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第31回 悩みの原因は「こころ」ではなく「脳」にある

第31回 悩みの原因は「こころ」ではなく「脳」にある

どんなに経営が順調であっても、悩みから解き放たれないのが経営者です。
経営が順調であればあるほど、「こんなにうまくいくとことが、続くはずはない」と、優れた経営者は疑心暗鬼になるものです。一方で、「業績が上がらないのは、社員の士気が上がらないためだ」「いままでどおりの事業では埋没してしまう」など、ネガティブな思考回路が回り始めると、どんどん悩みは深くなります。

社長が悩んでも解決しない問題ももちろんあるでしょう。しかし、悩む以前に、「悩まない脳」に自分を鍛えておけば、悩みの種がやってきても、社長の脳の中で悩みが大きく育っていくことは止められるはずです。
人は悩み始めると自分の気持ち、すなわち「自分のこころ」が気になり始めます。
私自身も脳を知るまでは、自分のこころが問題なのだからと、こころを解読したり、こころの問題を論じ、説いている思想家、哲学者、宗教家、心理学者の話や書物を読み漁って、心の持ち方を変えようしていました。

しかし、まったく自分のこころが変わったり、悩みが解消したような気にはなれませんでした。
三十代になり、臨床家として医療現場の第一線で日々、患者さんの命に向き合っていると、雲を掴むようなこころを悠長に考えている暇はありません。日々戦いのようなものでした。
命を救う戦いには鋭い武器が必要です。そして、私はその武器を自分が手にしていたことに気がつきました。それがMRIです。1ミリの精度で脳の問題を解き明かすことができるMRI脳画像は、言葉を発しない子どもや大人のこころをわたしに見せてくれたのです。

「脳の形がこころを表す」
これには衝撃を受けました。

「結局、こころの問題を論じたり、説いている思想家、哲学者、宗教家、心理学者らには、こころが見えていなかったのだ」と気がついたのです。
実態がよくわからないこころを理論的に考えるやり方は、学者になるようなもので、学者の真似ができない人に悩みは解決しないことになります。
「こころが見えていない人に心の問題は解けるはずがない!」そう考え、私は、個人の脳の成長の違いに基づく「個人脳科学」を確立する決意をしました。
心理、すなわち、実態がよくわからないこころを理論的に考えるやり方では、決定的な問題は見ることができないのです。脳を見れば、悩みの原因がわかります。人は未成熟な脳番地が悩みの種になり、未成熟なままの脳番地からは、すぐにいい答えがでません。脳番地が成長し、初めてスムーズに脳が使えるのです。

すべてのリーダーへ伝えたいです。自分の脳から自分のこころを見直すことで、新しい自分が開きます。
是非、このテーマをよく考えて、今月を過ごしてみましょう。
 
経営者の脳の健康のために!

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経営コラムニスト紹介

医師・医学博士/脳の学校代表 加藤俊徳氏

加藤俊徳氏(医師・医学博士/脳の学校代表)

1961年新潟県生まれ。 株式会社「脳の学校」代表。加藤プラチナクリニック院長。昭和大学客員教授。発達脳科学・MRI脳画像診断の専門家。14歳のときに「脳を鍛える方法」を知るために医学部への進学を決意する。 1991年、脳活動計測法fNIRSを発見。現在、世界700カ所以上で脳研究に使用され、新東名高速道路走行中の脳活動計測にも成功。1992年、脳白質線維の活動画像法を国際学会で発表し、PCローターバー博士(2003年ノーベル医学生理学賞受賞者)に認められ、その後、脳個性の可視化に成功し「脳の枝ぶりMRI画像法」として実用化。胎児から超高齢者まで1万人以上のMRI脳画像とともにその人の生き方を分析。1995年から2001年まで米国ミネソタ大学放射線科MR研究センターでアルツハイマー病や脳画像の研究に従事。 帰国後、慶應義塾大学、東京大学などで、脳の研究に従事。脳酸素交換波動方程式によるCOE計測法を開発。自閉症、学習障害、ADHDなどの発達障害の病態と密接に関係する海馬回旋遅滞症を発見。2006年、株式会社脳の学校を創業し、ビジネス脳力診断法や脳トレシステムを開発。2013年、加藤プラチナクリニック を開設し、発達障害や認知症などの脳が成長する予防医療を実践。2017年、脳トレロボアプリ「Pepperブレイン」として、脳番地トレーニングがロボットに搭載。 脳の新しい見方「脳番地」論を提唱。脳番地を用いた脳トレーニング法を提唱した著書「脳の強化書」(あさ出版)シリーズは、37万部を越えるベストセラーになる。『今日からお金が貯まる脳トレ』(主婦の友社)、『脳を強化する読書術』(朝日新聞出版)『めんどくさいがなくなる脳』(SBクリエイティブ)、『発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング』(秀和システム)『100歳まで脳は成長する 記憶力を鍛える方法』(PHP文庫)など著書多数。
●特別講話収録 加藤俊徳の「脳の使い方」CD

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