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第28回「水分補給で、脳を整える」

第28回「水分補給で、脳を整える」

最高のパフォーマンスを発揮したいのであれば、
「喉の渇き」程度であっても、放置するべきではありません!
 
人間の身体の60~70%は水です。水があることで身体のすみずみまで、身体のエネルギーとなる酸素や栄養を運ぶことができています。
 
身体の中の水分は、自分で自覚することなく汗、呼吸、排泄物などを介して、失われてきます。身体の水分量が約1~2%でも失われると、「のどが渇いた!」などの身体の変化を感じ始めます。
 
この喉が渇いている状態は、喉が渇いていない状態と比べて、どのようなパフォーマンスの違いを生むのか?
 
画面上に正方形が表示されたら、できるだけ早くボタンを押すという課題を通じて、判断をして行動を起こすまでの反応速度がどう変わるかを調査した報告によれば(Edmonds,2013.Front Hum Neurosci.)、
 
喉の渇きを訴えていた人が、水分補給後に行うと、反応速度が約14%上昇したということです。(尚、喉が渇いていない人は、反応速度は変わらなかった)。
この他にも、水分補給が認知機能の好影響を及ぼすという報告もなされています。
 
つまり、水分補給をすることが脳の働きには重要だということです。自分がいつでもベストなパフォーマンスを発揮でするためにも、のどの渇きにも気を使ってのどが渇いたので、水を飲む!ことが必要です。
 
ちょっと忙しい時には、我慢してしまいそうな何気ないことかもしれませんが、その場合は、事前に水補給をしておきましょう。
 
このように、身体の反応に耳を傾けることで、気が付く体の変化サインを見逃さずケアすることで、脳もより良いパフォーマンスを引き起こせるようになります。
 
日々、素早い情報の処理や判断が必要となるリーダーにとって、
水分補給は、最近流行のマインドフルネスと肩を並べるほど、
脳にとっても大切なケア法と言えるのではないでしょうか。
 
そこで、今月の月刊脳番地トレーニングは、
「朝、昼、晩とコップ一杯の水分補給をする!」です。
 
気温が低い時には、ついつい水分不足に対して鈍感になりやすくなります。
意識的な水分補給を通じて、脳全体のコンディションを高めていきましょう。
経営者と社員の脳の健康のために!  
 
 
 
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バックナンバー

2017.05.26
第29回 脳のデフォルト・モードを「めんどくさい」から「やる気」に変える
2017.04.07
第28回「水分補給で、脳を整える」
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経営コラムニスト紹介

医師・医学博士/脳の学校代表 加藤俊徳氏

加藤俊徳氏(医師・医学博士/脳の学校代表)

1961年新潟県生まれ。 株式会社「脳の学校」代表。加藤プラチナクリニック院長。昭和大学客員教授。発達脳科学・MRI脳画像診断の専門家。14歳のときに「脳を鍛える方法」を知るために医学部への進学を決意する。 1991年、脳活動計測法fNIRSを発見。現在、世界700カ所以上で脳研究に使用され、新東名高速道路走行中の脳活動計測にも成功。1992年、脳白質線維の活動画像法を国際学会で発表し、PCローターバー博士(2003年ノーベル医学生理学賞受賞者)に認められ、その後、脳個性の可視化に成功し「脳の枝ぶりMRI画像法」として実用化。胎児から超高齢者まで1万人以上のMRI脳画像とともにその人の生き方を分析。1995年から2001年まで米国ミネソタ大学放射線科MR研究センターでアルツハイマー病や脳画像の研究に従事。 帰国後、慶應義塾大学、東京大学などで、脳の研究に従事。脳酸素交換波動方程式によるCOE計測法を開発。自閉症、学習障害、ADHDなどの発達障害の病態と密接に関係する海馬回旋遅滞症を発見。2006年、株式会社脳の学校を創業し、ビジネス脳力診断法や脳トレシステムを開発。2013年、加藤プラチナクリニック を開設し、発達障害や認知症などの脳が成長する予防医療を実践。2017年、脳トレロボアプリ「Pepperブレイン」として、脳番地トレーニングがロボットに搭載。 脳の新しい見方「脳番地」論を提唱。脳番地を用いた脳トレーニング法を提唱した著書「脳の強化書」(あさ出版)シリーズは、37万部を越えるベストセラーになる。『今日からお金が貯まる脳トレ』(主婦の友社)、『脳を強化する読書術』(朝日新聞出版)『めんどくさいがなくなる脳』(SBクリエイティブ)、『発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング』(秀和システム)『100歳まで脳は成長する 記憶力を鍛える方法』(PHP文庫)など著書多数。
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