りになるなど悪循環に陥ることもある。
 
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●「LOH症候群」は"男性にとって最も恐ろしい病気"!
 
男性ホルモンには、骨を太くし、筋肉を強くする作用がある。
 
それが減少することによって、中性脂肪やコレステロールの代謝機能が低下し、
太りやすくなる。
 
その結果、内臓脂肪や皮下脂肪が必要以上に溜まりがちになる。
 
また、男性ホルモンは赤血球を増やす造血作用や血管を柔らかくする作用もあるので、
減少によって動脈硬化が起きやすくなる。
 
男性ホルモンが不足すると生活習慣病の発症リスクを上げると言われ、
「LOH症候群」はメタボや糖尿病など生活習慣病とも強い因果関係がある。
 
また、認知機能、記憶力、判断力のレベル低下を引き起こすと考えられる。
「LOH症候群」の患者を追跡調査すると、男性ホルモンが多い人よりも寿命が短く、
また、がんや心臓病、糖尿病、メタボになりやすいことが分かっている。
 
生活習慣病は、食事の量や質、運動習慣だけではなく、
男性ホルモンの減少が危険性を高めるのだ。
 
「LOH症候群」にかかることで、仕事も家庭もうまく行かず、
また、人間関係も維持できず社会に適応できなくなり、生きがいを失い、
さらには、色々な病気を併発する可能性も高まるのだ。
 
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「LOH症候群」が"男性にとって最も恐ろしい病気"だと言われるゆえんである。
 
 
●りゅうじん流「LOH症候群」予防法・対策法
 
「LOH症候群」の症状を悪化させないためには、
ストレスをためないように心がけることが大切だ。
 
男の一番のストレス解消法は仕事と家庭がうまく行くことだ。
しかし、当然、そうそううまく行くわけもない。
 
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ストレス発散のために趣味を持つと良いとよく言われるが、
ゴルフやマラソン、パチンコ、麻雀など、勝ち負けの要素のあるものは
逆効果になる場合もある。
 
座禅や写経、料理、釣りなども、男は極めないと気が済まないので、
かえってストレスをためかねない。
 
それよりも、映画や小説、スポーツ観戦など、自分自身が競わなくてよい、
バーチャルな世界のものを楽しむのがいい。
 
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そして、何よりも大切なのは、睡眠とバランスの取れた食事である。
私も手の冷えや頭痛、めまいなど「LOH症候群」の症状を感じることもある。
 
50歳を過ぎると眠りも浅くなりがちだ。
そこで、短くても深い睡眠を取れるように努めている。
 
しかし、メラトニンや睡眠薬は必ずしも良いとは言えないので、
深い睡眠をサポートしてくれるマクラと耳栓を愛用している。
 
朝食は必ず食べ、いろいろな野菜・海草・キノコ・納豆・ナッツ・果物・ヨーグルトなど、
3食ともに、なるべく多品目を摂るように心がけている。
 
また、気分転換には各地の神社を訪ねることにしている。
私は「神社エール」と呼んでいるのだが、神社からエール(応援)をもらえるのだ。
 
鎮守の森を歩くことは、森林セラピー効果もあり、清涼飲料ならぬ清涼運動だ。
 
そして、クヨクヨしないこと。でも、そうは言っても誰しも落ち込むことはある。
 
そんな時には、過去のもっと苦しかった時を乗り越えた経験や、楽しかったことを思い浮かべ、
「別に大したことはないじゃないか」と気持ちを切り替えている。
 
また、歴史書や古典を読む。
広い視点から見れば、今の自分の悩みなど取るに足らないと感じる。
 
また、笑いは一番の薬だが、落ち込んでいる時にお笑い番組などを見ると
余計に気が滅入ることもある。
 
心に体は引っ張られるが、体に心が引っ張られることもある。
とにかく声を出して笑ってみるのもいい。
 
逆に思いきり泣くことも心のリセットには効果的だ。
しかし、男はやせ我慢する生き物なので、自分の事ではなかなか泣けない。
 
そこで、自分以外のこと、例えば心を揺さぶられるドキュメンタリーや小説、
映画などで感動し、思いっきり男泣きすると気も晴れる。
 
「LOH症候群」対策術が男の人生後半戦の成否を分ける。
 
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経営コラムニスト紹介

マーケティングコンサルタント 西川りゅうじん氏

西川りゅうじん氏 マーケティング コンサルタント


1960年生まれ。兵庫県出身。84年一橋大学経済学部卒業。86年同大学法学部卒業。

在学中に企画プロデュース会社を起業し、30年にわたり赤字の年なく経営。
実家は創業以来63年間黒字の製造販売業を営む中小企業。

「ウォークマン」の販売促進、「ジュリアナ東京」のPR、「福岡ドーム」のオープニング演出、「六本木ヒルズ」「表参道ヒルズ」「三井本館」「コレド日本橋」「京都駅ビル」「上海金融環球中心」のコンセプト立案・商業開発、「愛・地球博」の“モリゾーとキッコロ” や 「平城遷都1300年祭」の“せんとくん”のデザイン及びネーミングの選定・広報、「つくばエクスプレス」や「成田スカイアクセス」の沿線まちづくり、本格焼酎マーケティング研究会座長としての芋焼酎の全国的な人気づくり、「龍馬伝」と連動した高知県「龍馬博」総合プロデュース、日本橋・吉祥寺・柏・瀬戸内7県・沖縄離島の地域活性化に携わるなど、産業と地域の“元気化”に 手腕を発揮している。

東京工業大学・早稲田大学・津田塾大学・甲南大学・東北芸術工科大学・松山大学の非常勤講師、拓殖大学客員教授を歴任。

厚生労働省「健康寿命をのばそう!Smart Life Project」スーパーバイザー
経済産業省「地域の魅力セレクション」審査委員長
林野庁「森林セラピー」戦略会議座長
(社)全国信用金庫協会「商店街ルネッサンス・コンテスト」審査委員長
観光庁「観光立国推進戦略会議」ワーキンググループ委員
神奈川県と横浜市が連携したまちづくり委員会「マグカル・テーブル」座長
兵庫県参与
長崎県観光PRアドバイザー
熊本県「企業力《1ランクUP!》プロジェクト」スーパーバイザー
(公財)にいがた産業創造機構アドバイザー
日光市まちづくりアドバイザー
小田原市観光協会総合アドバイザー
藤沢市駅前商店街活性化アドバイザー
都城市PRアドバイザー


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