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第86回 「Something on Japan」「For beginners」のコンセプトが 外国人・日本人の心をつかむ

第86回 「Something on Japan」「For beginners」のコンセプトが 外国人・日本人の心をつかむ

OnJapan CAFÉ(オンジャパンカフェ)

 

『OnJapan CAFÉ』店内。
通行人にも興味をもってもらうために全面ガラス張り。

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焼酎テイスティングイベント。日本通の在日外国人講師によるイベントも多い。

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ランチメニュー。国際感覚豊かなスタッフが、「発酵」「季節」「Something on Japan」を
テーマに和食の良さを活かしつつ外国人にも食べやすい献立を考える。

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5月に開催された主催イベント。3部構成でセッション1では、
和菓子の器スタイリストの諸星みどり氏が和菓子づくりを実演しながら器との相性を語った。

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スポンサー企画。6月11日から3週間、「MADE IN RYUKYU」の工芸品にこだわる卸売業の
ゆいまーる沖縄の商品が展示された。それに合わせてカフェの料理も沖縄テイスト。

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円安による外国人観光客の増大やオリンピック招致決定などをきっかけに、様々なインバウンドビジネスが登場している。昨年11月に原宿で誕生した『OnJapan CAFÉ』もそのひとつ。店舗で開催される「Something on Japan」「For beginners」をコンセプトにした体験型イベントが好調だ。
 
イベントのジャンルは、文化から食まで幅広い。たとえば5月には「書道ワークショップ」「墨絵あそび」「はじめての華道」「和食にオリーブオイル」「聞香会」「初めてさん焼酎セミナー」「和菓子を愛でる会」といったイベントが開催された。一般に食に関するものはアジア人に、文化に関するものは欧米人に人気が高いという。
 
「Something on Japan」「For beginners」をコンセプトにした理由のひとつは、イベントへの参加のハードルを下げることだ。対象者には、もう少し日本文化について知りたいと考えている日本人も含まれている。加えて、「For beginners」にすれば講師を探すのも容易になるし、「Something on Japan」とすることで企画の自由度も増す。日本文化に造詣が深い外国人講師が活躍しているのは、その例だ。
 
通常のイベントは、カフェの半分程度を使った定員10名ほどの小規模なもので、カフェ自体は通常営業している。イベントを見たカフェの客が途中から参加してくることは珍しくないという。店舗全体を使ったカフェ主催のイベント、企業主催のイベントもある。いずれも参加費は、1000円台から1万円台。大半のイベントは食事やアルコール代などが含まれている。
 
カフェの起上げ期は日本人客が中心だったが、現在では外国人客比率が2割まで高まってきた。外国人については、当初は日本在住者が多かったが、最近は海外から予約を入れてくる観光客が増えてきた。ネットでイベント検索すると、同カフェが上位に表示されるようになったからだ。
 
もっともあまりに外国人が増えれば観光地然として魅力がなくなる。目標は外国人比率5割。日本人と外国人が半々のイメージだ。日本文化をひとつのきっかけに、日本人と外国人が焼酎でも傾けながら交流できるような空間にしたいという。
 
同カフェを経営しているのは、PR事業やマーケティング事業を手掛けている原田有紀子氏。外資系企業のクライアント実績も豊富な同氏によれば、『OnJapan CAFÉ』には新たなビジネスを生む文化交流のプラットフォームに育てる狙いがあるという。
すでに、実際の日本文化を見に行く「オプショナルツアー」事業が生まれた。冬には秋田で日本酒の酒蔵を訪問、今後は静岡でお茶と酒を楽しむ英語でのツアーなども企画中だ。その他、人力車体験、着物体験といった短時間のツアーも増やしている。
 
また、最近では中小企業を中心に日本から外国人観光客や海外市場に商品やサービスを販売したいという相談が寄せられるようになっており、8月からは中小企業のために進出予定国の人を集めて商品やサービスの感想を聞くグループインタビュー事業も本格スタートするという。もし、本格的に進出するのであれば更なる情報収集や現地ネットワーク作りなどのサポートも可能だ。さっそく7月後半からは山梨県産の桃をカフェで紹介する企画があり、外国人の反応を集めて今後の輸出拡大のヒントが得られればと期待されている。
 
『OnJapan CAFÉ』は、文化交流のプラットフォームをつくることで、次々にビジネスを生み出しはじめた。少子高齢化、情報化、グローバル化をはじめ、現在は社会構造が大きく変化し、新たな市場がどんどん生まれつつある。文化交流に限らず、ビジネスチャンスにあふれたプラットフォームが求められる分野は沢山あるはずだ。(カデナクリエイト/竹内三保子)
 

◆社長の繁盛トレンドデータ◆
『OnJapan CAFÉ』

〒150-0001
東京都渋谷区神宮前6-8-1
TEL/FAX:03-6434-1228
営業時間:平日 10:30–22:00 (LO 21:30)
     土曜日、日曜日、祝日 11:00–20:00 (LO 19:30)
Free wifi / non-smoking

http://www.onjapan.tokyo/jp/
 

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雑誌、書籍、PR誌の編集プロダクション。『月刊ビッグ・トゥモロウ』(青春出版社)、『週刊東洋経済』(東洋経済新報社)などで執筆。その他、PR誌、社内報などの制作を手がけている。著書『小資本で、でっかく儲ける法則』『「イベント」で繁盛店』(同文舘出版)。執筆協力には『大失業時代の勝ち残り経済学』(青春出版社)『とげぬき地蔵経済学』(メディアファクトリー)『かけがえのない「スキル人間」になる』(光文社)をはじめ多数。

株式会社カデナクリエイト ホームページ
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