“儲かっているのに、お金がないのはなぜだ! お金はどこへ消えた?”
“決算書を見たって、経営者として知りたいことは何もわからない…”
京セラの創業から8年目、過去の数字の分析に終始する決算報告にウンザリしていた稲盛和夫氏が、経理部長に投げかけた疑問です。
その後、稲盛氏は、経営の原理原則に則って、従来の会計が持つ疑問をひとつひとつ解決し、“実学”としてまとめられました。
この“実学”には、会計の疑問を解くのみならず、日々の事業経営での目の前がパッと開けるような経営のヒントが満載されています。
本コラムは、「京セラに学ぶ新・会計経営のすべて」を著し、その後、京セラの監査役として、実際に稲盛氏のもと“実学”経営に携わってこられた田村先生と小長谷先生の両氏が、中小企業のための実学の考え方と導入法、真のキャッシュが残る経営のすすめ方を披露。
顧問先の企業へ実際に導入し、業績向上に成功してきた事例を豊富にまじえながら、わかり易く解説いただきます。

ここ数年、売上が低迷し赤字に苦しんでいる会社の社長が、相談に来られました。 その社長いわく 「私の妻は、給料が下がって家計が苦しいのに、うまくやり繰りしてくれています。 いわば家計の経営者という存在です。それを見ていて、このやり方を経営に活かすことができれば、 会社を立て直すことができるのではないかと思うのです。」 まさしくその通りで、この社長はとてもいいところに気付かれたのです。 通常の場合、どの奥さんも家計の立派な経営者です。星野家の家計簿を見て下さい。 6…続きを読む


田村 繁和氏
株式会社経営ステーション京都代表取締役。京セラ株式会社(元)監査役。公認会計士・税理士。
早稲田大学卒業後、大阪国税局国税調査官を経て、経営ステーション京都を創業。
2005年6月、京セラの監査役に就任(〜2009年)
京セラ実学をベースとした中小企業のためのわかりやすい経営と会計を提案。
実学にもとづく、キャッシュフロー経営と部門採算制での経営会議で、
会社が生まれ変わっていただくことを使命としている。
最新刊DVD 『会計経営と実学』 の他、著書に、
「京セラに学ぶ新・会計経営のすべて」(共著、実業之日本社)
「社長の疑問に答える会計の本」(共著、中経出版)
「お金を残す強い会社の101の教え」(共著、清文社)
「小さな会社の必ずお金が残る経営の本」(共著、実業之日本社)他多数。
小長谷 敦子氏
株式会社経営ステーション京都。公認会計士・税理士。
早稲田大学卒業後、西武百貨店を経て、結婚・出産後、公認会計士・税理士となる。
京セラ実学をベースとした独自のコンサルティングで、中小企業のためのキャッシュ
フロー制度の構築と経営会議の指導に定評がある。
「子育て主婦の公認会計士合格記」(中経出版)
DVD「実学に学ぶ お金を残す3つの秘訣」(清文社)



