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第20回「良い企業は「ファミリー」と「公私混同」がキーワード!?」後編

第20回「良い企業は「ファミリー」と「公私混同」がキーワード!?」後編

前々回、18回のポイント1 「働くための安心感」の続きとして、今回は、下記を書かせていただきます。

ポイント2 「何をがんばるのか?」 

ポイント3 「環境とは、仕事場+雰囲気」


■ポイント2 「何をがんばるのか?」

経営者として、前提にしておかなければいけないのが、「人は誰もが、頑張る」ということです。

無駄ながんばりを従業員にさせるのは、経営者の責任です。前にも述べたように、経営者の最大の仕事は、「キャッシュポイント作り」つまり、儲けの仕組み作りです。頑張った先に結果が出るというのが「仕組み」ということになります。

では、「何を頑張ると良いか?」アメリカの企業の事例をいくつか紹介します。

1つ目は、1971年運航を開始し、1973年に黒字化してから以後、41年間一度も赤字になったことがない世界で唯一の航空会社「サウスウエスト航空」です。ここは、すべての結果が、この1つのことを頑張れば良いと、「10分リターン」というのを掲げています。

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(会議室に掲示してある 「ten-minute TURN」(10分リターン))


これは、飛行機は動いているときにしか利益をもたらさない、だから、とにかく他社よりも1機あたりが、たくさん飛べば利益率が上がるということで、停泊する時間をなるべく短くするために、タラップについてから、離れるまでを10分ですることを目標にしているのだそうです。

他社と比べると、1.3倍以上1日の平均飛行時間が長いそうです。この結果、ここを頑張ると、会社が儲かり、従業員に還元できるということです。

2つ目は、1992年に単位面積あたり売上げNo.1で、ギネスブックにも載った「スチューレオナード」です。ここは、私から見ると、世界一楽しいスーパーで、子供がぐずらず、世界で初めて「ワンウエィショッピング(一方通行ショップ)」を成功させたお店です。ここの1つのがんばりは、レジにありました。

通常、日本のコンビニエンスストアでは、お客様が並ぶと、レジはどうなりますか?

そうです、待たせてはいけないので、誰かがすぐに来て、2つ目のレジを開けます。本当にこれが良いのでしょうか?

スチューレオナードは、待たせてはいけないので、レジの人の処理速度を上げる訓練をします。結果、待たされないようになるのですが、どちらが、生産性がよく、どちらが、結果利益が出るのでしょうか?

OECDの中では、2012年で見ると、日本は、34カ国中21位。先進7カ国の中では、1994年から19年連続で最下位だそうです。もしかすると、生産性の考え方を変えないといけないのかも知れません。

スチューレオナードでは、レジは、1週間に1度レジの作業速度を測定し、お客様の見えるところに張り出し、速度能力を上げることを促しています。

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(個人別レジ作業速度)

 

■ポイント3 「環境とは、仕事場+雰囲気」

仕事場の雰囲気が、良い企業の特徴のようです。その雰囲気は、リラックスできる「家庭」のような空間作りと、頑張ることに「集中」できる環境とこの2つの両立がされているようです。

前述のサウスウエスト航空の職場は、本当に楽しそうで、家のような空間作りをしてと、言っているようです。

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(本社の廊下、壁に写真がいっぱい)

 

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(部屋は、まさに家のよう)

 

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(写真が家のように貼ってあるが、整理整頓されている机)

 

「パタゴニア」の会社の入り口には、サーフボード立てが置いてある。まさにサーファーの家の玄関と同じようです。

 

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(写真:パタゴニア創業者イヴォン・シュイナード氏と筆者)
 

世界最大のデザインファーム「IDEO」も、リラックスと集中が両立できるようになっていました。

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(写真:IDEOの会議室、壁に書かれているのは有名な標語)

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(写真IDEOの入り口)

数多くの良い企業を見てきました、私が思う良い企業とは、従業員・お客様が、喜びと満足があり、そして、利益をちゃんと出している、その結果として、経営者に、幸福感があるところのようです。

そして、それらの企業には、共通点があり、それが「ファミリー」と「公私混同」でした。

ファミリー=家族のように扱う、家族のようであるということを考え、追求するために、一生懸命働き、その結果として、利益が生まれるというようになっているようです。真の良い会社とは、最近「公私混同」の方が良いのではないかと思うのです。

従業員の人の家族が倒れた、その人は車を持っていない、「会社の車を使え!!」と言える会社の方が、結果として、従業員は感謝の気持ちで一生懸命働くのではないでしょうか?

会社は会社、プライベートはプライベートと言っていると、ギスギスして、楽しさも半減するのかもしれないと、思うのです。日本の昔の会社のように、上司の家でご飯を食べたり、引っ越しの時に、休みにもかかわらず手伝ったり、「家族なら当然でしょ」ということをやり続けた方が働く職場が楽しくなるのではないかなと思います、それを実現するためにも

 

3つのポイント

ポイント1 「働くための安心感」

ポイント2 「何をがんばるのか?」

ポイント3 「環境とは、仕事場+雰囲気」

を進化する企業が1つでも多くなれば良いなと思います。

こんな企業が増えるお手伝いをコンサルティングを通じて出来たら良いなと思っています

(写真はすべて筆者撮影)

 

 

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経営コラムニスト紹介

ビジネスミート代表 野田宜成氏

継続経営コンサルタント/ビジネスミート代表 野田宜成氏

事業を永続させるには、社長が我社の守るべきもの、変えていくべきのものを明確にし、手を打ち続けることが重要と主唱する継続経営コンサルタント。

神奈川大学卒業後、日産車体に入社。エンジニアとしてプロジェクトの第一線で継続した品質向上、生産効率の改善に従事。その後、大手経営コンサルタント会社に転身し、不易流行を元とし、改善と継続を経営指導に 導入。メーカー、サービス、物販店、通販会社などの売上向上の指導で辣腕を奮う。

独立後も継続経営をテーマに経営指導を実践。今までに7000人以上の経営者と会い、500社以上の企業を指導。短期的な視点だけの数字にとらわれず、常に売上を向上させ、事業を継続させる仕組みを指導する。また、成熟した日本市場を背景に、経営者のアンテナ代わりとなり、中国、シンガポール、タイ、ミャンマーなどアジア新興地域、英国、米国などの先進国にも積極的に足を運び オーナー経営に役立つ経営情報を取集。豊富な実務経験とその行動力から生まれる新しい視点は全国の社長から定評を博す。愛知県出身、1966年生まれ。

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