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仕事術

第16回「Bluetoothで手軽に音質アップ」

デジタルAVを味方に!新・仕事術

はじめに

今、Bluetooth(ブルートゥース)を用いたワイヤレススピーカーやオーディオ機器が大人気。手軽にノートパソコンの音を拡声してプレゼンテーションの質を向上したり、スマホに入れている音楽を良い音で鳴らす事が出来ます。

今回は、そんなビジネスシーンでも是非活用したいBluetoothオーディオについて、概要やおすすめ商品をご紹介します。

 

Bluetoothとは?

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Bluetoothとは、PAN(Personal Area Network)と呼ばれる、個人用の近距離接続を前提とした無線技術の規格の一つです。WiFi(無線LAN)がオフィスや家庭で複数のコンピューターや共有装置の接続に使用されるのに対し、Bluetoothは、ある個人が所有するマウスやヘッドホン等を無線化する仕組みと考えると良いでしょう。

PANを実現する無線技術はBluetooth以外にもいくつかありますが、Bluetoothは現在発売されている殆どのノートパソコン、携帯電話、スマートフォンなどに搭載されている、言わばデファクトスタンダード的な規格です。よって、無線接続機能を搭載する周辺機器もBluetoothを採用するのが標準的になっています。

Bluetooth自体はそれ程新しい技術ではありませんが、ここ最近、同技術に対応したスピーカーやオーディオ機器が急速に増えてきました。理由は、親機となる携帯電話やスマートフォンの爆発的な普及と、それによる関連部品のコストダウンなどが背景にあるようです。

 

■ 活用シーン(1) ~プレゼン編(PCを利用)~

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会議室や出先でのプレゼンテーション。スライド資料がメインで音はオマケ・・・と言うのが現状でしょう。音は発表者の肉声があるから不要かもしれませんが、もしノートパソコンから発せられる貧弱な音ではなく、オーディオ装置から出る、質も量も豊かな「音」を前提にできるなら、動画を盛り込むなど、資料作りや演出方法も変わるかもしれませんね。

パソコンとBluetoothスピーカーの無線接続は、最初に一度、「ペアリング」と呼ばれる簡単な紐付け作業を行うだけ。パソコンとBluetoothスピーカーは1対1で接続するので、セキュリティーの面でも安心です。2度目以降の接続は、原則Bluetoothスピーカーの電源を入れるだけで、音声出力は、自動的にパソコン内蔵のスピーカーから、Bluetoothスピーカーに切り替わります。

 

■ 活用シーン(2) ~音楽観賞編(スマホを利用)~

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オフィスや出張先のホテルで音楽を聴いてリラックスしたい時もあるはず。そんな時は、スマホに入れている音楽を、Bluetoothスピーカーに飛ばしましょう。普段のイヤホンとは違った開放感が得られるはずです。音質に優れた製品を選べば、より本格的な音楽鑑賞も楽しめます。

接続方法は原則パソコンと同じで簡単です。ほぼ全てのスマホや携帯電話はBluetoothに対応していますが、Bluetoothスピーカーを購入する前には必ず、お手持ちのスマホがBluetoothに対応しているかご確認を。

最近では、ホテルの客室にBluetooth対応のオーディオ装置や目覚まし時計ラジオ兼用の簡易スピーカーを設置しているケースも見かけるようになりました。

 

■ Bluetoothオーディオ 製品例(形態別のおすすめ一例)

1. 持ち運び、出張のお供に(充電地内蔵の小型タイプ)

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製品: XtremeMac SOMA BT (型名:USB-SBT-14)  実売価格9,000円前後

充電地を内蔵し、電源ケーブルもワイヤレスで持ち運びも自由な小型のBluetoothスピーカーです。マイク機能を内蔵し、スマホと組み合わせてハンズフリー通話も可能です。

 

2. 自宅でじっくり音楽鑑賞 (据え置き・音質重視タイプ)

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製品: KENWOOD K-531   実売価格35,000円前後

据え置き型のミニコンポシステムにBluetooth機能を搭載。Bluetooth接続はこれまで音質面でやや低評価でしたが、本機なら非常に高音質で、クラシックやジャズも充分に楽しめます。

 

3. テレビにオーディオをプラス (テレビ兼用タイプ)

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製品: 三菱 REAL MD3シリーズ(型名:LCD-40MDR3)  実売価格150,000円前後

HDD/ブルーレイレコーダー内蔵の46型液晶テレビ。前面にスピーカーを搭載し、音質を重視したテレビに、Bluetooth機能を搭載。テレビを見ない時は、スマホの音楽を楽しめます。オーディオ再生時は、テレビ画面が消灯する省エネ機能も。

 

 さいごに

Bluetoothオーディオは、個人用のコンパクトなタイプが人気ですが、製品の種類や数はとても豊富です。携帯型や据え置き型、音質重視やデザイン重視など、用途や好みに合った一台が見つけてください。

また、今回ご紹介した製品のように、Bluetoothに対応した据え置き型オーディオやテレビなどに加え、照明器具にスピーカーを内蔵した製品も登場予定と、ますますバリエーションも豊富になりそうです。これからのオーディオは、Bluetoothにご注目を!

鴻池賢三

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